Macの中でも欠かすことのできないアプリのジャンルとして、クリップボード管理アプリがあります。
この類のアプリを使えば、コピーしたものの履歴を保存しておけるようになり、その履歴の中からペーストしたいものを選ぶことができるようになります。
私はずっと「Clipy」という無料のアプリを愛用していました。ただ、今現在はちょっとだけ不具合が発生していて、おあずけ状態。
こちらの問題は調査中ですので、原因判明しだい修正してアップデートさせていただきます。ご迷惑おかけして申しわけありませが、今しばらくおまちください。
http://t.co/rkL6mHHiSl
— Clipy (@clipyApp) 2015, 9月 7
ということで、不具合の改善を首を長くして待っているわけですが、「そういえば他にもクリップボード管理アプリってあるのかな?」と気になったので、各種調べて試してみました。
今日はそんな、Macで使えるクリップボード管理アプリについて。
無料のクリップボード管理アプリ
Clipy
最初に、私がずっと愛用していた無料のクリップボードアプリ「Clipy」について。
現在はちょっと「コピーした内容のキャッシュが上手く削除されない問題」が発生しており、修正対応中。
しかし、この不具合さえ解消されてしまえば、これ以外の選択肢は不要なぐらい必要十分なアプリです。最初にクリップボード管理アプリを試すなら、ぜひここから!
CopyClip
今回初めて試してみたアプリ「CopyClip」。無料で使えるって点に惹かれて、インストールしてみました。
でも、クリップボードのヒストリーを表示させるためには、Macのメニューバーに表示されたアイコンをタップする必要がある。ショートカットキーで履歴を呼び出せないのは不便なので、あんまり使い勝手はよくありませんでした。
PasteBox
次の候補は、これまた無料のクリップボード管理アプリ「PasteBox」。
ちょっとだけ試してみたんですが、根本的に使えませんでした。
なんだか良くわからないけど、クリップボードのヒストリーはちゃんと記録されていたのに、それをペーストすることができなかったんです。
うーん。私の環境だけだろうか。
ここまで無料の方法をいろいろと模索してきましたが、どうにも良いアプリが見つかりません。ならばと思い、有料のアプリを調べてみました。
有料のクリップボード管理アプリ
Alfred 2のPowerPack
まず最初は「Alfred 2」のアドオン「Power Pack」を使う方法。
「Alfred 2」は、いわゆる「ランチャーアプリ」と呼ばれる類のアプリ。Macで行うすべてのアクションを集約でき、すべての動作を効率化できるアプリです。
で、このランチャーアプリには有料のアドオン「Power Pack」と呼ばれるものがあります。
これを導入することで、非常に多種多様な機能が追加されます。それはもう把握できないぐらいいっぱい。
その機能のひとつに「クリップボード管理」があり、コピーした内容を遡って使える機能があります。
しかし、上記のリンクから見て頂ければわかるとおり、Power Packのライセンス料は17ユーロ。日本円にしてだいたい2,250円です。
使い慣れたアプリでもあり非常に安心感のあるアプリなのですが、ちょっと高すぎるので、即採用にはできず。候補のひとつとして保留にしておきます。
Paste
クリップボード管理アプリとしては、一部の間で話題となっている「Paste」。
アプリの特徴として、「コピーした内容がアプリ別に保存される」という点が挙げられます。また、コピーした履歴をキーワードで検索することも可能。
ただ、値段がちょっと高い。日本円で840円。
機能的には十分だし、デザインも非常に好みなので、使ってみたい気はします。ちょっと候補として残しておく感じですね。
CopyClip 2
最後の候補に挙がっているのが「CopyClip 2」というアプリ。
「Paste」に比べて、こちらのほうが機能はシンプルでわかりやすい。
テキストの履歴を保存しておいて、それをいつでも使える。キーワードの検索にも対応しているし、起動させるためのショートカットも設定できる。
機能性には過不足はなく、使い心地も悪くありません。
有料アプリで600円ほどしますが、無料トライアル版もありますので、気になった方は試してみても良いと思います。
今は「CopyClip 2」の無料トライアル版を使用中。
使い心地に不満がなければそのまま有料版を購入するかな。でも「Paste」も捨てがたいなぁ。
無料の「Clipy」に何の不満もありませんでしたが、ちょっと有料アプリに浮気してみたい気持ちになりました。
それでは、今日はこのあたりで。