RICOHの全天球カメラ「THETA S」。手元に届いてからというもの、シャッターを押すのが楽しくて仕方ありません。
しかしそんな中で、保存場所に悩んでしまいました。
撮影したものはTHETA Sの中に入り、それをiPhoneに転送します。しかし、iPhoneの中で持つには容量が大きいし、バックアップとして持ち続けるのにも不適です。
そこで、私が写真管理をしているGoogle フォトに白羽の矢を立てたのですが、これが最高でした。
THETA Sで撮影した静止画は1600万画素未満だから容量無制限で保存し続けられるし、動画だって15分未満であれば無制限に保存し続けられる。
まさに至れり尽くせりなのです。
Google フォトならTHETA Sの写真を無制限に保存できる
Google フォトは、Googleが提供している写真・動画用クラウドストレージサービスです。
特徴は、なんといっても保存容量。
Google フォトは無料で利用することができ、1600万画素未満の静止画と15分未満の動画であれば容量無制限で保存できます。
※1600万画素以上の静止画は、自動的に1600万画素未満になるように圧縮されます。
THETA Sで撮影した静止画のサイズは「5376 × 2688」。つまり約1450万画素となるため、容量無制限枠の中に収まるんです。
Google フォトに保存すると、こんな感じで展開した一枚絵として保存されます。
Google フォトに入れた後、再ダウンロードしても全天球で見られる
ここで一つ不安だったのは、「写真が展開されちゃったけど、大丈夫?!」という点。
「Google フォトに保存した静止画を、再度iPhoneにダウンロードした場合、ちゃんと写真をアプリ内でグリグリ回せるのだろうか?」という点が疑問でした。
一旦他の場所に保存してしまったら、開いた魚のような一枚絵でしか使えない!なんてことになってしまったら、それは非常に残念です。
しかし、結論から言って、その心配はありませんでした。
試しに、Google フォトに保存したTHETA Sの静止画をパソコンにダウンロード。それをiPhoneにAirDropで転送してみたのですが、問題なくiPhoneのTHETAアプリ閲覧することができました。
これなら、THETA Sの写真をGoogle フォトで一元管理しても問題無さそうですね!
アプリなら自動的にバックアップされていく
管理の面倒くささも、Google フォトに関しては心配ありません。
Google フォトのアプリには「自動バックアップ機能」があります。これをオンにしておくと、例えばiPhoneのカメラロールに保存された写真が自動的にGoogle フォトの方に保存されていくんです。
写真のアップロード自体はバックグラウンドで機能しますので、私が気にしなくても最新の写真がアップロードされ続けます。
THETAの場合、撮影した静止画を一度iPhoneの方に転送しますよね。その時点でiPhoneのカメラロールに保存されるので、すなわちGoogle フォトの方にも自動的に転送されるんです。
なので、「Google フォトにバックアップをアップロードしなきゃ!」などと私たちが意識する必要はなく、写真の管理の手間が要らなくなるんです。
Google フォトを使用する前の注意点
最後に一つだけ、Google フォトの設定に関する注意点を。
Google フォトを容量無制限で使い続けるには、一つだけ設定を変更しておく必要があります。
それは、設定から「高画質(無料、無制限)」を選択しておくこと。
デフォルトでは容量制限のある「元のサイズ」という設定になっており、これだと1600万画素以上のファイルを入れた場合に容量を圧迫してしまいます。
今回のTHETA Sに関しては1600万画素未満なので関係ありませんが、設定しておいた方が無難です。アプリもしくはWebから設定変更できますので、ぜひ設定しておきましょう。