Evernoteには『いつか行きたい』をまとめたノートブックを作っています。レストランだったり観光名所だったり、種類はいろいろ。ウェブで見つけた気になったスポットを記録しておくノートブックです。
しかし、クリップしただけで実現できない。『いつか行きたい』と思っていても、見返す仕組みを作ったり、近くを通った時に通知してくれなければ、実現するのは難しいでしょう。いつも頭で考えている訳ではありませんからね。適切なタイミングでリマインドしなければダメなんです。
そんな時にちょっと便利なアプリがあります。それは「GoLater」というアプリ。
ノートのタグに「g:/[住所]」を入力しておくと、その住所を地図で表示してくれるので、行きたい場所をまとめたノートを地図から確認できるんです。
コンセプトと想いはとても良いし、正に『いつか行きたい』を現実にしてくれそうなアプリです。ただ、このままではダメ。私の中では使えませんでした。
今日はちょっとそんな辛口のコメントを込めながら、この「GoLater」をご紹介しようと思います。
アプリ概要:タグに住所を入れると地図で表示してくれる
このアプリの特徴は、タグの使い方にあります。
ノートのタグに「g:/」という接頭語を入れて、その後に住所を続けて入れておきます。
すると、「GoLater」アプリ内ではそのタグを検知。その住所を地図上で表示してくれます。
このアプリを使えば「渋谷区にある『いつか行きたいレストラン』はあったかな?」をすぐさまEvernoteから引っ張り出すことができる。しかも、地図からスポットの場所をすぐに探し出せる。これは便利です。
ただ、ちょっと足りないんです。今のままではたぶん『いつか行きたい』を実現することはできない。そう私は思っています。
すべてのスポットを地図で表示して欲しい
最も惜しいのは、登録したノートが地図上で一覧にならないことです。
アプリの特徴で、「渋谷区に関するノートは*件」「目黒区に関するノートは*件」とは表示してくれます。しかし『現在地周辺で行けそうな場所』は表示されません。加えて『渋谷のハチ公から行けそうな場所』も見つけることができません。
どういうことか。
このアプリは基本的に「ここに行きたいなー」をEvernoteに記録しておき、そのスポットの住所をすぐに探し当てることができる。そういうアプリなんです。
つまり、「今度ここに行くから、ついでに『いつか行きたいノート』の中からどっか行けそうなスポットはないかなぁ」を探し出せるようにはできてないんです。
ですから『渋谷区に関するノート』は簡単に探せ出せたとしても、すべてのノートを地図上に表示してくれるわけではないので、各スポットの位置関係を把握することができません。
通知が欲しい
『いつか行きたい』と思っていても、そう思っているのは僅かな時間だけ。「行きたいなぁ」と思った10分後には忘れていて、『行けたらいいなぁスポット』に変わっています。
そういう使い方をしている人にとって本当に嬉しいのは、『適切なタイミングで』『適切な方法で』『思い出させてくれる』機能です。
それは例えば、『常にiPhoneで現在地を検索していて』『いつか行きたいスポットの近くを通ったら』『通知』してくれる。これがあったら本当に嬉しいし、逆にこれがなければ、いつまで経っても『いつか行きたい場所』には辿り着けないと考えています。
一覧性を高めて欲しい
最後は別に重要ではないんですけど、もうちょっと一覧性が欲しいです。登録しているノートの写真が異様に大きくて、一画面に2つのノートしか見られません。三分の一ぐらいの大きさでもいいような気が・・・
あとがき
でももし、私と同じ使い方や想いを持っているユーザーがいるならば、ぜひ今後のアップデートでの検討事項に挙げてもらえたら嬉しいなぁ。
そういう期待を込めて、私はもうしばらくこのアプリをアンインストールせずに、置いておこうと思います。
ちなみに、当アプリの使い方は以下の記事が参考になると思います。
▷参考:Evernoteに溜め込んだ行きたい場所をリスト化・MAP表示する「GoLater」 | Punksteady