私の愛用している手帳は「ほぼ日手帳カズン」。マンスリー・ウィークリー・デイリーが全て揃っていて、隙がない優秀な手帳だと思っています。
唯一難点があるとすれば、それは重さです。
書けるスペースがふんだんに用意されていると言うのは、つまり冊子が厚くなると言うこと。鞄に忍ばせるなんて可愛い表現は似つかわしくなく、鞄を陣取ると言った方がしっくり来るぐらいです。
そんな重たい手帳は持ち運びたくない。そんな私は「サテライトノート」を活用しています。
サテライトノートとは?
私が勝手に作った言葉ですけどね。要は「ほぼ日手帳カズンを母艦として家に常駐させ、持ち運びには専用のノートを使う」という形態です。
最近の私の使い方は、正にそんな感じ。
サテライト。つまり「衛星」ですね。母艦から発出したノートを常に持ち歩き、日々の記録はそこに書き込む。そして、一日の終りには書き込んだ部分を切り離して、母艦である手帳に貼り付ける。
こうすることで、機動性の確保と記録の一箇所管理が両立できるわけです。
手帳で予定管理してないから出来る
ちなみにこの方法は、私が手帳で予定の管理をしていないから出来ています。
スケジュールやタスクの管理は、すべてクラウド上のサービスを利用しています。「これから起こる明確な予定」は、iPhoneやiPad、Macなどを使った方が便利だからです。
手帳では「起こった出来事(過去)」と「これからのアクションとビジョン(未来)」しか管理していません。「予定された未来(近未来)」については何も書き込んでいないので、私は手帳を持ち運ぶ必要がないのです。
だからこうした「サテライトノート」を使うことができます。
逆に「手帳を持ち歩く必要がある人」には、この方法はオススメできません。予定が確認できなくなってしまいますからね。
オススメのサテライトノート
私がサテライトノートとして愛用しているのは、ニーモシネのA5版ノートです。A5版のノートは非常に使い勝手が良い。普通のノートよりは小型で、しかし書けるスペースが多く確保できる、ちょうどギリギリのサイズなんです。
また、他にもロディアの小型メモ帳も使っていて、ちょっとしたメモやアイデアはこっちに書き込んでいたりします。
サテライトノートとして使うなら、「切り離しが簡単なノート」が絶対にオススメです。
「いや、その部分を自分で切って貼り付けるから大丈夫だよ」と思っているなら、その考えは甘い。そのちょっとした面倒臭さが、日々積み重なると、必ずやらなくなる日が出てくるのです。
サテライトノートを母艦に戻すのは、ちょっとした手間です。その手間を極力省くためにも、最初から切り取り線が入っているようなメモ帳、つまりニーモシネやロディアがオススメなんです。
サテライトノートを母艦に戻す方法
サテライトノートに書き込んで、一日の終りにはそれをほぼ日手帳のデイリー欄に貼り付けます。
まず、サテライトノートに書き込んだメモは、一日分をまとめておきます。私の場合は専用のケースを使っているので、メモを切り離してはケースに挟んでおいています。
貼り付け方は簡単。マスキングテープを使います。以前お話した通り、私はほぼ日手帳にマスキングテープを忍ばせているので、大きな手間も準備も必要ありません。
ニーモシネのA5版だと、デイリー欄からどうしてもはみ出てしまうので、ちょっと折りたたんで貼っています。もし複数のノートにまたがった時でも、こうして折りたたんで貼り付けるようにしています。
あとがき
「ほぼ日手帳カズン」は非常に使い勝手の良い手帳ですが、鞄に入れておくと肩が凝って仕方ない。休みの日の外出にわざわざ持ち歩くのも、なんだか気が滅入ってしまいます。
だからこそ、もっと気軽なノート「サテライトノート」が私には丁度いい。ふらっとした外出でも持ち運べ、それでいてメモを一元管理できる。このシステムが最近は非常にお気に入りです。