究極のスリムボディで、軽量なのに大画面な外部モニタ「プロメテウスモニター」。その常識はずれな薄さ・軽さには、正直かなり驚かされた。
一般的な外部ディスプレイは大きすぎて、家に置く場所がない
外出先にも持ち運びできるような大型ディスプレイが欲しい
外部モニタを検討しているすべての人にオススメしたいほど最高なデバイスだが、特にこんな悩みを持っている人には「買うべし!」と全力で推したい。
今回はプロメテウスモニターの15.6インチをメーカー様からご提供いただいたので、そのレビューをしていきたいと思う。
しかしこれ、レビューの機会をいただいたけれど、そんな話がなかったとしても僕は買っていただろう。間違いなく「2020年のベストガジェット」にランクインするほど気に入っている逸品だ。
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プロメテウスモニターのスペック・特徴
プロメテウスモニターは、デジタル・モバイル周辺機器メーカーである「ユニーク社」が販売している超薄型モバイル液晶モニター。13.3型と15.6型の2タイプがある。
商品の主な特徴
最大の特徴は「超薄型」で「軽量」な点だ。
13.3型は「厚み:3.7mm」で「重さ:718g」、15.6型は「厚み:4.7mm」で「重さ:924g」。どちらのモデルも、リュックに入れて持ち運ぶことも容易なほど超軽量・超スリムだ。
しかもこれはカバーを入れての重量。15.6型のカバーなしの重量はわずか572g。片手でらくらく持ち上げられるほどで、ペラッペラでふわっふわだ。
大きさ・厚さについて、最新の「MacBook Air M1」と比較みると、そのコンパクトさがよくわかる。ディスプレイの大きさが15.6型なのでMacBookAir M1よりも大きくなるが、薄さは同じぐらい。カバーを外せばMacBookAir M1よりも薄いことがわかる。
接続するためのケーブルもHDMI/mini HDMI/Type-C/Type-A(USB)と、幅広く対応しているため、あらゆるデバイスで使用可能だ。もちろんこれらのケーブルは付属で付いてくる。
画面占有率90%
画面の非表示領域は左右5mm、画面占有率90% 本体サイズを液晶インチに限りなく近づけたディスプレイ。
IPS液晶パネルを採用
上下左右170度の広い視野角で、どの位置で見ても色の変化がほとんどありません。ワイド液晶と近距離で見るモバイル端末に最適。
ブルーライト軽減機能80%
最大80%カット 4段階でブルーライトを調整でき目の疲れを緩和する事ができます。
極限まで狭めた 狭額縁
画面はフラットな狭額縁(スーパーナローベゼル)省スペース設計。一般的なノートPCより小さく手提げカバンやバックパックなどスマートに収納。
※13.3型(UQ-PM13FHD)のみ
10タッチ機能搭載
直感的な操作が可能な10タッチ機能が搭載。マルチタッチに対応したアプリや、ソフトウェアキーボードなどを使用すれば快適なタッチ操作が可能。
※13.3型(UQ-PM13FHD)のみ
商品スペック
15.6型モデル | 13.3型モデル | |
---|---|---|
型番 | UQ-PM15FHDNT | UQ-PM13FHD |
価格 | 32,780円(税込) | 38,280円(税込) |
画面サイズ | 15.6インチ | 13.3インチ |
画像解像度 | 1920×1080(Full HD) | |
アスペクト比 | 16:9 | |
コントラスト比 | 800:1 | |
パネル | IPS | |
パネル素材 | ノングレア(表面ガラス加工なし) | ガラス |
視野角 | 170° | |
タッチ方式 | なし | 静電容量式10点マルチタッチ |
リフレッシュレート | 60Hz | |
内蔵スピーカー | 2チャンネルステレオスピーカー | |
インターフェース | miniHDMI、USB Type-C×2、3.5mmヘッドホンジャック | |
サイズ | W353.7×H212.65×D9.8mm (最薄部:4.7mm) | W304.2×H183.1×D8.4mm (最薄部:3.7mm) |
本体重量 | 572g | 468g |
カバー重量 | 約352g | 約250g |
消費電力 | 10W | |
付属品 | HDMI/miniHDMIケーブル(1.5m)、Type-C/Type-Cケーブル(1.0m)、Type-C/Type-Aケーブル(1.0m)、スタンドカバー、ゴム足(予備用)、クリーニングクロス、取扱説明書 |
価格は13.3型のほうが若干高め。これはおそらくタッチ操作に対応しているからだと思われる。15.6型はタッチ操作に対応していないので、選ぶ際は注意しよう。
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プロメテウスモニターの外観
プロメテウスモニターは、カバーを含めてワンセット。モニターを一周、ぐるっと囲うようにカバーがされる。モニターとカバーは磁石でくっついていて、簡単には外れないようになっている。
画面が露出しないので、カバンの中などに入れておいても液晶が傷つく心配はない。ただしクッション性はないので、衝撃には強くないだろう。
カバーはそのままスタンドになる。カバーを開いたら、そのままモニターの後ろに回すことで、自立させることが可能だ。
モニターに向かって左側には、ケーブルを繋ぐためのジャックが。右側には明るさ・音量を調整するためのボタンがある。
全体的に無駄がなく、非常にコンパクトにまとまっている。余計なオプションや付属品がないので、持ち運びをするのにも最適だ。
普段の自宅での仕事ではもちろんだが、僕は会社に出社するときにもリュックに入れて持ち運んでいる。それが苦にならないほど、コンパクトでスタイリッシュだ。
プロメテウスモニターの使い方
プロメテウスモニターの使い方について、もう少し詳しくお話ししよう。
プロメテウスモニターの使い方は簡単だ。初めて外部ディスプレイを使う人にとっても優しい設計になっている。
基本的には、パソコンとモニターをケーブルで繋ぐだけでOK。それだけでモニターの電源が入り、使い始めることができる。
付属するケーブルは以下の3種類。
- 「HDMI ←→ miniHDMIケーブル(1.5m)」
- 「Type-C ←→ Type-Cケーブル(1.0m)」
- 「Type-C ←→ Type-A(USB)ケーブル(1.0m)」
最新のMacBook Air M1のようなType-Cが使えるパソコンの場合は、「Type-C ←→ Type-C」ケーブルを使って繋ぐだけでOK。モニターへの給電の役割も、このケーブル一本で担える。
Type-Cが使えないパソコンの場合は、モニター用と給電用、2本のケーブルが必要になる。
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プロメテウスモニターの使い心地
まず言おう。最高であると。こいつはもうホント、最高な逸品だ。外部ディスプレイを検討している人なら、これを買って後悔することはまずないだろう。
特に MacBook Air などのラップトップをメインPCとして使っている人にとっては、間違いなく重宝する。画面の広さが単純計算で2倍になるのだから、作業効率は段違いだ。
Macと一緒にカバンの中に入れておけば、外出先でも広い画面を使うことができる。もちろんカフェなどで大きく広げてしまっては他のお客さんの邪魔になるだろうが、コワーキングスペースなどであれば十分なスペースが確保できる。
性能についても申し分ない。ケーブルで繋いでいるので、遅延やもたつきはない。「画面がカクついて、マウスカーソルがワンテンポ遅れる」といったこともなく、非常にヌルヌルと動いてくれる。
モバイルモニターの強みと魅力
僕は家で、決まった仕事デスクというものを持っていない。したがって、仕事をするたびにパソコンやコード類をまとめて、仕事をする環境を整える必要がある。一般的な賃貸マンションに住んでいるので、おそらく多くの人も、僕と同じ境遇だろう。
そういう人にとって、プロメテウスモニターは強力な相棒だ。
まずセッティングの手軽さが良い。モニター自体が軽いので、家の中での持ち運びに苦労がない。机の上においたら、ケーブルをMacにさすだけで準備万端という気楽さだ。
限られた収納スペースにもしまっておけるコンパクトさとフォルムが、これまた嬉しい。薄くて凹凸がなく、フラットなフォルムをしているため、ブックスタンドと一緒に立て掛けておけば良い。引き出しの中にしまっておくことだってできる。
妻と子をもつ僕は、家の中で自由に使える “自分スペース” に限りがある。いたずらにものを増やせば、すぐに溢れかえってしまい、年末の大掃除の対象となってしまう。プロメテウスモニターなら、妻にも「そんな邪魔なもん、早く捨てて」と言われずに済むだろう。
一台持っておいて損はないモバイル型外部モニター
そもそも「外部モニターなんていらない」と思う人も多いだろう。僕もその一人だった。普段の仕事でもMacのディスプレイだけで事足りることも多かったため、外部モニターの必要性には懐疑的だった。
逆に「セッティング・配線の面倒くささ」「モニター特有の邪魔くさいアーム・スタンド」といった欠点ばかりが目立ってみえて、魅力を感じることは少なかった。
プロメテウスモニターは、そういった外部モニターの欠点である「野暮ったさ」を取り払ってくれた、素晴らしいガジェットであった。胸を張っておすすめできる逸品である。
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