最近新しく、「Helvetica」という4C規格のリフィル対応の多色ボールペンを手に入れました。
ただ、例によって例の如く、多色ボールペンのデフォルトのリフィルは書き味が微妙なんですよね。なので4C規格の他の替え芯を使おうと思ったのですが——。
替え芯の型番が複雑すぎる!どのリフィルが4C規格対応かわかりづらい!
各社のリフィルで対応している型番がわかりづらかったので、今後の活用のためにもまとめておこうと思ったしだいです。
「LAMY2000」や「ロットリングの 4 in 1」などで4C規格対応リフィルを使用したいと思っていた方は、参考にしてみてください。
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新世代油性の替え芯
三菱鉛筆(uni):JET STREAM
油性ボールペンの中でも、ぬらぬらした書き味で大人気な「JET STREAM(ジェットストリーム)」の4C規格品です。
書き味は知っての通り。非常にぬらぬらして、力を入れずに書き切れます。そのインクフローの良さが人気ですが――。
正直、個人的にはあまり好きではありません。フローが良すぎるので、筆圧が少し高めな私は引っかかりを感じられず、ちょっと書きにくい印象。
また、1本あたり200円と高いうえに、インクの消費量が非常に多い。コストパフォーマンスはお世辞にも良いとは言えないでしょう。
ぺんてる「ビクーニャ(vicuna)」:KBXES 7
ぺんてるの人気シリーズ「ビクーニャ(vicuna)」の4C規格リフィル。
人気があるのも頷けるほど、スラスラと気持ちのいい書き味です。
JET STREAMよりは安いとはいえ、162円/本という価格がネック。インクの消費量を考えると、比較的コスパは悪い方ですね。
パイロット(PILOT)「アクロボール」:BRFS-10
パイロットの人気シリーズ「アクロボール」の4C規格品。そして、私がイチオシする4C規格リフィル。
人気があるだけあって、書き味が良いです。ヌラヌラと書ける感じに、文句のつけようがありません。
書き出しも問題なく、サラッとインクが出てくれます。また、インク玉も出ません。
1本あたり100円と、新世代油性インクの中でのコスパも抜群なので、私は積極的に採用しています。
一般的な油性系の替え芯
オート(OHTO):R-4C
4C規格に対応した油性リフィルの中で、唯一ニードルポイントを採用されています。ニードルポイントは軸先が細いため、手元が見やすい。そのため、日本語のような複雑な文字を書きやすいのが特徴です。
書き味は非常に良いです。ぬらぬらっと書ける感じは、さすがOHTOといった感じ。
良くも悪くもインクのフローがかなり良い。なので、書いた直後は少し玉になって残る可能性があり、手が汚れることがあります。
0.7mmだと顕著に出てしまうので、0.5mmのほうがオススメですね。
セーラー:18-0103
クセが無くて使いやすいです。
書き始めに少しカスレがありましたが、インクが出始めれば極めて良好。スラスラと流れるように書けます。
ゼブラ:4C
ゼブラの4C規格リフィルですが、他社品と比べて太さに若干の違いがあります。
ちょっとだけ太いんです。ほんの0.1mmほど。
でも、この0.1mmのせいで、ペンの差し込み口がガバガバに広がってしまい、他のリフィルがスルリと落ちてしまうケースがあるようです。
ご利用する際はご注意ください。シャーボ系のリフィルは書き味良くて好きなんですけどね。残念です。
パイロット:BRF-8
ぺんてる:KFS
三菱鉛筆(uni):SE
シャチハタ:TK-RF
トンボ:BR-VS
プラチナ:BSP-100S
ゲルインク系の替え芯
PILOT(パイロット):LHRF-20C
パイロットの代表的なゲルインクペン「HI-TEC」シリーズの4C規格品です。ゲルインクで4Cというと、今のところこれしか選択肢がありません。
もちろん後述する「ゼブラ:JSB」も対応はしていますが、注意事項としてお伝えした通り、ゼブラのリフィルは経が若干太いのでね。
ゼブラ:JSB
エマルジョン系の替え芯
エマルジョンインクは、油性の溶剤の中に水溶性染料を混合したもの。油性のにじみにくさと水性の発色性の良さを兼ね備えているインクです。
ゼブラ:ESB
執筆ウラ話
4C規格のゲルインキが欲しかったんですけどね。実は全然バリエーションがないと知って、ちょっと凹んでいます。
ちなみに、冒頭で少しお話しした「Helvetica」の多機能ボールペンはコレです。細軸ですが、ちゃんと重量感があって書きやすいですよ。