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【レビュー】SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HSが流石のコスパで驚くしかない

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「やすかろう、わるかろう」が横行している中国製のワイヤレスイヤホン市場。個人的に、無名のよくわからないワイヤレスイヤホンは、音質も品質もまったく信用ならないと思っています。

しかしそんな中でも、唯一ぼくが信頼している中国のオーディオメーカーがあります。それが「SOUNDPEATS」。

中国の深センに拠点を構える企業。ポータブルオーディオ製品の専門ブランドとして、約10年の実績があります。

友人から「やすくて品質の良いイヤホンはないか?」と相談をもらったら、このメーカーの製品を選択肢のひとつとして提示するでしょう。それぐらい信頼しています。

そんなSOUNDPEATSさんから今回提供いただいたのが「AIR3 DELUXE HS」。
インナーイヤー型では世界初、日本オーディオ協会の認証を受けたハイレゾ音源再生をサポートする完全ワイヤレスイヤホンです。

SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HS の特徴とカタログスペック

SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HSは、インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン。

ハイレゾ音源再生をサポートしている他、LDAC高音質コーデックにも対応しており、音質の良さがウリです。

商品のカタログスペックは以下の通り。欲しい機能は十分すぎるほど揃っており、7,000円という価格にも納得のスペックです。

基本仕様
ドライバー 14.2mmダイナミックドライバー
通話用内蔵マイク 高感度MEMSマイク*2(片側)/ENC通話ノイズキャンセリング
本体寸法(L*W*H) 60*22.5*48 mm(ケース込み)
NET 約4g(イヤホン/片側)/約36.3g(充電ケース+イヤホン両側)
防水規格 IPX4
Bluetooth仕様
Bluetoothバージョン 5.2
対応プロファイル A2DP,AVRCP,HFP,SPP,GATT
対応コーデック AAC,SBC,LDAC
通信範囲 10M
バッテリー
バッテリー容量 300mAh(ケース) 30mAh*2(イヤホン)
最大再生時間 約5時間
イヤホン本体 充電時間 約1.5時間
充電ポート USB Type C

SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HS の詳細とフォトギャラリー

こちらが外箱と内包物。余計なオプションはなく、充電ケースとイヤホン、説明書、充電用のUSB←→Type-Cの変換ケーブルの3点が付いてきます。

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説明書は日本語もサポート。安心ですね。

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充電ケースは、黒い光沢のあるデザイン。プラスチック感が否めず、高級感などはあまり感じない、というのが正直な感想です。そこは忖度しません。あと、触るとベタベタ指紋がつくのも、ちょっと残念な感じ。

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背面には「SOUNDPEATS」の刻印。

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ケース底面から充電ケーブルを挿します。底面もすこし丸みを帯びているので、ケースを立てることができないのが玉に瑕。

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正面にはインジケーターが付いていて、イヤホンケースのバッテリー残量が見た目でわかるようになっています。

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フタを開けて、イヤホンを取り出します。
フタは磁石でパチンと閉じるだけ。手軽ではありますが、ちょっとした拍子に開いてしまいそうな不安感はあります。ただこれは、ワイヤレスイヤホン全般に共通していえる話ですね。

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金色のロゴはタッチパネルになっていて、触れる回数や長さによって簡単な操作が可能です。塗装はマットなブラックで、サラサラとした手触りが心地良い。

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装着検出機能がついており、イヤホンを着け外しすると、自動的に音楽をオン/オフに切り替えてくれます。

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マイクは、音声入力用やノイズフィルター用など、計4基のマイクを搭載。通話用マイクがスティックの先端についており、自分の声を拾いやすくなっています。
また、ロゴ下にあるノイズフィルター用マイクは、通話中の背景ノイズを除去します。

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以下はマイクの音質比較。AirPods第三世代とSOUNDPEATS AIR3 DELUXE HSの聴き比べです。
SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HSのほうが低音がドスドス響く感じで、AirPodsのほうが純粋でクリアな印象。しかし目立った差はなく、非常に聞き取りやすい、良い音質だと感じました。

SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HS のマイクテスト

AirPods第三世代 のマイクテスト

 

イヤホンの重量は、片耳が約4g。重さをほとんど感じず、軽快な装着感が気持ちいいです。
そりゃあカナル型のイヤホンに比べたら密着感・密閉感はありませんが、だからこそ、軽やかで、異物感のすくないこの着け心地が、ぼくは好きだったりします。

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SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HS の Good ポイント

心地よくクリアでありながら低音もキチンと強く響く

ぼくは音楽をやっている人でもないですし、オーディオマニアでもありません。ただただ一般人が、日常的に音楽を聴いたり、動画を視聴したりする。そのレベルであることを、頭の片隅に置いておいてください。

さて。音質について、不満を感じた瞬間はありませんでしたね。安物イヤホンにありがちなスカスカ・ポコポコした感じは一切ありません。

ぼくは普段はAirPodsの第三世代を愛用していて、それと比べてしまうとやっぱり見劣りしてしまうのは事実。ひとつひとつの音の際立ち方や広がり方、臨場感は、AirPods第三世代に軍配が上がってしまいます。

しかしそももそも価格帯が違いますからね。単純な比較はできません。1万円を切る価格でこれだけの音質を出せるのであれば、コストパフォーマンスとしては120%の満足感です。

ちなみに「ハイレゾ対応」とのことですが、正直なところ、その恩恵を肌感で感じることはできませんでした。耳が鍛えられている方なら聴き比べられるのかも——。

「ハイレゾとはなんぞや?」という方は、以下のページが参考になりましたので、合わせてご覧ください。

軽快で心地良い装着感で長時間の利用でも疲れない

インナーイヤー型のイヤホンの魅力を十分に感じられる仕上がり。耳に装着していても、煩わしく感じず、ストレスフリーで使い続けられる心地よさがあります。

最近は自宅での仕事が多く、動画視聴・音楽鑑賞・ビデオ会議が連続で続くことも珍しくなく、数時間はイヤホンをつけっぱなしにすることもあります。

そんなときでも疲れず、肩もこらず、自然な形で使い続けられるのは嬉しいですね。

意外とマイク音質がよく、ビジネス利用でも十分活躍できる

マイク音質の良さには驚きました。最近はビデオ会議や動画撮影など、自分の声を相手に届ける機会も多かったため、安心して使えるクオリティだったことは素直にうれしいですね。

ワイヤレスイヤホンって、音質にはこだわっているのに、マイクの品質はおもちゃレベルってことも珍しくないんです。なのでマイク音質には正直期待していなかったので、これはびっくりでした。

基本スペックが充実していて隙がない

その他の基本スペックについて、どこをとっても不満を感じない、高水準なスペックなのが良いですね。

バッテリーの持ちも良い。また、左右どちらのイヤホンでも独立して使えるので、バッテリー切れの心配がありません。

防水にもキチンと対応しているので雨の日でも怖くない。スポーツをやる人も、イヤホンが耳から外れる心配を除けば、安心して使えますね。

SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HS の「ここがおしい!」

マルチペアリングに非対応!複数デバイスを使う人には不便

複数のデバイスに同時接続できないのが難点ですね。

ぼくは普段iPhone・Mac・iPadの三種を手元に揃えていて、ケースに応じて使い分けています。

イヤホンの接続先を切り替えるために、そのつどペアリングし直さなければならないのは、本当に手間で、面倒です。

そういう点ではAirPodsの便利さが際立ってしまって、「なんだか使いにくいなぁ」という印象でした。せめて2台ぐらいは同時接続できてほしかったです。

充電ケースに指紋がベタベタつくのが気になる

ケースがツルツルの黒塗りなので、指紋がめちゃくちゃ目立ちます。「自分一人で使う分には問題ないでしょ」と感じる方も多いかと思いますが、ぼくはちょっと気になってしまうのです。

拭いても拭いても、すぐにまた汚れてしまうので、きれいに使い続けるのは不可能。保護ケースを付けるなどの対応が必要になりそうです。

全体的に "軽い" 仕上がりで、持っていることの楽しさが少ない

ケースやイヤホン本体を含めて、全体的に "かるい" 仕上がり。

コストパフォーマンスは十分に感じるのですが、重厚感や高級感がないため、ガジェットとしての「使うこと・持っていることの楽しさ」みたいなものは感じづらいですね。

まとめ

言いたいことを言いましたが、総じて「コストとパフォーマンスは、いい意味で壊れてるイヤホン」だと思います。

1万円を切る価格でこれだけのパフォーマンスがあるなら、十分に満足できるでしょう。特にインナーイヤー型のイヤホンが少な方には、満を持しておすすめできる逸品です。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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