Webディレクターの仕事

ストレスフリーの第一歩。頭をカラッポにするために、Inboxには全てを吐き出す【GTDをもう一度 Vol.1】

さて、始まりました新シリーズ「GTDをもう一度」。
その第一弾は、GTDでの最初の一歩「Inboxに頭の中のすべてを吐き出す」についてです。つまり、”収集”についてお話しします。
ここではあまり形にとらわれず、頭の中をカラッポにすることこそ最重要。気楽にいきましょうね。

Inboxに吐き出す意味

GTDの最大の魅力は「頭の中をカラッぽにした状態」を作ることにあり、だからこそストレスフリーだと言われるのです。
頭に何か引っかかった状態があると、それを常に気にして生活しなければいけない。
逆に、頭の中のものを全て吐き出し、外部に出してしまう。そうすれば、何かを気にして生活する必要がなくなるのです。
その吐き出した先の受け皿が、Inbox。
このInboxに、まずは自分の頭の中を全部入れてしまいます。正確には、文字にして書きだして、それを一箇所にまとめます。
そして、それらを1つずつ整理・仕訳していく。GTDの流れはこんな感じですね。
ですので、Inboxに入れる内容は、何も「これからやらなくちゃいけないタスク」に決まっているわけではありません。
何でもいいんです。とりあえず”吐き出す”ことが大切なのですから。ToDoだけじゃなく、気になったことは全て出すようにしましょう。

Inboxへの吐き出し方

頭の中のことを書きだすのは、アイデア発想やブレインストーミングと似ているところがあります。
それは、アイデアを自分で潰してしまわないこと。これが、GTDでもブレストでも、最も重要な点だと思っています。
つまり、頭の中で「これは必要。これは不必要。」と勝手に整理しないこと。
まずは吐き出すことが目的なので、そこで整理・仕訳・判断をしないようにしましょう。赴くままに書き出していくのです。
▼発想のトリガー。お役に立ちますか?

GTDでお仕事カイゼン!:第2回 GTDのワークフローを体験(収集編)|gihyo.jp … 技術評論社

Inboxを何処に作るのか

Inboxに適するかどうか。それにはいくつが条件があります。
(1) いつでもメモを入れられる
(2) いくらでもメモを入れられる
(3) どんな形のメモでも入れられる
(4) そこに入れたメモを、動かせる
私にとっては、少なくともこの条件をクリアしない限り、Inboxの機能を果たせません。
まず、いつでもメモを入れられる場所であること。そうでなければ、思いついたコトを吐き出し続けられません。常に頭をカラッポにできてこそ、GTDにおけるストレスフリーが達成できるのですから。
また、メモできる量に限りがあれば、それもストレスの原因となってしまいます。
加えて、どんな形であっても入れられる箱である必要もあります。
最後に、入れたメモを動かせる必要があります。これは、今後のステップで「仕分け」を行う必要があるため。
これらの条件に合致するものは何かなぁを考えると、Evernoteだという結論に私は達しました。
GTDにおけるInboxの最大の意義は、「そこに行けば必ずある」という安心感を得ること。これを楽に達成できるのは、やはりEvernoteかなぁと思うのです。
▼Evernoteでの収集方法については、コチラも参考にしてみてください。
【Evernoteが続かない3つのメンドクサい】第1話:メモするのがメンドクサいを解消する。 / あなたのスイッチを押すブログ 

Inboxへの書き出し方

書籍では2時間を推奨していましたが、私は1時間。みっちり集中して、Inboxへの収集に注力しました。その途中経過が、こんな感じ。

私はEvernoteにノートを作り、そこに書き込みました。思いついた端から箇条書きに、ガンガンと書いていく感じですね。その後の仕分けもしやすいように、ノートに表も挿入しています。
これらの箇条書きにしたテキスト。これを次回から、仕分けをしていくこととなりますね。

あとがき

GTDの真髄は、このInboxというシステムですね。
これがあるから、頭の中を常にカラッポにしておける。その安心感たるや、他のどんなシステムよりもシンプルで効果的だと感じています。
単純なのに、スッゴい効果だ。よくこんなシステムを考えついたもんだ。

■関連エントリー

【GTDをもう一度 vol.0】できている気になっているけど、しっくりこない。ならば一緒に組み直そう。 / あなたのスイッチを押すブログ 
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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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