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みんながタブレットを使わなくなった理由から考える、iPadとの上手な付き合い方

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こんな記事を読んだ。iPadなどのタブレットを買ったは良いけれど、日常生活に上手に取り入れることができず、結局持て余してしまっている……という話だ。

しかしiPad miniフリークスのぼくとしては、そんなもったいないことはないと思ってしまうのだ。タブレットは、「必要なガジェット」ではないかもしれないが、「生活が潤うガジェット」だと思っている。

そこで、上記の記事であげられている「タブレットを使わなくなった理由」を元に、iPadを日常に取り入れやすくするコツをお話ししようと思う。「なんだか最近つかってないんだよなぁ」という人は、これを機にまた、タブレットを触って遊んでみてほしい。

エンタメを楽しむなら気軽に使えるiPad miniが最適

「ウェブサイトやネットニュースを見るのに、スマホより大きな画面で見やすくて良いと思ったが、スマホが大型化してきたことで、出番がなくなってきた」

「大好きな映画やドラマを、大画面で、いつでもどこでも見られるのが魅力だと思ったが、家ではFire TV Stick、外ではスマホを使うので、結局使わなくなってしまった」

といった意見。

これはたしかに、ぼくもそう思うことがある。ぼくの持っている iPhone 12 Pro Max は画面も大きく、"臨場感" を犠牲にして良いのであれば、ドラマや映画を十分に楽しめるほど、画面が大きい。

本や漫画を読むにも適しているし、ウェブサイトやネットニュースを見るにも、非常に快適だ。不便を感じたことはない。

でも、やっぱりぼくは、iPad mini が最高だと思っている。

たしかにiPhoneで事足りることは多く、iPadを持ち出すのは面倒に感じてしまう。表現が難しいのだが、iPadぐらいの大きさのタブレットは、使うまでに「よっこいしょ」ぐらいの助走が必要だ。

しかしiPad miniなら、その助走も「よっ」ぐらいで済む。手軽で、精神的な障壁が少なくて済むのだ。

iPhoneに過剰な機能と性能を求めなくて済む

また「iPad mini があるから、iPhoneはコンパクトなモデルで十分だ」という判断ができるのも、非常に大きなメリットだと感じている。

iPhoneにいろいろな機能を求めるのではなく、最低限のコミュニケーション・カメラ機能があれば十分だと割り切る。その代わり、クリエイティブやエンターテイメントの分野はiPad miniに集約する。

こうした役割分担をすることで、iPhoneに過剰な高機能・高性能を求める必要がなくなり、廉価なモデルでも長く使っていけるのだ。そうすれば、機種変のスパンも長くなり、費用負担も少なくなるだろう。

実際ぼくはそうする予定だ。

いままで僕は、2年に1回という短いスパンでiPhoneをあたらしくしてきた。しかも、なるべく高性能なモデルを買うようにしていたので、正直お財布には優しくない運用だっと思う。

しかし今後買う予定のiPhone 14は、比較的安価な通常モデルを買おうと思う。その代わり、iPad miniを使い倒しつつ、iPad miniに新しいモデルが発売されたら、そっちを買い換えるような運用にする予定だ。

iPad miniならコンパクトで軽量。カバンの中にサッと忍ばせて、どこにでも持ち運べる手軽さがある。タブレットを持て余してしまう人は、ぜひminiを検討してみてもらいたいところだ。

キーボードはペラッペラに薄いものを使わないに限る

「ノートPCの代わりに持ち歩き、ちょっとした仕事ができるようになったらと期待。しかし、タブレット端末用の着脱式キーボードが使いづらくて、結局パソコンのほうが良いってことになってしまった」

この失敗の問題点は、iPadではなく、キーボードの問題だ。

まず前提として覚えておいてもらいたいのだが、「薄型!軽量!コンパクト!」をウリにしたキーボードに、品質の良いものなど無い。これは断言しても良い。

iPadでテキスト入力をしたいと思う人の多くが、「折りたためてコンパクト!」とか「iPadケースと一体型になったキーボード」などを選ぼうとするが、それは間違った選択だ。ぼくも過去に何度も失敗している。

キーを押しても反応が悪かったり、タイピングの衝撃で簡単に動いたり、小さすぎてミスタイプが増えたりと、ストレスしか感じない。そんなものを使っていれば、そりゃあiPadへの愛着も無くなっていくだろうと思う。

iPad用だったとしても、キーボードはキチンとフルサイズのものを買おう。折りたためなくていい。普段のパソコンでの仕事でも十分に活躍できるようなキーボードがベストだ。そうすれば、iPadとキーボードだけを抱えてカフェに入っても、きちんと仕事になる。

「そうはいっても、バカでかいキーボードを持ち歩くなんてできない。折りたためなくてもいいから、せめて薄くて軽量なキーボードはないだろうか」

それならばと、ぼくが胸を張っておすすめできる逸品は、Logicoolの「MX Keys mini」だ。

バタフライ式のキーボードでありながら、指先には気持ちの良いタイピング感を感じることができる。ぼくはMacBook Airユーザーだが、わざわざこのキーボードを使って仕事をしていた。それぐらいに心地いい使い心地なのだ。

折りたためはしないが、幅30cmの重さ500gとコンパクト。小さなカバンでもサッと入れて持ち運べるサイズだ。

その代わり値段はしっかり14,000円ほどする。
キーボードとは、そもそも安い機械ではない。ちゃんとしたものを買おうと思ったら2万円も3万円もするようなガジェットなので、むしろ1万円を超える値段は品質への信頼感の証だ。

タブレットでのクリエイティブは至高の楽しさ

最後にひとつ。

タブレットを、単なる「エンタメを楽しむためのガジェット」と捉えると、なんだか途端につまらなくなる。「Macでいいや、iPhoneでいいや」というケースが増えていき、どんどん使わなくなってしまうのだ。

タブレットが楽しいのは、実はクリエイティブな作業だ。

ぼくは絵が下手だが、ヘタなりに楽しくイラストを描いたりして遊んでいる。娘と一緒に、絵でしりとりをすることも、iPadならではの楽しさだった。

簡単な写真や動画の編集もするし、撮った写真を組み合わせてのコラージュを作ったりもする。Apple Pencilをつかって、写真に書き込みをしたりするのも楽しい。

なにかを "創作する" するのに、タブレットは最適だ。キーボードやマウスなどを通してしか画面の中のものを触れないパソコンなどとは全く違って、タブレットなら自分の手やペンをつかって直接 "創る" ことができる。この違いは大きいのだ。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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