はじめに
iPhoneで動画を撮影しようとしたら、画面がチカチカと点滅してしまって困っている。そんなときの対処法についてご紹介します。
対処法は動画のFPS値を変更すること
対処法は、動画撮影のFPS値を変更すること。カメラアプリの動画撮影モードにて、右上にある数字をタップ。すると値が切り替わり、チラつきもなくなります。
FPS(Frame per Second)は、1秒間に撮影する静止画の枚数を決める値で、動画の滑らかさを左右します。
数値はなるべく高いほうが望ましいので、 30
か 60
にすることをオススメします。
チカチカする原因は蛍光灯の点滅
動画撮影の画面がチカチカするのは、フリッカーと呼ばれる現象で、蛍光灯やLEDが原因です。
蛍光灯やLEDは、目に見えない速度で点滅を繰り返しています。
一方、動画というのは、高速で撮影した静止画をつなぎ合わせたもの。いわゆるパラパラ漫画と同じ原理で成り立っています。
動画の滑らかさはFPS(Frame per Second)という単位で表され、1秒間に何枚の静止画をつなぎ合わせるかで決まります。
蛍光灯などの光の点滅と、静止画の撮影されるタイミングの相性が悪いと、このフリッカーと呼ばれる現象が起こり、画面がチラついてしまうのです。
つまり、「光の点滅」と「1秒あたりに撮影する静止画の枚数」、どちらかの間隔を変化させてあげれば、この現象は回避できます。
蛍光灯を調整するわけにいかないので、「光の点滅」の間隔を変更することはできません。
したがって解決の糸口は、おのずと「動画撮影時のFPS値」になるわけです。
ちなみに蛍光灯やLEDの点滅の速度は地域によって違っており、東日本では1秒間に100回、西日本では1秒間に120回ほどの周期で点滅を繰り返しています。