先日「iPhone版1Passwordが指紋認証によるロック解除に対応して、メッチャ使いやすくなりました―!」という主旨の記事を書きました。
おかげさまでご盛況いただいた記事なのですが、その中に気になるコメントが数多くありました。それは……
「指紋認証設定したけど、いっつもマスターパスワード要求される。結局キーボードで打たなくちゃダメなんじゃん」というもの。
これにはちょっとしたカラクリというか、コツというかがありまして。今日はそんな小ネタの話をいたします。
要求までの時間を長くして!
指紋認証の設定は、きっと今のままで大丈夫です。設定画面の「セキュリティ」から「Touch ID」をオンにしておけば、設定は完了しています。
しかし、その画面の最上段に「マスターパスワードに関する設定」の項目があるの、お気づきですか。指紋認証によるロック解除ができないのは、きっとこれが原因。
「要求までの時間」という項目を長めに設定しましょう。私は30日間にしています。
これできっと問題は解決するはずです!
これって何の設定なの?
これ、何の設定かというと「マスターパスワードを要求するまでの時間」なんです。
つまり、理屈としてはたぶんこういうこと。
セキュリティのレベルは、指紋認証よりマスターパスワードの方が高い。つまり、マスターパスワードの方がセキュリティが強固なんです。
アプリ側としては、簡易な指紋認証ではなく、マスターパスワードによるロック解除を頻繁にして欲しい。なので、マスターパスワードを要求する時間を設定してるんです。
しかしユーザー的には、指紋認証でサクッとロックを解除したい。なので、「マスターパスワードはあんまり要求してくれなくていいよ」と設定を変える必要があるんです。
ちょっと分かりにくいですが、指紋認証を設定するさいは気をつけてくださいね。
それでは、今日はこの辺りで。