MacやiPhoneはアップデートを繰り返しており、知らず知らずのうちに便利な機能が増えていたりします。「ユニバーサルクリップボード」もそのうちの一つでしょう。
そしてこれは「知らなかった」では済ませられないほど便利な機能。今日を機会にぜひ活用してもらえたらなと思います。
実は最新のmacOS Sierraから、MacでコピーしたものはiPhoneで、iPhoneでコピーしたものはMacで、すぐにペーストできるようになったのです。
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ユニバーサルクリップボードとは
今日時点の最新macOS Sierraでは、MacとiPhone、iPadの間でコピーしたテキストや画像が共有できる「ユニバーサルクリップボード」機能が実装されました。
しかし私たちは、何も意識する必要はありません。
普通にMacでテキストを「コピー」します。
そうしたら、そのままお手持ちのiPhoneで「ペースト」を選択します。
すると不思議なことに、今さっきMacでコピーした内容を貼り付けることができるのです。
これは逆も然り。iPhoneでコピーした内容をMacでペーストすることも可能です。
また画像にも対応しているのが地味に便利。例えばiPhoneのカメラロールに保存してある写真をコピーして、それをそのままKeynoteのスライドに貼り付けることだってできるのです。
ユニバーサルクリップボードの感動的なところは、タイムラグを感じない点。同期を待つとか、何かボタンを押すとか、そういう無駄な手間が一切ない。
ただただMacでコピーして、それをiPhoneでペーストする。それだけ。この作業に作業のスムーズさに感動すら覚えます。
ユニバーサルクリップボードが使用できる条件と環境
Macの機種について
古いMacはこの機能に対応できません。使用条件として、以下の機種に当てはまっている必要があります。
- MacBook(Early 2015以降)
- MacBook Pro(2012以降)
- MacBook Air(2012以降)
- Mac mini(2012以降)
- iMac(2012以降)
- Mac Pro(Late 2013)
同じAppleIDでログインしているか
2つ目の条件として、MacとiPhone、それぞれで同じAppleIDでログインしている必要があります。
もちろんiPadを含めた3機種間でクリップボードを共有したいのであれば、それぞれのデバイスで同じAppleIDを使用する必要があります。
以上。
ちなみに、ユニバーサルクリップボードが有効なのは、コピーしてから2分間だけとなります。その点だけは注意しましょう。