私のスケジュール管理はGoogleカレンダーを利用していますが、iPad mini 6 を使ってると「カレンダーに直接メモを書き込めたらいいのになぁ」と思うことがあります。
特に、娘が小学生になってからは、家族の連携がよりシビアになってきて、その必要性を強く感じるようになったのです。
「15時には小学校から帰ってくるから、そのタイミングは家にいてね」とか、「今日、16時から習い事の送迎をお願いできる?」とか。
「その時間に○○がある」というだけじゃなく、持ち物や言伝など、その予定に付随する情報が多くてですね。予定をカレンダーに登録するだけだと、何かと不便を感じるシーンが多いのです。
そこで使うようになったのが「Planner for iPad」というiPadアプリ。
「iPadをシステム手帳に」をコンセプトに、紙の手帳でできることをiPadでも表現できるように設計されたアプリとなっています。
紙の手帳の使い心地を iPad mini にも
今回の主役「Planner for iPad」は、iPadが手帳に変身する素晴らしいアプリ。
Googleカレンダーと連携することで、デジタルの利便性を活かしつつ、アナログの良さを取り入れることができます。
Planner for iPad では、iPhoneのカレンダーアプリに登録してあるイベントを読み込み、そこに直接手書きのメモを書き入れることができます。
表示できるカレンダーの種類が豊富で「デイリー」「ウィークリー:レフト式」「ウィークリー:バーティカル」「マンスリー」。それぞれタテ書き・ヨコ書きに対応しています。
ペンの種類は最小単位でシンプル。「ボールペン」「マーカー」「スタンプ」「消しゴム」「切り取り」となっています。
ペンの太さや色は、予め用意されているバリエーションから選択します。
このあたりの自由度は、人によって評価がわかれるところ。
「自分好みにカスタマイズできないのは嫌だ」という声もありそうですが、個人的には「余計なことに頭を回さないで済むから、決められた中から選ぶほうが楽」だと思っています。
Apple Pencil での利用を想定しているため、指によるジェスチャーをカスタム可能。「2本指のタップで Undo / 3本指のタップで Redo」は、非常に嬉しい心遣いです。
Googleカレンダーとの連携は一工夫
「Planner for iPad」は、Googleカレンダーのデータを直接読み込むことはできません。
Googleカレンダーの予定を取り込みたい場合は、まず最初に「Googleカレンダーを、iOSの標準カレンダーに取り込む」という設定が必要になります。
設定アプリを開き、「カレンダー」→「アカウント」と進み、「アカウントを追加」からGoogleのアカウントにログイン。
ログインしたら、アカウントの設定画面から「カレンダー」の項目をオンにします。
こうすると、iOS の標準カレンダーに、Googleカレンダーの内容が取り込まれます。
予定だけでなく記録のツールとしても大活躍
手帳とは、未来の予定を書き記すものであると同時に、自分の行いを振り返るためのツールでもあります。
「Planner for iPad」の使い方も、先の予定をメモするだけのアプリでは決してありません。
時系列に沿って、自分が何をしてきたかを記すもの。
あるいはもっと長い未来を見て、目標達成に向かうためのツールとしても役立ちそうです。
特に iPad mini ぐらいの小さなタブレットであれば、肌身放さず、常に持ち歩けます。手帳としての役割をきっちりと果たしてくれる、便利なアプリになるでしょう。