ブログの本文がどんなに長くなったとしても構いません。しかし、その内容を端的に表現できなければ、その記事には迷いがあるのかもしれません。
160文字〜200文字程度。これは私がひとつの目安としている文字量です。
これぐらいの長さにまとめる事で得られるメリットが3つほどありますので、今日はその理由をお話ししようと思います。
1. 読者に伝えたい内容がハッキリする
ブログ記事で重要なのは、「誰に」「何を」伝えたいかということです。つまり、メッセージですね。
どんなに長い記事だったとしても、読者に伝えたい内容は一つに絞るべきです。「あれもこれも」と盛り込んだ記事にはメッセージがなく、結局は読者に届かない。
メッセージを持てているか否か。それを判断する一つの目安が「短い文章で言い切れるかどうか」なんです。
どんなに長く複雑な文章だったとしても、メッセージが一つであれば、それは短い言葉で言い切れる。
逆に短くまとめられなかった場合は、言いたいことがブレてしまっている証拠。それは読者が感じる「結局なにが言いたいの?」という複雑な感情に繋がってしまうので、避けるべきです。
メッセージを短い文章で表現できるかどうか。今一度自分の書いた記事を振り返ってみましょう。
2. 読者は記事の内容を早く知りたがっている
記事を読むか、それともスルーしようか。その判断は一瞬です。
最初に読者に届くのは、記事のタイトル。これによって記事の存在に目を向けさせられ、ほんの少しの興味を喚起させられます。
そして次に「判断」するんです。読もうか、スルーしようか……。
タイトルに興味はあるけど、釣られてしまうかもしれない。もしくは、自分が想像している内容とは違うかもしれない。
そんな読者のモヤモヤした感情に対して、「この記事はこういう内容ですよ」とアピールできれば、事前にミスマッチを防ぐことができます。
読者の判断を助けてくれるのが記事の冒頭の文章やdescription。
その記事の内容を端的に読者に知らせることで、読者を本文まで導くことができ、加えて読者に余計なストレスを与えなくて済むんです。
3. 検索結果で魅力的に見せられる
検索エンジンの検索結果に表示されるのは、タイトルだけではありません。「description」と呼ばれる記事の要約文も、結果として同時に表示されます。
検索結果で表示される文字量は、最大124文字程度。つまり、タイトルの次に「判断」の材料となるのが、この「description」になるんです。
これは検索結果に限りません。「はてなブックマーク」や「Gunosy」や「RSSフィード」など、タイトルで判断できなかった人のための要約文を表示するサービスは色々あります。
本文を読んでもらうために、本文を読まなくても内容が分かる記事。これが大切です。
あとがき:冒頭で言い切るべし
これらのことは記事の冒頭で言い切ってしまったほうが良いと、私は思っています。それは、読者と記事とのミスマッチを早い段階で解消した方が、読者のためだと思うからです。
長い文章を5分かけて読んだのに、結局自分が知りたい内容とは違っていた。そんな苦い経験を度々してきたからこそ、私はそれを極力防ぎたいと思っています。
それでは、今日はこのあたりで。