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iPad mini 第6世代の容量を256GBで決断した理由

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新しくリリースが発表された iPad mini 第6世代。2021年の秋にリリースされると噂が立ったその瞬間から、買うことはすでに心のなかで決まっていた。

だから販売開始の9月15日、Appleの公式サイトが切り替わったら、購入のボタンが即押してやろうと意気込んでいた。

しかし困ったことになってしまった。実に困ったことに…。

なんと容量が、64GBと256GBという非常に中途半端なバリエーションで発売されてしまったのだ。

128GBがあれば、ここまで悩むことはなかった

今回のiPad mini 第6世代のバリエーションは2つ。64GBで59,800円と、256GBで77,800円。

容量には4倍の差があり、価格差は18,000円。なかなかヘビーな差がついた。

この事実に頭を悩ませている人は、おそらく私だけではない。「iPad mini は絶対買うぜー」と息巻いていた人たちも、この容量の問題で即決できなくなってしまった。

おそらく、ぼく以外にも多くの人が「64GBだと心もとないけど、256GBは流石に使い切れそうもない」と思ったのではないだろうか。

一番ちょうど良さそうなのが128GBだったのだが……。

2万円弱の価格差は安くない。「容量なんか多ければ多いほどいいぜ」と、安易に決断できない価格差である。

6万円だと「ちょっと高いけど、奮発すれば買えるガジェット」という印象だが、8万円だと「ほぼ10万円の高級ガジェットで、ボーナスなどの臨時収入で頑張りたい価格」ぐらいに思えてくる。

しかも、初めて iPad mini を買う人は、おそらくApple Pencil 第2世代(15,950円)も一緒に購入することになる。

これに加えて、ガラスフィルム・専用ケースなどを合わせれば、256GBでもう10万円オーバーコースだ。

64GBでも、運用次第でどうにでもなりそう

そうなると、やはり64GBのほうが、圧倒的に手を出しやすい。それに、冷静に考えれば、64GBで「全然足りない」というわけではない。

ぼくは以前、iPad 第7世代を愛用していた。主な利用用途は「読書」「イラスト」「ノート」「動画視聴」「ゲーム」「WEBサーフィン」。あとは一部の動画編集作業などもiPadで行っていた。

こうした使い方で、使用していた容量はおおよそ70GB強。
しかもそれも、ちょっとした旅行のときに、娘が暇をしないように「Amazon プライムビデオ」と「Disny +」で大量の動画をダウンロードした結果の数字である。

どう背伸びをしても、256GBには届きそうにもない。
ダウンロードする動画を厳選すれば、64GB未満で運用することも、無理ではない範囲だろうと思う。

それでも256GBを選んだ理由

悩みに悩んだ結果、それでもやっぱりぼくは、256GBを選んだ。

その理由は「気楽に使っていたかったから」だ。

正直 64GB でも足りると思う。きちんとデータの管理をして、不要なデータを適宜削除していれば、64GBを越えずに使い続けることはできるだろう。

だが、それだと "雑" に使えないのだ。

好き放題にゲームをインストールして、
iPhoneで撮った写真や動画を同期して、
アマプラやディズニープラスやYoutubeなどの動画を保存して、
たまには動画の編集なんかもしてみたりして、
Kindleで本を読み漁って……。

iPad miniで楽しめることは全部やりたい。その気持ちにブレーキをかけたくない。

「アマプラで動画を保存したいから、ディズニープラスで前にダウンロードした映画は削除しておかなくちゃ」なんて、細かいデータ管理なんかしたくないんだ。

ぼくが今回の iPad mini を購入したそもそものコンセプトは、「エンターテイメントに全振りして、楽しみ尽くすガジェット」であった。

手軽なハンディタブレットだからこそ、ぼくは遊び尽くしたい!だから、遊ぶことに対して妥協したくないし、わずらわしい悩みを抱え込みたくなかった。

2万円弱の踏ん張りで、後々のストレスをすべて解消できるのなら、安いとは言わないけど、それだけの価値はあるのかなと判断した。だからぼくは、256GBを買ったのだった。

ちなみに、64GBモデルで使えるデータ容量は60GB弱程度に目減りする

ちなみに最後になるけれど、64GBで検討している人は1点だけ注意。

64GBを買っても、64GBの容量が確保されるわけではない。これを見逃しがちなので、気をつけなければならない。

iPadにはもともと、システムを動かすため・OSのためのデータが含まれている。
iPadを動かすために必要なデータが、64GBから奪われてしまうので、実際に使用できる容量は64GBよりも目減りしてしまう。

自由に使える容量はおおよそ60GB程度になってしまうので、64GBギリギリを狙った運用は避けたほうが無難だ。

あとがき

いまでもたまに「64GBでよかったかなぁ」って、やんわり思ったりもする。Twitterで「64GB買いました!」ってコメントを見るたび、自分の選択が正しかったのか悩むのだ。

だから、256GBを買ってよかったと思えるぐらい、iPad mini を使い倒そうと思う。そんな容量のことなんか忘れるぐらい、遊び尽くしてやるのだ。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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