「25分の集中タイム + 5分の休憩タイム」を 1 セットとして、これを繰り返していくポモドーロテクニック。
目の前にある「タスク」に集中するのではなく「時間」に集中するため、脱線や中断が起こりにくく、また、高いパフォーマンスを維持しつづけられます。
特に、自宅でのリモートワークなど、自分のパフォーマンスを自分自身で厳しく管理しなければならないような環境では、絶大な威力を発揮してくれるテクニックです。
むずかしい手順や面倒な準備なども必要なく、今日、いまから始められるという手軽さもまた、愛される理由のひとつですね!
さてそんなポモドーロテクニックにはタイマーが必須ですが、個人的には「物理的なタイマー」を使用することをおすすめします。
物理的にタイマーを用意したほうが良い理由
iPhoneなどの専用アプリもありますし、なんなら時計アプリのタイマー機能を使ったって、ポモドーロすることはできます。しかし、そのときに問題となるのは、タイマーを開始するまでの手数の多さです。
アプリを起動し、所定の画面を開いて、時間をセットして、タイマーを開始する。ものによって多少の違いはあるものの、3手・4手程度の手順が必要になります。
「たったそれだけ…」と思うかもしれませんが、この数手があなたの「やろう」という気持ちをグッと引き戻してしまうかもしれません。
特にコンディションがよくないときは、ほんのささいな「面倒くさい」が原因で、タイマーを使わなくなるんです。
1回サボり、2回サボり……。これが積み重なり、習慣化がされぬまま、いつの間にかポモドーロテクニックという存在自体を忘れてしまう。……実体験です。
なので「タイマーをセットする」という手順は、極力手間がかからず、1アクションで完了するのが理想的です。
理想を叶えてくれたGood Design なタイマー
この理想を叶えるために僕が購入したのが、こちらのタイマー。
見た目にもスタイリッシュですが、肝心なのは中身です。
電源をオンにしたら、タイマーをかけたい数字を上にして、置くだけ。これだけです。
"置く" というアクションをするだけで自動的にタイマーがはじまる。これ以上かんたんな動作はそうそうないでしょう!
タイマーを一時的に止めたいときは、時間表示の面を上にして置く。すると一時停止となります。再開するときは、ふたたび25分の面を上にして置きます。
時間になるとけたたましいアラーム音が響きます。バイブレーションなんてオシャレな機能はありませんが、静かにしたいときはライトで知らせることもできます。
ちいさくでも良いから実践することが大切
見た目にもスタイリッシュで、デスクの上に置いておいても見た目がじゃまになりません。
ポモドーロを開始するために、このタイマーを持ち上げて、回し、置く。
この一連の動作が、僕の気持ちを切り替えるスイッチとなる。なんだか気分が乗らないときでも、気分とテンションをちょっとだけ盛り上げてくれます。でも、このちょっとが、とてもうれしい。
「25分はがんばれないや…ってときは、15分や10分、なんなら5分など、小さく始めることもオススメです。
人って気持ちの生き物ですから、がんばれないときだってあります。そんなときには、無理にいつものパフォーマンスを取り戻そうとするのではなく、いまできるベストを目指せばOK。
いまの自分のベストが5分なら、それだっていいんですよ。
でも、一番いけないのは、気分が乗らないからってダラダラやること。これはNGです。短い時間でもいいので、フォーカスすることをやめないようにしましょう。
あとがき
100均で売っているようなキッチンタイマーでも、そりゃあべつに良いんですけどね。
でもせっかくならカッコいい方がいいでしょう?道具はやっぱり、使っていることが楽しいと思えるものじゃあなくっちゃ。