iPhoneの優秀なコンシェルジュ「Siri」。なにか困ったことがあれば、とりあえず Siri に尋ねれば、大抵のことは解決したりする。
しかしそれでもイマイチ使われていないのは、おそらく「恥ずかしいから」ではないだろうか。
ぼくもいまだに「iPhoneに向かって話しかける」という行為に慣れない。特に人が多い場所で「ヘイ Siri」なんて、こっ恥ずかしい。日本人なのに「Hey」っていうこと自体、抵抗が……。
そこで便利なのが、声を使わず、テキスト入力だけでSiriを使う方法だ。これならどんな場所でも、思う存分にSiriをこき使える。
テキストだけでSiriを使う設定と使い方
設定方法は簡単だ。
設定アプリを開いて、「アクセシビリティ」→「Siri」と進み、「Siriタイプ入力」をオンにする。これだけだ。
Siri を使いたいときは、電源ボタンを長押しする。すると Siri が起動するのだが、いままでと違って、キー入力が求められるようになっている。
あとはいままで通り、Siriにお願いしたいこと、聞きたいことを入力すれば良い。
Siriの便利な使い方
さて。いままであまり Siri を使ってこなかった人にとっては、結局どうやって使ったら良いのか悩んでしまうところだ。
そこでぼくからの提案は「iPhoneで行う行動の、最初の一歩をすべて、Siriに変えてみよう」というものだ。
たとえばアラーム。いつもなら「時計」アプリを起動するところだが、これからはSiriに「5分でタイマーをかけて」と入力しよう。「7時半に起こして」でもいいかもしれない。
たとえばインターネットでの調べ物。Safariを起動する前に、Siriに「長野のおすすめスポット」と入力しよう。すぐにWebでの検索結果を返してくれる。
家までの帰宅経路を調べたいなら、マップを開かずに、Siriに「自宅への経路」と入力。そうすれば道順をすぐに調べてくれる。
このように、いろんな行動の最初の一歩を、一挙に引き受けてくれる。そうすれば必要な手順が少なくて済むことも多い。ぜひ試してみてほしい。