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ブログ記事に体験は必要ない!調べ学んだ事でも良記事は書ける

ブログのネタを考えるとき、または人にアドバイスをするとき。自分の経験や体験をネタ元にする場合が多いと思います。

商品レビューや書評、イベントのレポートやライフハック的なお役立ち記事などなど。RSSフィードの一覧を見渡せば「◯◯をやってみた」というタイトルが乱立する日々。

自分の体験をベースにすることは、言葉に説得力を持たせる意味があり、また、嘘偽りない真っ直ぐな記事が書けるというメリットがあります。

なので、そういう記事は書きやすいし、ネタ元としてオススメであることは揺るぎありません。

しかし、記事を書くために必ずしも体験が必要かと言えば、決してそんなことはない。むしろ私が最近魅力的に感じているのが「調べ学んだことの紹介」なのです。

Blog non experience

調べたことでも人の役に立てる

私のブログは、見て頂ければわかるように、何かの問題を解決する系の記事が多いです。それはひとえに「自分が実際に体験した困難や失敗をベースにすることが、人の役に立つ第一歩だ」と考えているからです。

そのため私は、次の記事のネタを考えるとき、真っ先に自分の過去の経験を漁り始めてしまいます。その結果、執筆が行き詰まってしまうことが、たまにあるのです。

 

そんな折、あるジャンルの記事が非常に面白いと感じている自分に気がつきました。

例えば、[M] mbdb (モバデビ) の以下の記事。

もうひとつ、おまスキャの以下の記事。

二つの共通点は、自分の体験が元になってはいないこと。

これらの記事は、自分が興味を抱いた話題に対して、ネット上を駆けずり回って調べた結果をレポートにまとめて記事にしている形式です。

今まで体験をベースとして記事を書いていた私は、何かふっと気づかされた気がして、同時にスッと肩の力が抜けた気がしたのです。

それから幾つかレポート記事を書いてみた

自分の興味関心のある分野について、調べたり学んだりしたこと。そういうことでも人の役に立てると分かってから、いくつか幅が広がりました。

例えば最近だと、「格安SIM」や「マイナンバー」について幾つか記事を書いています。

私は「格安SIM」を使ってはいませんし、「マイナンバー」に至ってはまだ配られてもいません。つまり、経験していないのです。

ですが、自分自身が興味のある分野であり、尚且つ自分の中で「疑問」を抱えていた話題。それはつまり、「私以外の多くの人も同じ『疑問』を抱えているに違いない!」と考えたのです。

ある意味「パソコンの前だけで完結できる記事」なので、個人的に相性の良い記事の書き方になりそうです。

しかし、意外と労力と時間がかかる

ですが、楽なように見えて決して楽ではないのが、この種類の記事。

なぜなら、嘘を書くわけにいかないからです。

自分の体験であれば、嘘偽りはありません。言い方は悪いですが「自分がそう感じたんだから真実だ!100人が悪いと言った商品だとしても、俺が良いと感じたなら真実だ!」と主張し切れます。

しかし、体験を元にしていない記事は、自分の「情報収集能力」が問われます。

ひとつのネタ元に頼って記事を書けば、そのネタ元の情報が間違っていた場合、自分は読者に対して嘘の情報を垂れ流したことになります。

自分の集めた情報の正しさを確固たるものにしなければならない。従って、ネタ元とするソースがひとつでは足りず、5個6個と調べて回らなければならないんです。

そして、それらの内容を吟味して、本質だけを抜き出し、情報の組み立てをし直す。これが意外と難儀で時間を要する作業。

「パソコンの前だけで完結できる」=「楽に記事が書ける」というわけではありません。たぶん、向き・不向きがある種類の書き方なんだと思います。

ですが、こういう記事の書き方もあるんだと知っておくと、ブログに向かう姿勢がまた一つ変わるかもしれません。

私のようにね。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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