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SwapFileを生成しない本当に信頼できるMac用メモリー解放アプリ

最近どうもMacの容量が簡単に満杯になるなぁと思っていたら、どうやら「Swap File」なるものがボリュームを占めていたようです。

写真とか音楽をこの小スペースMacBook Airに入れている私にも原因はあるのですが、この「Swap File」も結構な容量喰いなんですよね。しかも、ある動作を起点として次々に生成されてしまうのが、また厄介な理由です。

その起点となるのが、特定のアプリによるメモリー開放。そのアプリで開放する度に、「Swap File」が生成されてしまうんです。

中には「Swap File」を生成しないメモリー解放アプリもありますので、もしメモリー解放アプリを使っている方は気をつけてみましょう。

そもそも「Swap File」ってなに?

スワップファイルとは、メモリの一部に代替されるハードディスク上の記憶領域のこと。

仮想メモリ(仮想記憶)とは、メインメモリが不足した際に、ハードディスクをメモリの一部に代替して利用するOSの機能のことを言う。
ハードディスク上に「スワップファイル」と呼ばれる専用の領域を用意し、メインメモリ容量が不足したら、ハードディスクの一部をメモリに見立てて使用する。
具体的には、メインメモリデータの中から、使われていないメモリ領域のデータを一時的にハードディスクに退避させ、必要が生じた際にメモリに書き戻す。

参照: スワップファイルとは ~ exBuzzwords用語解説

つまり、「Swap File」は普通にMacを使っている中でも生成されるファイルみたいですね。「メインメモリが不足した際に、ハードディスクをメモリの一部に代替して…」とあるので、メモリ容量が減るにつれて生成されるようです。

Macの場合は、マシンを起動すると自動的に1つ生成されます。そして、メモリが足りなくなると次々に生成されていきます。しかも、これが倍々ゲームのように増えていくんです。

容量バカ食いの Swap File

加えて「Swap File」はハードディスク領域なので、書き込むたびにハードディスクへのアクセスが発生してしまいます。そのためにパソコンの動作も遅くなってしまうそうです。

Swap Fileの削除方法は再起動

Swap FileはMacを再起動することでリセットされます。

MacBook Airの場合、マシンを再起動することはあまりありませんよね。私も長い時で一ヶ月ぐらいシャットダウンしないことがあります。

ですがそうすると、この「Swap File」がどんどんと増えていってしまい、ハードディスクを圧迫してしまいます。ですので、たまには再起動するのも大切ってことですね。

メモリー開放するとSwap Fileが増える?!

さて、本題に戻りましょう。

ある特定のメモリー解放アプリを使用すると、先ほどの「Swap File」が生成されてしまいます。そのアプリは結構いっぱいあって、むしろ生成されないアプリを探すほうが大変なぐらいです。

例えば、以下のアプリはすべて「Swap File」が生成されてしまいます。

Memory Clean Memory Clean
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iCleanMemory iCleanMemory
価格: ¥240 (掲載当時)
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Auto Memory Cleaner Auto Memory Cleaner
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FreeRAM Booster 2 FreeRAM Booster 2
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カテゴリ: ユーティリティ
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どれもApp Storeで「memory」と検索すれば上位に表示される程のメジャーアプリですが、残念ながらメモリ解放の代償に「Swap File」が生成されてしまうアプリです。

メモリー解放前
メモリー解放後

そんな中で(私が調べた限り)唯一「Swap File」を生成しないのが「Memory Scope」でした。

Swap Fileを生成しないオススメアプリ

2015/02/10 追記

現在、以下で紹介している「Memory Scope」はAppStoreで公開されておりません。かなりオススメのアプリだったのに……。残念です。

それ以外にSwapFileを生成しないメモリ解放アプリとして「FreeMan」があります。私は現在これを愛用中。

FreeMan FreeMan
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カテゴリ: ユーティリティ
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これ以降は、もう公開されてないアプリの紹介が続く感じで恐縮ですが、もしよければお付き合いください。

Memory Scope Memory Scope
価格: ¥350
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
App Storeで詳細を見る

アプリをダウンロードする


「Memory Scope」は、私が長い間愛用し続けているアプリの一つ。メモリーの開放もできますし、どのアプリがどれだけメモリーを消費しているかも可視化してくれます。あと、消費メモリーの高いアプリを個別に終了させることもできますよ。

おすすめメモリ解放アプリ Memory Scope

ちょっと残念なのが2つ。1つ目が、メモリー開放をするのに3クリック必要な所。開放する前に、メニューからアプリを起動する必要があって、それがちょっと面倒なんです。

2つ目が、「何GB以下になったらメモリーを開放する」という設定ができない所。いちおうオートメモリー解放機能はついているのですが、「何GB以下になったら」という設定をすることができないんです。これだけは非常に残念。

とは言っても、今のところ「Swap File」を生成しないメモリー解放アプリがこれしかなさそうですし、非常に安心して使えるので満足しています。

あとがき

前から「メモリー開放アプリに良し悪しがあるのか?」って思っていましたが、こういう点でも品質の差が出てくるものなんですね。気が付きませんでした。

まぁ、そもそも私がハードディスクを一杯に使っているのが良くないんですけどね。でも、MBAの場合は仕方ないのですよ。

私のようにハードディスクが一杯になりがちな人は、ちょっと「Swap File」のことも気にかけてみてはいかがでしょうか。それでは、今日はこのあたりで。

  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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