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快適さがカンストしたヘッドホン「Bose QuietComfort 45」が気に入ってる8の理由

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軽くて疲れないヘッドホンを探し求めつづけて、ようやくたどり着いたのが「Bose QuietComfort 45」だった。

決して安くはないが、手に入れた価値はあったと大変満足している。そこで今回は、購入に至った経緯や感動した理由についてお話しようと思う。
ただ、概要やカタログスペックは公式サイトや他のブログで書かれているので、わざわざ私のほうでは書く意味はないだろう。

また、私は前モデルである「Bose QuietComfort 35」を使用したことがないので、性能比較はできない。このレビューで書くのは、あくまで「Bose QuietComfort 45」としての絶対的な評価であり、純粋に私が感じたままを書き連ねている。

忖度もなく、媚びを売る相手もいない。そんな私の、ありのままの感動をお伝えできたら幸いだ。

長時間つけてても疲れない "軽さ"

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「Bose QuietComfort 45」の重量は240g。一般的なヘッドホンの重量が250〜300gで、200gを下回るとかなり軽量な部類になる。

数値だけみれば、「Bose QuietComfort 45」は極端に軽いわけではない。わけではないが、数値よりも軽く感じられる。

これはおそらく、重量だけでなく、ヘッドホンとしての全体の構造に起因しているのだろう。

ヘッドバンドやイヤーパッドが柔らかく、非常にクッション性に優れている印象だ。
イヤーパッドもほどよい大きさで、耳をすっぽりと覆い隠してくれる。耳に引っかかって余計な重量を感じることがない。

なにより締めつけ感がないのが "楽" に感じる大きな要因だろう。

「Bose QuietComfort 45」を手にした人は、口を揃えて言う。「締め付けがきつくなくて気持ちいい」と。実際に装着してみると、私も強く実感した。

耳を押さえつけられるような圧迫感がなく、軽く包み込むような感覚。実際に4〜5時間ぶっ通しで着けていても、負担を感じずに仕事を続けられた。

この快適さこそ、前モデルである「Bose QuietComfort 35」から継承され、愛され続けてきた理由なのだと理解した。

物理ボタンで間違いなく操作できる

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「Bose QuietComfort 45」には、左側にノイズキャンセリングのモード切り替えボタンがあり、右側に再生・音量の上下・電源のボタンが付いている。

物理的なボタンが付いているので、指先の感覚で押すことができるし、目で見て電源がONになっていることを確認できる。これがとても助かるのだ。

私は以前「Bose Noise Cancelling Headphones 700」を使っていたのだが、こちらはすべてタッチ操作で、誤操作を頻発してしまった。指先で上だ右だとスワイプしても、目で見てタップするわけではないので、正確な操作が難しいのだ。

電源のオン/オフの切替も同様だ。ボタンを長押しして電源を切り替えるタイプだと、見た目だけでは電源が入っているのか、それともOFFの状態なのかの判断が難しい。

学生時代、机の下に隠し持ったガラケーの、画面を見ずにメールが送っていた感覚と同じだ。スマートフォンのようなタッチ操作だと、ブランド操作が難しい。

指先の感覚や、目視での状態確認ができる物理ボタンが、私にとって嬉しいポイントだった。

質の高いノイズキャンセリング性能で静寂が心地いい

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ノイズキャンセリングの性能については文句のつけようがない。電源を入れた瞬間から、自分だけの空間に没入することができる。

神保町のオフィス。お昼過ぎの三軒茶屋のスターバックスコーヒー。電車の到着を待っている渋谷のホーム。下北沢の駅に向かう坂道。

どこにいても、ボタンひとつで、外界と自分を切り離すことができる。この気持ちよさは、一度体験すると抜け出せない。

音楽は必要ない。ただヘッドホンをしているだけでも、非常に心地いい空間に包まれるのだ。

2段階のノイキャンモードがシンプルでわかりやすい

「Bose QuietComfort 45」のノイズキャンセリングには、「Quietモード」と「Awareモード」の2つのモードが用意されている。

「Quietモード」は、最大レベルのアクティブノイズキャンセリングで、周囲の音をかき消してくれる。
「Awareモード」は、外界の音を取り入れるモード。ヘッドホンをしたままでも、人との会話ができる。

これについて「ノイズキャンセリングのレベルをコントロールできないのは残念」と評している人も少なくない。しかし私は、2つしか選べないという単純さが、逆にうれしい。

以前使っていた「Bose Noise Cancelling Headphones 700」は、ノイズキャンセリングのレベルを調整できた。ノイズの消す強さを1〜10段階で設定できたのだ。

しかし私はというと、結局つかっていたのは「レベルMAX」か「レベル0」のどちらかだった。ノイズを消す強さを微調整したところで、感覚的な違いも感じられなかったし、むしろ余計な手間が増えるだけで煩わしささえ感じていた。

だから私は、シンプルにまとまっている「Bose QuietComfort 45」のほうが気に入っている。

間違いない音質。安心できるクオリティ

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音質について、音楽素人である私からいえることは特になさそうだ。「さすがのBose」「安定して良い」「間違いない」「後悔することはないよ」というレベルのコメントしかできず、申し訳ない。

音のひとつひとつはきちんと聞き分けられるし、ヘッドホンならではの「音の広がり」や「空間」を広く感じることができる。
低音や高音が極端に目立つようなこともなく、全体的にクセのないクリアな音だと、個人的には感じている。

ゲーム音楽や、映画を視聴した際に感じる迫力やダイナミックさは、イヤホンにはない、ヘッドホンならではの楽しみだよなぁと日々感じている。

ただ、イコライザ機能が付いていないことを残念に思う人は多いかもしれない。専用アプリはあるのだが、イコライザには対応していないので、自分好みの音に調整することは叶わないのだ。

ヘッドバンドの長さを段階的に調整できる

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非常に地味な点だが、個人的にはめちゃくちゃ嬉しいポイントがある。それが、ヘッドバンドの長さ調整だ。

「Bose QuietComfort 45」は、左右それぞれ12段階で長さを変えられる。1段替える毎にカチッカチッっと引っかかってくれるので、毎回同じ位置に調整可能なのだ。

過去に使っていた「Bose Noise Cancelling Headphones 700」は無段階調整で、自分の好きな長さに調整できるのは良かったのだが、毎回同じ長さを再現できるわけではないので、気持ち悪さを感じていた。

「Bose QuietComfort 45」は、「左を4回、右を4回のばした位置」と自分で最適な場所を固定・再現できるので、いつでも気持ちよく使える。これが本当にうれしいのだ。

マルチペアリングで複数のデバイスに同時接続できる

「Bose QuietComfort 45」は、最大2台までデバイスに同時接続できる。

音楽や動画の視聴を始めたほうのデバイスを自動的に認識し、優先的に音を出してくれる。"同時接続" なので、いちいち切り替える必要がないのだ。

たとえば私は、いつも iPhone と Mac につなげている。
「iPhone で Apple Music の音楽を聴いていたら、次の会議の時間になった。iPhone で音楽を停止し、Web会議のために Mac の Zoom を立ち上げた」というだけで、自動的に対象デバイスを切り替えてくれる。

Bluetoothの接続先をいちいちいじらなくて良いのは、手間が少なく済むので非常に嬉しい。

充電方式がType-Cケーブルで汎用的

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充電方式は Type-C ケーブル。汎用的に使われる規格なので、もしコードがヘタったり断線しても、簡単に買いなおせるのはありがたい。

また、これ一本であらゆるガジェットの充電をまかなえるので、ケーブルをつけかえる手間が省けるのも助かっている。

僕のデスクの横には延長コードが引いてあり、Mac を充電するための Type-C ケーブルを常に用意されている。
これ一本あるだけで、Mac、イヤホン、ヘッドホンなど、あらゆるガジェットの充電をまかなえるので、規格が統一されるというのは良いことだ。

ぜひ iPhone も、Lightning を止めて Type-C に統一してくれたらいいのに……。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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