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ネタの飽和を防ぐ。Evernoteを使った押し出しファイリングシステム。

ブログのネタは、思いついた端からすべてEvernoteに突っ込んでいます。「そこに行けば絶対にある!」という安心感を得るためです。
ですがその代償として、「ネタが飽和する」という問題が起こる可能性があります。
この問題について、先日、アイデア発想に長けていらっしゃる倉下さん(@rashita2)が、こんな記事を書いていらっしゃいました。
シゴタノ! Evernoteと「押し出しファイリング」でネタ帳の鮮度を保つ

概要はこうです。
【問題点】
ネタが大量にストックされて、飽和状態になってしまう!
そのため「数が多すぎて選べない」「”旬”が過ぎたネタが残る」「自分の中の”鮮度”が落ちる」。
【解決法】
「押し出しファイリング」をするべし!!
倉下さんは本エントリーの中で、Evernoteを利用した「押し出しファイリングシステム」を語られていました。
そして、私も似たような方法で整理をしていたため、ご紹介しようと筆をとったしだいです。

倉下流Evernote押し出しファイリングシステム

倉下さんのやり方は、非常にシンプルです。その概要は以下の通り。
【前準備】
・Evernoteに「短期選抜」「アイデアノート」というノートブックを作成。
・これらを、作成日ではなく、更新日でソートしておく。
【自分ルール】
・「短期選抜」ノートブックの上限は300と決める。
・「短期選抜」ノートブックが300を超えたら、整理を行う。
【整理の方法】
・ノートブックを見渡す。
・追記することがあれば、随時追記していく。
・「ネタじゃない」と判断できたら「アイデアノート」に移動させる。
こうすることで、何が起こるか。
まず1つに、ネタではなくなったノートでも消えてなくなりはしません。「アイデアノート」に移動させるので、「記録」として残しておけます。
そして、ここからが最重要。「追記していないノート」がどんどん後ろに回っていくのです。
ノートブックを「更新日」でソートしており、加えて「整理の工程」で追記を随時おこなっている。そのため、追記されていないノートはどんどん後ろに行くのです。
「追記がされていないノート」とは、自分の中での興味が薄れてきていたり、既に旬が過ぎてしまったネタです。
そういうものは、いつまでも同じ場所に置いておいて腐敗を待っていてはいけません。そのために、この「押し出しファイリング」が便利だと言えますね。
さて、これと同じような方法を私もやっているので、それをご紹介します。

ばんか流Evernote押し出しファイリングシステム


使用するノートブックは、以下の3つです。
・アイデアノートブック
・ネタノートブック
・ボツネタノートブック
私の場合、日々思い浮かんだネタは「アイデアノートブック」に入れられます。ここの上限は100ノートまでと自分で決めています。
そして、この「アイデアノートブック」にあるノートには追記を繰り返していき、後ろに回って「もう書かないかな…」と思ったノートは「ボツネタノートブック」に移行します。
「アイデアノートブック」の中で「これは是非とも書こう!」と思うネタを「ネタノートブック」に移します。
「アイデアノートブック」の段階で、だいたいのアウトラインは出来上がっています。ですので、「ネタノートブック」に挙がっているノートは、清書・画像・リンクの工程のみで記事ができあがります。
こうすることで、ネタの鮮度は保ちつつも、効率良くブログが書けるようにしています。
ちなみに、ブログの執筆はMacでのみ行なっていますが、「アイデアノートブック」の整理・追記についてはiPhoneでも行います。
その時に重宝しているのが、Evernoteの特定のノートブックとのみ同期できる「This is Note」。以前もご紹介しているので、ご参考にどうぞ。
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あとがき:捨てる勇気も必要

せっかく思いついたアイデアを切って捨てることは、なかなか勇気が入りますよね。
ですが、使わないものをいつまでも取っておいても仕方ありません。そこは割りきって「えいやぁ!」と捨てる勇気も大切です。
私なんかは「消えてなくなるのはイヤだ!」と思うからこそ、あえて「ボツネタノートブック」という逃げ場を作っています。
ネタを殺さず、活かすための工夫。やっていきましょう!
from your @bamka_t

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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