ブログで最も重要なのはタイトルだ!!
…とは私は思いませんが、タイトルが重要であることは確かであります。
タイトルとは、いわば記事の看板。
人は看板から、いろんなモノを想像します。そして、興味をもてば、のれんをくぐる。この流れは料亭でもブログでも変わりありません。
では、自分が書いたエントリーの看板は、どうしたらいいのか。
今までも諸説言われてきていますが、その中でも私が気を付けている点をお話しようと思います。
本エントリーは、大きく2つの項目に分かれています。
1つ目は、タイトルに書くべき内容について。
2つ目は、どうやって書いたらいいか。
この2点です。では、参りましょう。
タイトルには、本文のすべてを集約する
さて、それではタイトルに書くべき内容についてですが。
一言で言ってしまえば、本文のすべてを包括するような内容です。
読者には時間がない。大量に公開されているブログのなかで、自分のブログに割いてくれる時間なんて、限られています。そんな中で読者が求めるものは、結論。
時間がないからこそ、結論を早く手に入れたい。これは、自分が読者のときでも感じることでしょう。
しかし、ブログのタイトルには枠が決められていて、無制限に文字を書けるわけではありません。だからこそ、本文の中から重要な点だけを抜きだして、タイトルとするのです。
これが、私の基本的な考え方。
すべてを書きたいけど、制限があるから重要な部分だけを抜きだす。というわけです。
では、そこで重要だと思われることが何か。それは、以下のような内容です。
問題提起と解決法
自分がぶつかった壁と、それを打ち破ったときの解決方法を書いたなら、その2つをタイトルに盛りこんでしまいます。
いわゆるトラブルシューティング系の記事や、新たな発見・気づき系の記事がそうですね。
例えば私だと、この記事なんかがそうですね。
◇Evernoteで10万ノートを超えるとどうなるか。実際にやってみた結果の検証レビュー。 / あなたのスイッチを押すブログ
このタイトルであれば "Evernoteの上限に対する不安を解消する" というメッセージが含まれています。
誰に宛てて書いているか
明確に「誰々に向けて書きます!」というわけではありません。
例えば以下の記事みたいな感じ。
◇Macでブログを書くうえで欠かせない3つのテキスト入力補助アプリ。しかも全部無料です。 / あなたのスイッチを押すブログ
このタイトルでは、暗に「Macユーザー」であり「ブロガー・文章を書く人」へ向けて書いています。
読み手からすると、自分のステータスに合致するキーワードがあれば、自分に関係があると思うもの。
だから、明確に「〇〇へ」としなくてもいいのです。
Benefitを提示する
Benefit=利益。つまり、この記事を読むことで、どんな利益が得られるかを明示するようにします。
例えば、以下のような記事。
[iPhone] メモリ開放すれば、マルチタスクに残ったアプリアイコンを消す必要はない。 / あなたのスイッチを押すブログ
この記事は結構極端ですけどね。
タイトルにすべてのメリットを明示しているので、極論を言えば記事を読む必要はありません。
ですが、それで良いと思うのです。詳細について知りたい方が、本文を読んで頂ければ。
自分が読み手の立場に立ったときに、どんな記事が嬉しいかを考えたら、自ずとこうなったという感じです。
これら3つが、私がタイトルを決める際に気を付けている内容です。基本は、内容のすべてを集約するということ。これが、やっぱり大切なんだと思うのです。
さて、じゃあ実際にタイトルを書くにあたって、書き方のコツをお話しましょう。
気持ちいいタイトルを書く
タイトルに盛り込む内容は、先述したことを大切にします。では、それをどうやって書くか。
基本的には「どうやったら気持ちいいタイトルになるか」という考えがベースになっています。
それは語呂であったり、目で追ったときの流れやすさだったり、とても感覚的なモノ。ですが、この感覚がとても大事で、自然と頭に流れていくようなタイトルを目指しています。
では、そのためにできることは何か。それは、以下の3つです。
リズムを気持よくする
文字は目で追っていても、頭の中ではリズムが刻まれます。そのリズムが気持ち悪いと、なんだか腹の下のほうが消化不良でゴロゴロしてしまう。
リズムのイイ文章を書くコツは2つ。
1つは、声に出して読んでみる。
自分で書いているとどうしても感じにくいので、実際に声に出して、自分の耳で聞いてみることをオススメします。
もう1つは、4拍子。
これは音楽的なものですが、「タンッ!!タンッ!!タンッ!!タンッ!!」というリズムが大事。なんとも言葉では伝えにくいですが、これについてはJMatsuzakiさんが綺麗にまとめています。ぜひ参考に。
◇ウザ愛されるブログ記事理論~第二節:キメフレーズは4分の4拍子に~ | 旧jMatsuzaki
センテンスを2つに分ける
これもリズムを保つために気にしていることです。
私の記事のタイトルを見ていただくと、そのほとんどが2つのセンテンスに分かれていると思います。
◇iPhoneでイライラしたくない人へ。最速を求めた17の設定・Tips・アプリの活用術。 / あなたのスイッチを押すブログ
先述した内容をタイトルに書こうとすると、結構な文字数になります。それを1つの文章にしてしまうと、長々として読みにくい。
そこで、センテンスを分けるのです。
これはブログの本文でも同じですね。なるべくセンテンスは短く、言いたいことを集約すること。こうすることで、読み手に分かりやすい文章を意識しています。
32文字ぐらいを目安にする
タイトルに情報を盛りこみ過ぎると、いろいろ弊害が起こります。
その中でも一番の弊害が、RSSなどでタイトルが切れてしまうこと。
ブログに来て頂く入り口はいろいろです。はてブ、Twitter、Facebook、RSSなどなど。それらに記載されるのが看板であるタイトルですが、文字数には制限があります。
なので、タイトルがあまりに長いと内容が伝わりきらず、途中できれてしまう。この、リズムと情報量のちょうどイイ文字数が、32文字程度なのです。
これは、以下の記事を参考にしています。タイトルに関する重要なメッセージが盛りだくさんでオススメです。
本当は教えたくないSEO!アクセス数が20倍になったブログタイトル32文字の法則 | Chrome Life |
あとがき
人は看板をみて、お店の中を想像します。タイトルをみて、そのエントリーが自分にとって有益かどうかを想像します。
なのでタイトルが重要だと、皆さん口をそろえて話すのですね。
意識するだけでも違います。リズムの話などは、頭の片隅に置いておくだけでも役に立ちますのでね。
見栄えのいい看板を目指しましょう。
それでは、今日はこの辺りで。
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