システム手帳ではない既成の手帳を使用するとき、その最大のデメリットとなるのはカスタマイズ性の乏しさです。
システム手帳であれば、自分の好きなリフィルを入れることで、自分の発想通りに手帳を拡張することができます。
しかし、既成の手帳はそれが難しい。手帳として完結しているので、「あぁ、こんなページ(リフィル)があったらいいのになぁ」と思っても、実現することが難しい。
ときに私は、「ほぼ日手帳カズン」を愛用しています。マンスリー / ウィークリー(バーチカル) / デイリーを兼ね備えた手帳は、他にはなかなかありません。
唯一の難点は、フリーページが少ないこと。つまり "自由帳" 的な白紙のページがほとんどないことです。
アイデアを絞るためのブレストや、クライアントとのミーティング議事録。そういった、幅広い用途で使える白紙のページがないのが残念でした。
しかしこれは、考えれば当然です。ほぼ日手帳は手帳であって、ノートではないのですから。白紙ページがないことが自然なのかもしれません。
ですが私は諦めない。だって、ノートと手帳が別々に存在していて、それらをガサッとカバンに入れるなんて嫌なんですよ。
私は極力「All In One」にこだわり、カバンの中のものを減らしたいんです。
ならばどうするか。私なら、こうするね。
小型のノートを挟んでしまう
小型のノートを、ほぼ日手帳カズンに挟んでしまう。これで終いです。
単純なことではありますが、威力は絶大です。なんてったって、いちいちノートを持ち運ぶ必要がないんですから。ほぼ日手帳一冊あれば、アイデア出しだってできてしまう。こんなストレスフリーなことはありません。
挟む場所ですが、ほぼ日手帳カズンのケースの、最後のページに差し込みます。
もしくは、後ろにあるポケットに入れてしまう。どちらでも、好みでいいでしょう。
とてもシンプルな発想ですが、少しばかりこだわりもあります。つまり、挟むノートには、2つの条件があるのです。
ほぼ日手帳カズンに挟むのに、最適なノートとは何か。それをご紹介します。
挟むのに最適なノート
切り離しができるかどうか
まず最初の条件は、ページを切り離しできるかどうか。
書いたノートを、ほぼ日手帳にそのまま挟んでおきたくはない。と言うのも、せっかくほぼ日手帳で一括しているのに、ノートが別冊で溜まっていくのはイヤなんです。
つまり、書いたページは切り落とって、ほぼ日手帳に貼り付けてしまいたい。もしくは写真に撮って、Evernoteに保存したい。
ノートとして保存しておくよりは、少し大きめのメモ帳として機能して欲しいんです。
▼書いたノートは、ほぼ日手帳のデイリーに貼り付けたり、Evernoteに写真として保存したい。
サイズはA5が限界
ほぼ日手帳に挟むに当たって、サイズが重要です。大きすぎても格納できませんし、小さすぎても書ける範囲が少なくてストレスです。
ほぼ日手帳に挟める限界のサイズが、A5サイズ。つまり、タテ×ヨコが210cm×148cm。これがいっぱいいっぱいです。
これ以上だと、ほぼ日手帳のケースに収まり切らないので、携帯するのに不便になってしまいます。
条件に合致するノート
この2点に合致するノートが、私が見つけた範囲で2つ。
1つは「RHODIA」のクラシックシリーズ。
もう1つは「CamiApp」のA5ノートです。
私は「CamiApp」のA5ノートを購入しました。理由は、文具店にコレしかなかったからです(RHODIAも試してみたかった…)。
RHODIAの方もいずれ試してみようと思いますが、個人的にあんまり好きじゃないんですよね、RHODIAって。と言うのも、あの方眼の紫色がどうも馴染めなくて。
そういう意味では、「CamiApp」には満足しています。
このノートは専用のアプリで撮影することで、写真を自動補正し、Evernoteに送信することができるのです。「ショットノート」と同じような感じですね。
Evernoteを愛用している私にとっては、丁度嬉しい機能でした。
CamiApp 1.8.0(無料)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: KOKUYO S&T CO., LTD. - KOKUYO S&T CO., LTD.(サイズ: 4.5 MB)
全てのバージョンの評価: (283件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応
あとがき:ほぼ日手帳カズンだけを持ち歩く
達成したかったのは、"ほぼ日手帳カズンさえあれば大丈夫!" という状態。これを作りたかったんです。
さっきも言いましたが、私は極力、物を複数持ちたくない。黒のボールペン1つ持つよりは、4色ボールペンを持ったほうが嵩張らなく済みますので。
持ち物が多くて困っている人は、まず "一つの物で複数の役割を果たせないか?" を考えるといいでしょう。そうすると、少しずつ持ち運ぶ道具が減っていき、身軽になっていきますよ。