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【竹の腕時計が】存在感が極限まで稀釈された自然なつけ心地【最高の逸品】

左手の腕時計が重く感じる。それは突然のできごとだった。

私が愛用していたのはKnotの時計で、特にゴツゴツと厳ついわけでもなく、むしろシンプルで薄く、比較的軽いものだ。

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しかし、家を出たあとから電気の消し忘れを気にするように、一度「そうだ」と感じてしまうと、左手の異物感を取り除くことができなくなってしまった。

そこで探し始めた「軽い腕時計」。

スカーゲンの薄い時計なども候補として挙げられたが、私の気を一番に惹いたのは「竹でできた腕時計」であった。

着けてみて驚いた。

軽い。いや、軽いだけじゃない。その暖かくて優しい肌触りが、私の腕に優しくまとわりつく。異物感がない。

それはもう、存在すらを感じさせない腕時計

Redearレッディアの竹製の腕時計

今回私が購入したのは「Redearレッディア」というブランドが出している、竹製の腕時計だ。

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そもそも「Redearレッディア」というのがブランドなのかもわからない。全然メジャーではないし、Amazonでの販売しかしていない。

しかし、素材は "ちゃんと" 天然の竹であるそうだし、クオーツも日本製「Citizen Miyota 2035」だということで、それ以上はあまり深く考えないことにした。

それに値段も3,000円強ということだし、これ以上追求することに意味はないだろう。

それに、実際に購入して、手で触ってみたが、品質的な不満はなにひとつ見つかっていない。その程度には無難な品質なので、安心していいだろう。

Redearレッディアは存在を忘れさせてくれるほど自然

Amazonから届いたダンボールを開けてみると、木製で円柱の形をした箱が鎮座していた。意外と小洒落たケースである。

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蓋をカポッと開けてみる。そこには、かぐや姫には劣るだろうが、キレイに手入れをされたであろう時計が、誇らしげな顔でクッションの上に座っていた。

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同封されていたのは時計の他に、説明書と、バンドのサイズ調整用の「ピン抜き棒」だ。

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リューズについているプラスチックを外す。彼にとって、時を刻むことを許されたこの瞬間は、最も感動的なものだっただろう。私にとっても同じである。

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表面のガラスには保護用のビニールテープが貼ってある。こういうちょっとした配慮が、品質に関する不安を拭ってくれる。

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見た目は非常にシンプル。文字盤にも余計な装飾や数字はなく、秒針・短針・長針だけが静かに歩を進めている。

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バンド部分も含め、素朴な素材感が全面に出ていて、触った感じが非常にやさしく、暖かみを感じる。

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バンドの留め具は金属。このパーツだけは仕方ないね。

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背面にはネジが4つ。電池交換の際はここを取り外すのだろう。

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早速腕につけようと、手にとった瞬間が一番おどろいた。今まで触ってきたどんな時計よりも軽いのだ。

綿菓子を持ったような重量感。あまりの軽さで、そこには "ある" のに、持った感覚を失うような感じだ。

装着してみると、パッと見た感じは存在感を主張しているように見えると思う。正直、自分が想像していたよりも大きかったので、すこし驚いた。

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しかし着けている本人は、意外と、そんなに存在感を感じない。いやむしろ、冒頭お話しした通り、着けていることを感じさせないほどの心地よさだ。

いままでのどんな時計でも味わったことのない感覚。これはぜひ一度手にとってもらいたいものだ。

Redearレッディアのバンドサイズの調整には一苦労

さて。この記事を読んで興味を持っていただき、ぜひ買ってみようと考えた方には、ひとつ忠告しておかなければならないことがある。

この時計、そのままだとバンドのサイズが非常に大きい。実際に手に巻いてみると、これだけ余ってしまう。

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したがって、バンドのサイズの調整は必須となる。

Redearレッディア」のバンドは「ピン式」で、ひとつひとつのパーツの間にピンを差して繋ぎ、固定している。サイズを調整するには、このピンを取り外し、間の部品を取り除かなければならない。

ピンの取り外しには、付属している「ピン抜き棒」を刺し、ハンマーで叩いて抜く必要がある。

かなりしっかり固定されているので、ハンマー無しではピンはびくともしない。100均一でも構わないので、ハンマーは用意しよう。

欲をいえば時計を固定しておく「固定器」があると便利だ。なくてもなんとかなるが、以下のようなバンド調整工具が1セットあると心強い

「ピン式」のバンドのサイズ調整のやり方は以下の動画が参考になる。実際に自分でやるときはチェックしよう。

他ブランドの竹製の腕時計

竹製の腕時計はなかなかに種類が少なく、選択肢が限られている。私がAmazonで探した中で、最後までどれにしようか悩んだのは以下の2つだ。

最終的に「Redearレッディア」の商品にしたのは、文字盤の雰囲気だ。個人的に、一番シンプルで余計な装飾がないものにしたかった。

木製の腕時計ブランド

一方、木製の腕時計であれば選択肢はいろいろあった。もし竹にこだわらないのであれば、天然木の時計もいいだろう。

TENSEテンス:伝統ある木製腕時計の一流メーカー

木製の腕時計で一流メーカーというと、カナダのTENSEが挙げられます。1971年創業の歴史あるメーカーで、「カナダのメープルウッドの良さを世界に届けたい」をコンセプトとしています。

ただ、一流メーカーだけあって、価格も一流。安いモデルでも2万円弱にはなります。

WEWOODウィウッド:ファッション性の高いイタリアメーカー

WEWOODウィウッドは2010年創業の比較的若いイタリアのメーカー。環境保護活動に熱心で、フローリングや家具を製造した際に出る端材を原料として作っているとのこと。

ファッション性が高く、さきほどに比べれば価格もリーズナブル。1万円前後で、高いモデルでも2万円弱になります。

BEWELLビーウェル:リーズナブルで手に入れやすい良品

BEWELLビーウェルは中国のブランド。5,000円を切るリーズナブルな価格帯で、手に入れやすいのが特徴だ。

時計のデザインやタイプ、色、素材など様々で、選んでるのが楽しい。このブランドなら竹製の時計も取り扱っている。

あとがき

竹製・木製の腕時計のメリットは、金属に弱い人でも使いやすいこと。肌が敏感な人でも身につけていられるので、腕時計を嫌っていた人にも勧めたい。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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