
僕は複数のGoogleアカウントを持っている。〈プライベート用Gmail〉と〈会社から支給されているGmail〉と〈bamkaとしてのGmail〉の3つだ。
ひとつにまとめられたらいいのだが、それぞれが違う役割をもっているので、どうしても分散してしまう。
【プライベートアカウント】
プライベート用のアカウントが基準点。写真はすべて、このアカウントのGoogle Photoに集約していて、他にもプライベートな予定としてGoogleカレンダーも活用している。
【仕事アカウント】
仕事のメールはもちろん、会社から支給されたGmailを使用する。仕事の予定も、このアカウントのGoogleカレンダーを使う。
【bamkaアカウント】
当ブログにいただいた問い合わせは、このアカウントのGmailに届く。サイトのAnalytics分析やAdSense管理も、このアカウントを利用している。
こんな調子なので、使うサービスごとのアカウントを切り替えていたら非常に手間も掛かるし、いちいち面倒くさい。
だから僕は、Chrome自体のログインアカウントを切り替える。つまり、〈プライベート〉〈仕事〉〈bamka〉のそれぞれのアカウントで、別々のChromeを使うようなイメージだ。
Chromeの使用アカウントを切り替える方法
Google Chromeでは、これを使用するアカウントを切り替えることができる。ゲストアカウントとして利用することもできるので、他人に自分のChromeを使わせるときにも役立つ。
アカウントを切り替えるときは、Chromeの右上にあるアイコンをクリックし、「他のユーザー」から追加を選択する。

するとブックマークや履歴などがまっさらな状態でChromeが使用できるようになる。

今まで「プライベート用アカウント」で使用していたブックマーク・拡張機能・履歴・キャッシュなどとはリンクされず、「新規アカウント」としてChromeを管理できるのだ。
作成したアカウントは瞬時に切り替えることができる。これによって、アカウントごとに違うブラウザを使うようなイメージでChromeを使えるようになった。
アカウント毎に管理できるのは以下の項目だ。
閲覧履歴
パスワード
ブックマーク
自動入力フォームのデータ
キャッシュ(ウェブサイトでのログイン状態の保持など)
ブックマークをメインアカウントからインポート
アカウントを切り替えるといっても、ブックマークを改めて作り直すのは面倒くさい。なのでメインアカウントのブックマークを、新規アカウントにインポートしておくと、アカウントを切り替えても不便せずに使える。
まずメインアカウントのChromeで「 chrome://bookmarks/ 」を開き、右上の「…」をクリック。「ブックマークをエクスポート」を選択する。

ファイルをダウンロードできるので、今度はそのファイルを、新規アカウントでインポートすればOKだ。インポートは先ほどと同じ、「 chrome://bookmarks/ 」の右上の「…」を押せば、該当の項目がある。
ゲストアカウントも重宝する

「アカウントの切り替え」の他に、「ゲストモード」についても知っておくと、何かと役に立つ場面が出てくるかもしれない。
「アカウントを切り替える」と、アカウントごとに別々のデータとしてChromeを管理できる。拡張機能・履歴・ブックマーク・キャッシュなど、それぞれがアカウントに紐づく。
しかし「ゲストモード」の場合は、そういったデータが一切残らない形でChromeを使える。つまり〈一時的なアカウント〉として使うことができる。

履歴やブックマークに残らないので、他人に使ってもらうときなどに役立つ。
子どもにパソコンを貸し出すときも、ゲストモードなら、自分の大事なChromeの設定を変にこねくり回されなくて心配がない。