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【1〜2歳時期】公園での子供同士のイザコザで親が取るべきフォローと接し方

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子どもと公園に行くのが苦手でした。二人で遊ぶのは全然いいんです。問題なのは「他の子どもとの接し方」です。

1〜2歳ぐらいの頃合いですかね。一緒にいれば必ずと言っていいほど「他人の子どもと自分の子どものイザコザ」に巻き込まれます。そしていつも、どのように対処するのが正解なのか迷ってしまうのです。

迷いながらも、そのときどきでベストだと思う対応をしてきたのですが、今振り返っても正解だったかわかりません。しかしそんな中でも、僕が必ず守ろうとしていた事があります。

それが「いつでも彼女の味方でいよう」という事でした。

子ども同士が一つの遊具を取り合ったとき、あなたはいつもどのように対処していますか?

こんなとき、あなたはどうする?

たとえば自分の娘が砂場にあるオモチャ(誰のものでもない、公園が用意しているもの)で遊んでいるとき、他の子どもが近寄ってきて「自分も遊びたい」と言ってきた場合、あなたならどう対処しますか?

大人だったら色んな選択ができると思います。まだ遊びたい気持ちを我慢して譲るもよし、自分が遊び終わるまで待ってもらうもよし、一緒に遊ぶもよし。

大人であれば互いの意見や欲求を伝えあって、折衷案を出すことで、トラブルや衝突なく解決できます。

しかし子どもには無理。自分の「こうしたい!」が最優先であって、お互いが欲求を押し付け合います。正面からぶつかるから、摩擦と衝突が起こります。

問題なのは、ここで親である僕やあなたは、どう行動するのが正解なのかって話です。

僕が『最悪』だと思う行動

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僕が間違いだと思うのは、大人の勝手な都合で、子どもの気持ちを無視する行為。これが一番ダメだと思っています。

「優しい子になってほしい。独り占めするようなイジワルな子ではなく、分け合える子に——。」という勝手な都合と、それに上乗せで「相手の親との余計な衝突を避けたい」という気持ち。これが邪魔をする。

そして、

親「もう十分遊んだだろうから、ほら、次はこの子に渡そう?」
子『イヤだ』
親「順番こだよ!○○ちゃんの物じゃないんだから、独り占めしちゃダメでしょ?」
子『イヤだ』
親「なんでそういうイジワルするの?ほら、貸して上げなさい!」

そう言って、勝手に子どもの手からオモチャを取り上げて、相手の子どもに「さぁどうぞ」と渡す。

これが僕の思う最悪な行動です。

自分の子どもの気持ちを完全に無視する行為。勝手にわかった気になって、自分の都合だけを押し付けている点で、きっと子どもより子供な行動なんだと思います。

僕の絶対的な行動指針

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でも、どうでしょう。相手の子や親に良い顔することが大事でしょうか?「貸してくれないなんて、なんてケチな人だ」と思われることを、そんなに恐れる必要があるでしょうか。

そんなことよりも僕は、子どもを一人だけ悪者にした事のほうが大問題だと思います。子どもの立場で考えたとき、自分の親が自分の味方をしてくれなかったことの方が、きっと大きなショックになるでしょう。

だから僕は、いつでも我が子の味方でいようと決めたのです。

オモチャを使いたいと言ってくる子どもがいたら、まず娘の気持ちを聞きます。「貸してあげたい?他のオモチャで遊ぶ?」と。

そこで「いや!まだ遊びたい」と言うことであれば、僕はその意見を尊重します。そして相手の子に「ごめんね。まだこの子が遊んでるから、またあとでね」と言って、退けます。相手の子に言うか、相手の親に言うか、どっちかですね。

親がどこまで出しゃばるべきかは、子どもの年齢によって変わってくるでしょう。1歳〜2歳ぐらいの、自分の意思を他人に伝える手段がまだシッカリとしていない年齢であれば、この「伝える」という行為は親の出番でも良いと思っています。

まぁ方法は別になんでも良いんですが、何より大切なのが、親である自分が、子どもを裏切って敵になってはいけないって事。自分が味方でなくなってしまったら、子どもは一人ぼっちになってしまいます。

子どもだからって、子供扱いしない

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だから、時には守ります。

すべり台の順番待ちをしているとき。直前になって尻込みをして、うまく滑り出せずに、自分のタイミングを見計らっているとします。

そのとき後ろに男の子がやってきて「早く行ってよ!邪魔だよ!」と言ってきたら、どうしますか?自分の子どもを押しのけて、横から割って入り、先にすべり台を使おうとしたら、あなたはどうしますか?

僕なら「ごめんね。今少し頑張ってるから、もうちょっと待ってくれる?」と、その子どもに話します。割り込もうものなら「今この子の順番だから、割り込まないでね」と静止します。

それが社会の中での正しい行いだと、僕が思うからです。子供とか大人とか関係なく、社会的に正しい行動だと思うからです。

まぁあまりにもグダグダと立ち尽くしていたり、娘に滑る気がないとわかれば、娘に対して「ちょっと横にずれて、先に滑ってもらおうか」「邪魔になっちゃうから、お兄さんに先に滑ってもらって、あとからゆっくり滑ろう」と話します。

でもまぁ、絶対じゃないです。この辺りがケースバイケースで、とっても難しいところ。だから公園って苦手なんです。

状況とタイミングで、自分が行うべき行動が180度ぐらい変わってきてしまうので、状況判断が難しい。上記のようなケースを言葉で表現するのは簡単なんですが、いざ状況に直面すると、どうしたものかと、ね。

でも、だからこそ自分の中で迷わないで済むように、自分の中の行動指針を持つようにしているんです。それが「いつでも我が子の味方でいる」なのです。

正しくない行動に対しては叱る

もちろんこれは「正しい行いの範囲内」での話です。

例えば自分の子どもが、相手の子どものオモチャを勝手に取り上げたら、それはちゃんと叱ります。絶対に許しません。「子どもの味方をする」っていうのは、「なんでも子どもの都合の良いように取り計らうこと」ではありませんから。

正しい事と、間違っている事。その『ものさし』を教えるのも親の務めですから。

執筆後記

いまはもう、娘は3歳になりました。すると、昔と比べて状況が複雑になって、互いの気持ちも複雑になって、上記のような対応が正解でないケースも増えてきました。

いつ、どんなときでも、「これが絶対に正しい行動である」という模範解答はありません。ケースバイケースです。

正解がないから、僕だって悩むし、ときには自分の行動を反省し、凹んだりもします。でもやっぱり僕は、これからも「娘の味方でいよう」と思っています。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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