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AirPodsは音質なんかより重要な「体験」という価値を与えてくれる

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みなさんは、イヤホンをはじめとしたオーディオデバイスを選ぶとき、何を重要視するでしょうか。

おおくの場合、音楽を聴くための道具ですからね、音質がいいものを選びたいと思うでしょう。ぼくもそうでした。

餅は餅屋。オーディオデバイスはオーディオメーカーのほうが良いに決まっている。そう信じていたから、Appleがイヤホンやヘッドホンをリリースするたびに、それをあえて避けるようにしてきたのです。

しかし、AirPods(第三世代)を手にしてから、その考えが必ずしも正しいわけじゃないんだと気づいたんです。音質なんて二の次でいい。そう思えるほど、AirPodsはすばらしいものだったんです。

音質はそこそこ。悪いわけじゃない。それで十分。

そんなことよりも、ついつい手にとって使いたくなる。常日頃から携帯して、ちょっとした時間でも音楽に囲まれていたと思える。

そう。日常を楽しくするためのイヤホンこそ、ぼくにとっての良いイヤホンでした。

AirPodsはワイヤレスイヤホンの「嫌な部分」をすべて取り除いたイヤホン

AirPods(第三世代)は、ワイヤレスイヤホンの「ここがイマイチ」というポイントをすべて解消したイヤホン。

「音楽鑑賞」という日常の一場面を彩るためではなく、「快適な体験」を提供してくれる。「消費者の生活に、どうやって自然な形で音を届けるか」を追求したイヤホンだと、ぼくは感じています。

着け心地のよさもそのひとつ。耳に入れていても違和感がすくなく、長時間つけていても邪魔に感じにくい。自然な装着感です。

バッテリーの問題も解消されました。イヤホンのケースがそのままバッテリーになっていて、「保管する」=「充電する」という自然な流れを作りました。

しかも左右どちらのイヤホンであっても音楽を聴けるし、会話ができます。したがって、片方が充電切れになっても、もう片方が使える。「バッテリー切れで会議に参加できない」なんてミスが起こりません。

そしてなにより、その特徴を特に強く感じるのが "イヤホンの接続先の切り替わりの自然さ" です。

接続先が自動的に、すばやく切り換わる

Airpodsを使う大きなメリットのひとつとして「Apple製品であれば接続先を瞬時に変えられる」という点が挙げられます。

一般的なBluetoothイヤホンでもマルチペアリング機能はありますが、これは「同時に複数のデバイスに接続する機能」であって、Appleの機能とは異なります。

AppleのAirpodsが素晴らしいのは、同一のApple IDに接続しているデバイスであれば、自動的に接続先が切り替わる点。しかもその台数が3台と、おおくても関係ありません。

したがって、iPadで音楽を聴いている最中であっても、iPhoneに着信があったら Airpods の接続先が自動的に切り替わり、電話に出ることができるのです。

「iPadで動画を鑑賞していた。しかし15時になったので、MacをZoomに接続し、オンラインミーティングの準備をはじめた。」

そんなよくある日常においても、消費者であるぼくは、AirPodsに対してなんの操作もいりません。音がアクティブになっているデバイスを自動的に判断して、優先的に音を届けてくれるのです。

また、自分の任意で接続先を切り換えたいときも、イヤホンのほうを操作する必要はありません。イヤホンを使いたいデバイス側から操作するだけでいいのです。

過去にワイヤレスイヤホンを使ったことがある人こそ、この「オーディオ体験」の素晴らしさを感じてもらえるはずです。

「音質」より重要な「体験」という価値

極端に音質にこだわる趣味や職業をでないのであれば、AirPodsの音質でも必要十分。不満に感じることはないでしょう。

それ以上に「体験」という価値にお金をかけることも、重要なんだと感じられた、AirPods購入体験談でした。

Airpods の「自動接続先切り替え」が便利すぎて、これだけでも買った意味があると思えてしまうほどでしたね。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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