新しく販売されたiPhone XS / XS Max。購入することは決めているが、容量に迷っている人も多いかと思います。
64GBと256GB。もちろん容量が大きいほど安心できますが、差額は1万7千円と、決して安くはない金額です。
色々と悩んだのですが、最終的に私は64GBに決めました。128GBのiPhone 7 Plusから、64GBのiPhone XS Maxへの乗り換えです。そこに至った経緯と考えを、今日はご紹介しようと思います。
64GBで足りるのか?256GBは高いのか?
結論から先にお話しします。iPhoneの仕組みに精通していて、iCloudやGoogle Photoなどのクラウドサービスを使いこなせている人であれば、容量について悩み、慎重に検討すれば良いと思います。
しかし「なんとなくiPhoneを使っている人」や「整理整頓が苦手な人」「マメでない人」「面倒事が嫌いな人」は256GBを選ぶべきです。これは間違いない。
なぜなら、64GBのiPhoneで運用しようと思ったら、iPhone内にデータを持たないように工夫しなければならないからです。iPhoneで撮影した写真や動画、音楽データなどを適切に整理しなければ、64GBでは足りません。
逆に256GBあれば、特に整理整頓は不要でしょう。256GBもあれば運用するための工夫を凝らさなくとも、iPhoneの中で潤沢にデータを持ち続けることができます。
自分の使用状況を確認する
私のiPhone 7 Plusのデータ占有率は以下の通り。今まであまり整理整頓はせずにココまで使ってきたので、64GBは超えてしまいましたが、128GBにはまだまだ余裕があります。
使用状況は以下のような感じです。
- 写真は約4,000枚。2017年から撮影し続けて、ほとんど消してない。
- 動画は約60本。たまに不要な動画を削除した程度。
- 音楽データはほとんど持たない
- 映画は15本ほど。「通勤時に視聴するための映画を数本」+「子供用のアニメを10本程度」、Amazon Primeからダウンロードしてある。
- ゲームはよくやる「PUBG」と「第5人格」の2つだけ。
使用しているデータの内訳の多くは「写真と動画」。それだけで約30GBの容量を占めていて、次いで「ビデオ(映画)」や「ゲーム」。他にも「音楽」データが圧迫の原因になりがちです(私はほとんど音楽データを持たないので、ここには出てきません)。
上述した通り、すでに使用しているデータ容量が64GBを超えており、このままでは新しいiPhoneを買ってもパンクしてしまいます。
しかし上の結果を言い換えれば、つまり写真や音楽、ビデオ、音楽データを適切に処理できる人であれば、64GBでも十分運用は可能ということです。
実際に整理整頓してみた結果
64GBで事足りるかどうかを確かめるため、久しぶりにiPhoneの大掃除をしてみました。その結果がこちらです。
64GBを大きく下回って41GBまでスリムアップ。強制的に使用されてしまうシステムデータが13GBあるため、私が使用しているデータ容量は実質28GBということになります。
各データをクラウド上に移動させたり、不要なものを削除したりして、iPhoneで持つデータを極力排除しました。データ占有率は以下の通りです。
整理整頓した内容の詳細
14,000枚あった写真をすべてGoogle Photoにアップロードし、iPhone内のデータはすべて削除。
2動画も同様に、Google Photoにアップロードし、iPhone内のデータは削除。
3「念の為に入れていた子供用のアニメ10数本」をすべて削除し、自分が通勤用で見る映画数本を残した。
4ゲームは特に変更なし。PUBGと第5人格は捨てられないっす。
5その他、LINEのデータ量が大きかったので、キャッシュを削除してスリムアップ。
こんな感じで、iPhone全体のデータを消して、スリム化させました。これであれば64GBまで十分に余裕がありますので、心置きなく家族の写真や動画を撮影できます。
結論:ちゃんと整理できるんなら64GBでもOK
このように、iPhoneの仕組みやクラウドサービスに精通していて、且つ、ちゃんと整理整頓ができる人であれば、64GBでの運用は十分可能だと思います。
整理整頓の頻度も、そこまで頻繁にする必要はないかなと思います。1ヶ月に1回ぐらいiPhoneの中身をデータ使用状況を確認して、55GBを超えてきたなーぐらいになったら整理すれば十分かと。
逆に、上記で私が説明した内容をあんまり理解できなかったり、自分で実践できそうになかったら、256GBを選ぶことをオススメします。
256GBもあれば、よほどのことがない限り使い切ることはできないでしょう。動画をバンバン撮ったとしても問題ないかなと。
あとは、以下のような「iPhoneの中のデータを保存しておくガジェット」を利用するのも、ひとつの方法です。これを使えば、iPhoneの中の写真や動画データを消す必要がなく、外部に保存しておくことが可能です。