ブログを始めてから何年経ったかなんて一々数えていないけれど、少なくとも3年以上書き続けている当ブログ。
「どうしてブログを続けているの?」と聞かれる事がありますが、答えはいつも決まっています。
「"ありがとう" と言われるのが嬉しいから(と、目立ちたかったから)」 これは、ブログを始めた当初から、全く変わっていない今の気持ちです。
ただ、最近になって、またちょっと違う気持ちも出てきたんです。それは、長い年月をかけて積み上げてきたからこそ、初めて実感できる気持ちなんだと思います。
「自分辞典が作りたい」
これが、最近感じ始めた "ブログを続ける理由" です。
自分辞典を作りたい
3年以上もブログで記事を書き続けていると、記事の数も結構なものになっています。すると、自分の記事で自分自身が助けられるって事が頻繁に起こり始めるんです。
例えば、ほら。いっつも同じ所で躓く作業とかあるじゃないですか。「Macの型番ってどうやって調べればいいんだっけ?」とか、「Macで新しいフォントをインストールする時って、どうするんだっけ?」とか。
あと、過去の自分がどういう行動をしたか知りたい時って言うのもあります。例えば新しいiPadを買ったなら「以前はどんなアプリを入れてたんだっけ?」と知りたくなります。
「一度解決した問題なら、未来永劫問題にならない」なんて事はありません。むしろ、過去に立ち止まった場所というのは、再び立ち止まる可能性が高い場所なんです。
そんな時に頼れる場所が自分のブログだと、本当に便利なんですよ。
信頼できるソース
まず、信頼できる。誰とも分からない人間が書いたのではなく、自分の実体験で書いた記事ですから。何よりも信頼できます。
トラブルシューティングで重要なのは、記事の信憑性ですからね。過去の自分が通った道なのであれば、間違いないでしょう。
すぐに探し当てられる
次に、目的に辿り着きやすい。
人の記憶力は意外とすごくて、詳細までは覚えていなくても「前にも同じ所で躓いたな」って事だけは覚えていたりします。
「過去にも躓いた」という事実だけ分かっていれば、あとは自分のブログ内で検索をかければ、ドンピシャな解決策が手に入ります。
同じことをGoogleで検索しても、自分が欲しい解決策が一発で見つかるとは限りません。普通は2つ3つ記事を読んで、ようやく解決策が見つかるものです。
読みやすい
自分が過去の書いた文章であり、自分の言葉ですから。他人の記事よりも読みやすいはずです。
記事の内容を詳細に覚えていなくとも、自分のことですから。言葉の選び方や並べ方、話の展開や流れも予想がつきます。
逆に、自分の文章が読みにくいと感じるのであれば、それは自分が書いている文章を見直す必要がありそうですね。
自分辞典作成に終わりはない
自分自身が困ったこと・解決したこと・参考になったことを書き続け、自分による・自分のための辞典を作っていきたい。
これが、最近私が感じている「ブログを続ける理由」です。
なので、ブログネタには困りません。
よく「ブログのネタって、どうやって考えるんですか?」と聞かれますが、考えてネタを作る事は少ないです。実体験が主になっているので、あえて言えば "気づけるかどうか" です。
自分が何か壁にぶつかり、それを乗り越えた時、ブログのネタはできる。どんなに小さなハードルだったとしても、乗り越えた経験がブログになるので、その瞬間を意識できるかどうかの方が、ブログの記事作成には大事だったりします。
逆に、ブログのネタが尽きたのなら、それは自分が全知全能になった時か、自分が何の成長していない(壁にぶつからない)時か、感度が鈍っている(ぶつかった事に気づかない)時のいづれかです。
あとがき
人の目を気にせず、自分のためだけに書くのは、存外気楽でいいもんですよ。