左右のイヤホンが完全に独立したワイヤレスイヤホンより、コードで繋がっているタイプのワイヤレスイヤホンのほうが、意外と取り回しが良かったりするものです。
今回ご支給いただいたのは「SoundPEATS(サウンドピーツ)」のBluetoothワイヤレスイヤホン「Q35 PRO」。比較的安価なワイヤレスイヤホンですが、クセがなく、とても使いやすい品でした。
SoundPEATS(サウンドピーツ)社製 ワイヤレスイヤホン「Q35 PRO」
今回ご支給いただいたのが「Q35 PRO」と呼ばれる製品で、カラーリングは日の丸を装飾した Japan Limited なるものをいただきました。
注目しておきたい機能は以下の通り。正直、値段を考えたら充実し尽くすしている機能だと思います。
AAC & APT-Xコーデック対応
IPX6防水対応
8時間連続再生可能
Bluetooth V4.1対応
ハンズフリー通話可能
リモコンによる簡易操作可能
イヤーフックにより耳から落ちない設計
これらの機能が揃って、4,000円を切る値段なのですから驚きです。「代わりに音がカッスカスなんじゃないの?」と思ったものですが、音質にも不満がなく。総合的に「叩く所が肩しかない」といったイヤホンでした。
右側のコードにはリモコンが付いており、音楽の簡易的な操作や、電話の操作などができます。
カナル型のイヤホンですが、イヤーピースだけでなく、イヤーフックが付いているタイプです。これにより耳へのフィット感が抜群なのです。
音質:クセがないので不満なく聴いていられる
まず皆さんが気になるであろう「音質」について。
私は特段音楽に精通しているわけでもなく、耳が肥えているわけでもありません。なので「音楽を120%楽しめるイヤホンかどうか」という判断はできません。その点だけはご留意を。
ただただ一般的な人がYouTubeやニコニコ動画を視聴したり、iTunesで落とした音楽を聴いて楽しむ。そういった使い方において、私はこの商品に一切の不満を感じたことはありません。
過去にカッスカスの使い物にならないイヤホンも経験したことがあります。そうした粗悪品とは違い、「音楽を楽しめる程度には満足していられるイヤホン」と思っていただければ良いのかな。
ベースやバスドラの音はちゃんと聴こえるし、かといって重低音でごまかすような感じではなく、ちゃんと高〜中音域も表現してくれる、クセのない印象を受けます。
コーデックも大切
AAC & APT-Xコーデックにも対応している点も非常に嬉しいポイントです。
コーデックとは、音声データを転送するときに展開/圧縮方式のこと。コーデックの違いが音質やオーディオデータの遅延に影響を与えます。
コーデックには「SBC」「AAC」「apt-X」の3つの方式があり、「SBC」より「AAC」「apt-X」の方が音質に優れ、低遅延となっています。
なのでイヤホンを選ぶ際は、このコーデックにも注目しておくのが大切です。
取り回しの良さが気に入っている
私が「Q35 PRO」を気に入っているのは、音質の良さではなく、取り回しの良さです。
まず耳に入れたときのフィット感が良い。汚い話ですみませんが、私は耳垢がネチョネチョ系でして、普通のカナル型のイヤホンはポロポロと落ちてしまいます。
しかしこのイヤホンにはイヤーフックが付いていて、耳の側面を支えてくれます。これにより、カンタンにはイヤホンが取れないようになっています。
一体型のイヤホンってところも実はお気に入り。耳から外したイヤホンも、そのままぶら〜んと肩から掛けておけるのがGoodなんです。
「人に話しかけられる」「ちょっと席を外す」「自転車に乗る」などの理由でイヤホンを外さなきゃいけないときにも、いちいちケースにしまう必要がないのです。
ちなみに左右のイヤホンにはマグネットが付いていて、それぞれをくっつけることができます。このように肩から掛けているときも、ポロッと落ちてしまう心配がありません。
あとは「生活防水に対応」ってところも好きで、ちょっとした雨ぐらいであれば気にせず使い続けられる使い勝手の良さが気に入っています。
バッテリーも充実!コマ目に充電する必要はない
バッテリーも長持ちで、8時間の連続再生が可能です。音楽を再生していない待機時間はほとんどバッテリーを消耗しませんので、一日使った程度では無くなりません。
充電時間も約1.5時間と少なめですので、朝起きて充電を始めれば出社時には使い始められるでしょう。
iPhoneに繋いでおけばバッテリー残量もわかりますから、「使いたいと思ったときにバッテリーが無くなっていてイライラする」といった失敗もないでしょう。
イヤーピースを変えるのもオススメ
もし耳へのフィット感や音質にこだわりたいのなら、イヤーピースを変えてみるのがオススメです。
「Q35 PRO」には「XS / S / M / L / XL」の5種類の大きさのイヤーピースが付いてきますし、それ自体に不満はありません。良くも悪くも一般的なシリコン製のイヤーピースです。
ただ世の中にはシリコン以外の素材で作られたイヤーピースもあり、イヤーピースを変えるだけで音質も付け心地も全く変わってくるのです。
特に私が使っている「ソニー:トリプルコンフォートイヤーピース」は、「ちょっと密度の高いスポンジ」みたいな独自素材のイヤーピースで、耳に入れたときに密閉感が抜群なのです。
「ちょっと今のイヤホンに満足していないんだ」という人は、まずイヤーピースを変えてみるのも良いかもしれません。
執筆後記
サウンドピーツ社の製品は、安価な割に品質が良くて、個人的に好きです。「特に音への強いこだわりはないよ」って人には、コスパの良いイヤホンとしてオススメできる商品ですね。ぜひお試しあれ。