個人的な感覚ですけどね。でも10倍っていうのは、すっとんきょうな数字ではなく、実際にそれぐらいの違いを感じているのです。
HHKBは確かに心地の良いタイピングを実現してくれています。
ですが「心地の良いタイピング」=「使いやすさ」とは、必ずしもイコールの関係ではありません。タイピングのしやすさ・操作性の良さという点においては、満点とは言い難いところがあります。
そんなHHKBを、より使いやすくするために行っている、ちょっとした工夫をご紹介します。どれも簡単なカスタマイズですので、ご参考になれば幸いです。
ちなみに僕の愛用しているのは、「HHKB HYBRID Type-S 日本語配列 墨」となっております。
1. 使わないキーを取り外してしまう
キーボードに置かれているキーは、どれもこれもを必ず使うわけではありません。使わないキーというものも存在しています。
特にHHKBの日本語配列は、MacBook Air に備え付けられたキーボードと見比べてみると、スペースキーの横に位置しているキーの数に差異があります。
この違いが、指先の感覚に大きなズレを引き起こし、ミスタイプの温床となっていました。
そこで私は、不要なキーをこのように取り外して、なるべくMacのキーボードの使用感に近づけるようにしています。
2. アクセントとなるキーキャップをつける
私が使用している「カラー:墨」は、非常にスタイリッシュでカッコいい。日本語配列特有のいもっぽさがなく、所持していること・使っている瞬間に誇らしさを感じるほどです。
しかし使いやすさの点でいえば、ちょっと困ることもあります。それは数字キーのタイプスピードが落ちてしまうところ。
普通にタイピングをしているときは、ブラインドタッチなので、印字が目立たなくてもなにもこまりません。しかし数字をタイプするときだけは、どうしても目視が必要になります。
墨カラーは非常に見えづらいので、キーを押すまでに時間がかかってしまう。また、距離が遠いとほとんど見えないので、頭を近づけて確認する必要があります。これがなかなか面倒。
この問題を解決するために導入したのが、カラーキーキャップです。
数字の 0 のところにだけ、紫色のキーキャップを装着。こうすることで 0 という基準を一瞬で判断できるようになり、数字のタイピングスピードを上げることができました。
ちょっとしたアクセントカラーにもなって、オシャレにもなりますしね。おすすめです。
企業が販売しているキートップは少ないので、私はメルカリで、個人の方が販売しているものを買いました。
3. スペースキーを逆さにする
最後に「スペースキーを逆さにする」というテクニックです。これは人によって好き嫌いがわかれるところかもしれません。
実際にやってみるとこんな感じ。手前にあったスペースキーの角がなくなり、滑らかな斜面が手元側にきます。こうすることで「手をおいたときに角が指先にあたって痛い!」という問題を解消されるのです。