IdentityV(第5人格)についてLobiやTwitterで情報収集していると——あるいはゲーム内でチャットをしていると——見慣れない専門用語を目にする機会が多々あると思います。
基本的には、IdentityV(第5人格)のベースとなったゲーム「Dead by Daylight(略して DbD)」でよく使われている言葉を、共通言語としてこのゲームでも使用しているんですね。
IdentityV(第5人格)でよく使われる用語をまとめてみましたので、今後のゲーム攻略の参考にしてみてください。
チェイス
ハンターに追跡されている状態、追いかけっこをしている状況のことを指します。英語の「chase」をそのまま使った言葉で、「追う、追跡する、狩る」といった意味です。
「チェイスが上手い」といった場合は、ハンターに長時間捕まらず、暗号機を解読するための時間を上手に稼げたってことですね。
キャンプ
ハンターがサバイバーをイスに縛り付けたあと、仲間が救助できないようにハンターがイスにべったり張り付くことを意味します。ここをキャンプ地として居座るから、このように呼びます。
「キャンプをするハンター」のことを「キャンパー」と呼びます。ゲーム内容に進展がなくなるので、あまり好まれない戦法ではあります。
キャンプにはいろいろ種類がありますので、その中でメジャーなものを2つ紹介します。
フェイスキャンプ
サバイバーとハンターが顔面を擦り合うぐらい密着するキャンプスタイル。テコでも動かない確固たる意志を持ってキャンプをしている人です。
どうにはイスから剥がすべく仲間がハンターの周りをチョロチョロと動き回ろうとも、微動だにしない。こうなるともう何をしても無駄なので、諦めて解読を進めてしまいましょう。
ケバブ
イスに縛り付けたサバイバーを、ハンターがバシバシと叩く行為。本家「Dead by Daylight」で特定のキャラクターがこの行為をすると、ケバブ屋が肉を削ぎ落とす仕草に似ていることから、この名称が浸透しました。
ゲームのルール上、この行為に意味はありません。ゲージが早く貯まるわけでもなければ、ポイントが加算されるわけでもありません。基本的にはハンターがサバイバーを煽る行為として受け取られてしまいます。
しかし限定的に、「長い時間チェイスをし続けてようやく捕まえたサバイバーに対して、相手のプレイングの上手さに敬意を評して殴る」といった意味もあります。
トンネル
ハンター側の戦法の一つで、同じプレイヤーを優先的に狙う行為を指します。
サバイバーは、最大2回までならイスに縛られても救助してもらえますが、3回目は問答無用で退出させられます。
したがって同じキャラクターに集中して、短い時間で何度もイスに縛り付けるのは、ハンター側にとってはゲームが有利に進むのです。
ノーワン
内在人格「引き留める」のことを「ノーワン」と呼ぶことがあります。
これは、本家「Dead by Daylight」に同様のスキルがあり、「NO ONE ESCAPES DEATH(誰も死からは逃れられない)」を略して「ノーワン」と呼ぶことから、「IdentityV」でも同様に呼ぶようになりました。
効果は「暗号機が5つ解読されてから120秒間、サバイバーを1撃でダウンさせることができる」というもの。
バベチリ
内在人格「指名手配」のことを「バベチリ」と呼ぶことがあります。
これは、本家「Dead by Daylight」に同様のスキルがあり、「バーベキュー&チリ」を略して「バベチリ」と呼ぶことから、「IdentityV」でも同様に呼ぶようになりました。
ただし全く同じ効果ではありません。「指名手配」の効果は「サバイバーが4人いて、そのうち1人がイスに拘束されたとき、残りの3人のうちランダムで1人の位置を表示する」というもの。
板グル
ハンターとのチェイス中、板を倒せるルートを絡めつつ、同じ場所をグルグルと回る行為のことを指します。
子供の頃の鬼ごっこで、鬼がテーブルの反対側に位置するように、右に左に牽制し合うことってよくありましたよね。それと同じ状況です。
フェイクの読み合いが結構楽しい瞬間ですよね。
釣る/釣られる
たまに「釣る/釣られる」って言葉を目にしますが、イスに拘束する/されることを指します。
本家「Dead by Daylight」では、捕まえたサバイバーをイスに縛るのではなく、釣り針のようなものに引っ掛けるので、このように呼ばれるんですね。
鯖
サバイバーのこと。サバイバーの「サバ」を略して呼ばれています。キー入力するときも短縮できて楽ですよね。
ラキボ
ラッキーボーイ。つまりサバイバー「幸運児」のことを指します。
日大
サバイバー「オフェンス」のこと。
日本大学のアメフトチーム「フェニックス」が行った反則タックルがあまりにも世間で話題となったため、「日大」と言うだけで伝わるようになってしまいました。
ちなみに日大の件はアメリカンフットボールですが、「IdentityV(第5人格)」のオフェンスが持っているのはラグビーボールですよ。
やさ鬼
「優しい鬼=やさ鬼」。最後に残ったサバイバーをイスに縛ることなく、泳がせ続けてくれるハンターのこと。
なぜこの行為が「優しい」のかといえば、サバイバー側のポイント稼ぎを手伝ってくれるため。ハッチの場所を教えて帰してくれたり、板を当てさせてくれたり、ゲートが開くまで見守ってくれていたり——その行為は様々です。
煽りじゃないのよ。
肉壁/肉盾
負傷したサバイバーとハンターの間に割り込んで、負傷したサバイバーをかばうためにわざと攻撃をもらう行為。
健常なサバイバーの場合、一発殴られただけでは負傷止まり。ダウンはしません。そしてハンター側は攻撃後の硬直時間が発生します。
この硬直時間を利用して、負傷したサバイバーを遠くへ逃したほうが、今後のゲーム展開が有利に運ぶ可能性が高くなります。
その他、他のサバイバーが風船に縛られているときの進路を妨害したり、イスの前を塞いでみたりと、ともあれ身を挺して仲間を助けようとする行為を総称して「肉壁/肉盾」と呼びますね。
無理救助
キャンプをしてるハンターに対して、一発殴られることを覚悟して、無理矢理に仲間を救助しようとする行為。
「肉壁/肉盾」と同様に、ハンターの攻撃後の硬直時間を利用して仲間を救助しようとする戦術です。しかしプレイングが上手でないと、せっかく助けた仲間が再度殴られてしまったりと、状況は悪化するばかり。慎重に検討しましょう。
執筆後記
これらの用語はあくまで「ゲームをプレイしている人たちが勝手に呼び合っている通称」であって、公式な呼び名ではありません。知らない人がいて当然ですから、世界の共通言語みたいにして「知らないの?だっせー」といった態度は止めましょうね!