一人でできることって結構あります。加えて、一人は楽です。自分のスケジュールで動けて、他人に干渉されない。人のスケジュールに振り回されることもありませんから、非常に気楽です。
ですが、チームは楽しい。それは、最近気がついたこと。
昔は煩わしいと思っていたんですけどね。そもそもコミュニケーションが下手くそな私ですから、自分の思ってることを我慢して飲み込んだり、言葉足らずで人に迷惑をかけたり。。そんなことは今でもあります。
ですが、こうした挫折や衝突を繰り返してもなお、チームとしての活動を続けているのは、そこに「個人では達成できない魅力」を感じているからなのでしょう。
「個人」では得られない「共有」という宝
「個人」では味わうことができない、「チーム」としての楽しさは、「共有」にあると思っています。
人は元来、何かを共有したがる生き物です。飲み屋に行って昔話に華が咲くのは、その時間を「共有」した仲間だから。思い出を「共有」できる仲間とは、どんなに時間が過ぎようとも笑い合えるものです。
また、人は元来「認めてもらいたい」生き物です。自分の存在を認めてもらいたいから、「ありがとう」と言われれば喜ぶし、褒められれば有頂天です。
孤独が辛いのは、喜びや悔しさなどの感情を「共有」できなかったり、自分(もしくは他人)の成果を認め合う相手がいないからなのでしょう。
「個人」とは違う「成果」を得られるのもチームの楽しみ
例えば「アシタノレシピ」というブログメディアがあります。複数のブロガーが肩を組み合って運営しているブログで、その中に私もいます。
十人十色とはよく言ったもので、みんながみんな自分の色を持っている。一人一人の個性が眩しいぐらいに主張してきます。
ですが、それでも、それだからこそ「アシタノレシピ」という一つの作品ができあがっています。
改めて考えてみれば当然のことなのかもしれません。キャンバスに絵を書くのに、色は必要なんです。鉛筆一本でも素晴らしい作品はできますが、絵画と呼ばれる作品を作るのには昔から絵の具と筆を使ってきました。
料理もそうですよね。大阪で一人暮らしをしているとき、お腹が空いてブロッコリー一本を丸かじりしていた私ですが、欲を言えば調理された料理が食べたかった。
性質の違うものが化学反応を起こすことで、素晴らしい作品と成る。これが世の理なのかもしれません。
社会人になって思うのは、チームを作りづらくなった
しかし、社会人になって思うのは、チームや仲間を得るのが非常に難しいのだということ。学生の頃とは違い、自分自身の能動的なアクション無しではチームを組むことが難しくなるんです。これは、私が実際に感じたこと。
学生の頃であれば、多くの友人とコミュニティを共にするので、否が応でもチームができます。クラスメイトや部活があるので、特別な努力をせずとも仲間ができました。
しかし、社会人になると違いました。大阪に転勤して一人暮らしをしていた私は、会社を出れば天涯孤独。仕事に人生の時間を費やす日々で、何の変化も達成感も得られない毎日でした。
今でこそ、本を書いたり他のブログメディアで執筆したりと精力的に活動できていますが、それもこれも自分が「そうなりたい!」とアクションを起こした結果です。
2年前にアクションを起こしていなかったら……。そう考えると、背筋が寒くなってきます。
もし仲間を欲しているなら、おあつらえ向きの "場所" があります
なぜ急にこんなお話しをしたかというと、仲間を募るのにうってつけの場所をご用意したからなんです。それは「つながるカンファレンス 第9回」。
12月8日 第9回つながるカンファレンス(東京会場)(東京都)
12月8日 第9回つながるカンファレンス(仙台会場)(宮城県)
※ご希望する会場によってお申し込みページが違いますので、お間違いないようご注意ください。
今回はワークショップを主としたイベントで、その主旨は「つなげるワークショップ」。「人と人とを結びつけるお手伝いをしたい」という、つなカン元来の主旨を盛り込んだ内容です。
また、今回のワークショップや東京と仙台の同時開催。ネットを介してそれぞれの会場を中継することで、離れた場所で同時にイベントを行います。
自分のやりたい事を支えてくれる仲間を得られる。はたまた逆に、支えを求めている方の助けになれるかもしれない。
そんな、人と人との繋がりを通して、仲間を募り、チームを創れるイベントにしたいと思っています。
あとがき
しかし、自分で歩むことを止めてしまったら、決して人とは繋がれない。人は誰でも、不器用でも邁進して行く人が好きなんだと思いますよ。
それでは、今日はこのあたりで。