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レビュー:骨伝導イヤホン「Haylou PurFree」は快適な装着感で日常使いに最適

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「骨伝導イヤホン」が好きです。

日頃から音楽も動画も、ゲームも楽しむ僕だから、イヤホンやヘッドホンにはそこそこのお金をつぎ込んでいます。そういう自負がある。

しかしぼくにとって「良いオーディオデバイス」というのは、単純に「音質が良いもの」ではありません。それよりもずっと「快適さ」ということに重点をおいています。

「音楽」よりも「音を楽しめる」ヘッドホンが好き。だから、骨伝導イヤホンがぼくにとっては最適解のひとつなのです。

長時間つけていても疲れにくい。環境音を取り入れられるから、生活に必要な「呼びかけへの反応」にも対応できる。これらにくわえて「そこそこの音質」さえ備わっていれば、ぼくにとっては十分満足です。

さて。今日はメーカーの方からご提供いただく機会をいただいたので、骨伝導イヤホン「Haylou PurFree」をご紹介します。

現在クラウドファンディングの「makuake」にて販売中のこの商品。骨伝導イヤホンの購入を迷っている方にとっては、魅力的な選択肢のひとつでしょう!

「Haylou PurFree」のカタログスペック

「Haylou PurFree」のカタログスペックは以下の通り。

防塵防水性能 IP67
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.2
マルチペアリング 2デバイス同時接続可能
通信距離 10m(障害物なしの場合)
対応コーデック SBC / atpX / A2DP / AVRCP / HFP / HSP
連続駆動時間 約8時間
充電持続時間 60時間
バッテリー種類 リチウムポリマー電池
充電時間 約1.5時間でフル充電
急速充電 10分の充電で2時間の音楽再生が可能(60%音量での連続駆動時間目安)
充電方式 独自規格のマグネット式充電
本体重量 28g
マイク CVCノイズキャンセリング機能
主な機能 マルチファンクションによる簡易的な操作が可能

「Haylou PurFree」のフォトギャラリーとレビュー

それでは実際の写真にそって、商品の概要についてレビューをしていきます。

外箱はこんな感じ。ヘッドホンひとつ入れるにしては、なかなかに重厚なボックス。

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中を取り出して、ボックスをパカッと広げると、イヤホンが大切そうに格納されています。

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製品に含まれている付属品は以下の通り。骨伝導イヤホンは耳を塞いでいても音が聞こえるので、外の音をシャットアウトしたいときは耳栓を利用します。

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形状は、骨伝導イヤホンとしては一般的な耳に引っ掛けるタイプ。ワイヤレスイヤホンのように紛失するリスクがないので、個人的にはこのタイプのヘッドホンはとても好み。

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肌に優しいシリコン素材。マットなつや消しの質感で、手触りがサラサラとして心地いいのが特徴です。ホコリがつきにくいオイル処理が施されているとのこと。

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柔らかいんですが、華奢じゃない。ぐにぐにと手で簡単に曲げたりはできますが、折れたりするわけではなく、必ず元の形に戻ります。

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左側にはマルチファンクションボタン。これを押す長さや回数で、簡単な操作が可能です。

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右側には音量の増減ボタンと、充電コネクタが付いています。

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充電は独自規格。強力なマグネットでパチっとくっつきます。
1.5時間でフル充電ですが、急速充電にも対応しており、10分の充電で2時間の音楽再生が可能です。

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防塵防水レベルはIP67。「1mの水深に30分放置しても大丈夫」とのことで、日常生活における汗や雨ぐらいでは問題ないでしょう。ちなみに汚れたら丸ごと水洗いでOKとのことです。

「Haylou PurFree」の音質

音質はというと、「Haylou PurFree」は、ふんわり丸っこいような印象を受けました。

「ひとつひとつの音が、はっきりクリアに聞こえる」「音の粒が際立って聞こえる」「透明感や広がりを感じられる」というのとは違う。低音や高音が際立つようなこともなく、全体的に音がマイルドなような感じです。

骨伝導イヤホンの場合、低音になるほど振動が強くなり、こめかみや耳のあたりがこそばゆくなってきます。
「Haylou PurFree」では音が尖ってくることがないので、そういう不快感を感じづらく、長い時間聴いていても疲れない感覚です。

ちなみに、音質が良い/悪いという評価をするのはむずかしいところ。

骨伝導イヤホンは、一般的なイヤホンやヘッドホンとは性質が違います。「音楽を鑑賞する」というよりは、「生活にBGMを添える」感覚に近いので、一般的なオーディオデバイスの評価には当てはまらないのです。

ただ「明らかに音質が悪い」「音の表現として、ちゃちで、安っぽい」といったことはないため、はじめて骨伝導イヤホンを使う人もガッカリせず使えるでしょう。

「Haylou PurFree」の Good なポイント

快適な装着感

なによりも「快適」なのが良いですね。

肌触りがよく、耳に引っ掛けたときにも負担がない。長時間つけていても違和感がないので、一日中つけていてもだいじょうぶでした。

イヤホンを着けたり外したりって、意外と面倒なんですよね。ですが Haylou PurFree なら、外の音を聞くこともできますし、音楽も、ビデオ通話も可能。いちいち外さないでも日常を過ごすのに支障がないって、快適です。

急速充電に対応

一日つけていたいときは、昼食などのちょっとした合間にささっと充電するだけでも十分です。

前の日の夜に充電を忘れたとしても、会議の10分前にパパッと充電するだけで、オンラインミーティングは乗りきれる。

急速充電に対応しているか否かで、使い心地が雲泥の差になりますね。

手元だけである程度の操作が可能

大概の操作を手元だけで完結できるのが嬉しいポイント。いちいちスマホを出さなくて良いというのは、思っている以上に快適です。

音楽の再生・停止・スキップ・巻き戻しはもちろん、急な着信にも応答できます。また物理ボタンなので、操作したときにフィードバックを感じられるもの重要なところ。目視せず、指先の感覚だけで操作ができます。

欲をいえば、ワンタップでミュートにできる機能があったらうれしかったなぁ。

「Haylou PurFree」の Not Good なポイント

音質は評価がわかれるところか

音質について。これは「イマイチ」というわけではなく、評価がわかれそうだなと感じたのでピックアップしました。

音が、良くも悪くもまとまりすぎている感じはある。音の粒をひとつひとつハッキリさせたいような人にとっては、マイルドになりすぎていて物足りないかもしれません。

ただこれも「他の骨伝導イヤホンと比較して感じられる」という程度であって、Haylou PurFree 単体で使っている分には気づかないぐらいだろうと思います。

マイクの品質はまぁまぁ、かな

最近はビデオ会議の頻度も多いため、イヤホンといえどもマイクの品質にはこだわりたいところ。「Haylou PurFree」のマイクの品質は、めちゃくちゃ良いわけでもなく、かといって悪いわけでもなく——。というのが正直な所感です。

実際に録音したものが以下のファイルです。夕方過ぎ、人通りがまばらな駅前にて録音したものとなっています。

風切り音や、ちょっと離れたところにいる人の声も拾ってしまって、雑音が気になるところ。また、全体的にちょっと声が "ぼわ〜っ" とした感じのように思えます。欲をいえば、もっとクリアでシャキッとした音になればいいなぁ——というのは、正直な本音です。

ただ、静かな室内でのビデオ会議であれば、会話をするには十分すぎる音質かと思いますので、そこは安心していいと思います。

独自規格の充電方法

充電するために、独自規格のケーブルが必要となります。これが個人的にマイナスポイント。

やはり汎用性は欲しかった、というのが正直なところです。ケーブルは消耗品で、断線したり、紛失のリスクがあります。すぐに代替できないというのは、使いづらさに直結します。

ただこれは他の、たとえば shokz の骨伝導イヤホンであっても同じで、独自規格の充電方式を取っているメーカーが多いです。なので Haylou PurFree だけの欠点というわけではありません。

まとめ

「骨伝導イヤホン」で大事なのは、音質ももちろんですが、快適さです。

日常によりそうオーディオデバイスですから、どれだけ生活に溶け込めるかが大切。そういう意味で、Haylou PurFree はとても満足感の高いガジェットですね。

骨伝導イヤホンは、ひとつ持っておくと、生活にBGMが溢れて楽しくなれるので、とてもおすすめです!ぜひ試してみてください。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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