文房具が大好きな@bamka_tです。
こうやってiPhoneやMac関係の記事を書き連ねてはいますが、アナログ的に手で書くことも好きなんです。
やはり手書きには手書きの良さがあり、いくらITが発達しようと無くならない楽しさってのがあるものです。
そんな私は、今でも用途や気分によって色んな種類のペンを使い分けています。万年筆・水性サインペン・油性ボールペン・ゲルインク・シャープペンなどなど。アホみたいですね。
ただ、やっぱりそれぞれに特徴があるからこそ、適した用途や自分の気分に左右されるんです。
そこで今回は、これらのペンの特徴についてまとめてみました。
これからのペン選びの参考にして頂ければ幸いです。それでは参りましょう。
万年筆
最高クラスの滑らかな書き味
すべての万年筆が自分にとって書きやすいかと言えば、それは違います。後述しますが、万年筆は個体によって書き味が違います。
しかし、水性のインクが織りなす滑らかな書き味は、一度体験するとハマりますね。力を入れずにスーッと線が書けるのは、万年筆ならでは。
力を入れずに書けると言うこともあり、長時間の執筆には向いていると言えるでしょう。
目を惹くデザイン
万年筆は、そのデザインに目が奪われます。安物のボールペンでは決して味わえない、装飾品を身につけると言う感覚が、とても心地いいです。
ビジネスマンが付けられる装飾品というのは、非常に限られます。そんな中で、とても自然で、そして人の目を惹く装飾品といえば万年筆でしょう。
水に弱いが長く残る
万年筆のインクで書いたものは、非常に長く残ります。水性ですので水には弱いですが、長期の保存には向いています。
本体価格が高い
万年筆は高級志向ということもあって、比較的高いです。まぁピンキリなんですが、長く使うために良い物を買おうとすると、それなりの値段がします。
その代わり、万年筆は一生もの。ちゃんとメンテナンスをシッカリしていれば、自分の息子や孫にまで与えられる品です。
買うならやっぱりペン先(ニブ)が金の物がいいでしょうね。ステンレスなんかは錆びやすいし、万年筆の最大の特徴である書き味も少し引っかかる感じがあります。
入門的に買うなら、まずは安価なLamy社のSafariなんかは良いですね。¥2,000ぐらいで手に入ります。
あと、良い物を比較的安く手に入れたいなら、国産メーカーの品は良いですよ。セーラーやパイロット等は、同じ価格の舶来品に比べて品質が良いです。
メンテナンスに手が掛かる
インクが乾いてしまうので、定期的に使ってあげる必要があります。じゃないと万年筆の中のインクが固まってしまい、使えなくなってしまいます。
また、長時間キャップを開けっ放しにもできません。30秒以上書かないならキャップを締める必要があります。
あと、強い衝撃もご法度。降ったりしようものなら、インクが漏れだして大惨事です。
インクの交換に手が掛かる
カートリッジ式と呼ばれる付け替え可能なタイプの万年筆もあります。ですが基本は吸引式と呼ばれるタイプで、インク瓶にペン先を突っ込んでインクを補充します。
この時、慣れないと上手く吸引できなかったり、手が汚れたりしてしまいます。
上述のメンテナンスの件も含め、万年筆は手がかかるものです。こういう手のかかる所が良いと思えるかどうか。実は大切だったりしますね。
書き味が個体によって違う
ペン先(ニブ)の形状は、万年筆一本一本で違います。ですので、それぞれで書き味が違う。これも万年筆の面白いところですね。
メーカーなどによって傾向はありますが、自分に合う万年筆に出会うには時間がかかるでしょう。
また、書けば書くほど自分色に染まるのも万年筆の面白いところ。ペン先(ニブ)が削れて、自分の書きやすい形になっていくんですよ。
水性サインペン
自然な書き味
水性と言うこともあり、万年筆と同じく、とても滑らかな書き味です。力を入れずにスイスイ書けるので、私は好きです。
使い捨て
非常に安価で手に入る水性サインペン。リフィルを入れ替えたりはせず、インクがなくなれば捨てることになります。
ですので、ペンに対して愛着が湧きにくいと言うのも、特徴の一つかと思います。
水に弱く、裏写りの可能性も
これは万年筆にも言えることですが、水性のインクだからこそ、水に弱いです。書かれた紙が雨に濡れようものなら、途端に書いた文字は滲み、消えて行くでしょう。
また、紙に直接染みこんでいくので、裏写りがしやすいです。あまり薄い紙に書いてしまうと失敗しやすいです。
油性ボールペン
ラインナップが幅広い
非常に安価なものから高級品まで、価格帯が非常に幅広い。万年筆を出しているメーカーは、同じシリーズのボールペンを出していることが多いです。
リフィルが安い
モンブランのリフィルなんかは一本¥1,000しますが、そういうものをなしにすれば、リフィルは安価です。
そんなに頻繁にインク切れをするものじゃありませんし、非常に経済的だと言えますね。
多少の筆圧が必要
ボールペンも良し悪しがあって、それによって書き味も全然違います。ですが一般的に、書き始めがかすれ易く、書くのに筆圧を必要とします。
ゲルインクペン
書き味は滑らか
ゲルインクの最大の特徴は、その書きやすさです。ボールペンのようなかすれはなく、水性ペンのような裏うつりもなく。書き始めから滑らかな書き味です。
この書き味を求めて買われる人も多いんじゃないかなぁ。
消費量が激しい
ゲルインクは消耗が激しいです。出がいいからなのかもしれませんが、比較的すぐになくなってしまいます。「まだ残ってたはず〜」と思っていると、思わぬタイミングでインクが切れてしまうこともママありますね。
ですので経済的には少し負担になるかも。
リフィルが少し高いのもネックなんですよね。ボールペンのリフィルに比べると高いです。
シャープペン
濃淡が出せる
今まで話したペンと大きく異なる特徴は、やはり濃淡が出せることでしょうか。
リフィル(替え芯)自体にも濃さがありますし、力の入れ具合でも表現が可能です。
濃く書くことも、薄く書くことも可能。デザインなんかをする時にはとても役に立ちますね。
キレイに消せる
これも他のペンにはない特徴です。
シャープペンは、紙の上に黒鉛の粉を落とすことで文字を書きます。ですので、消しゴムを使えばその粉を拭き取ることができ、紙が元通りキレイになる。
ちなみにインク系のものは、紙に染み込ませて文字を書きます。ですので、それらの文字を消すというのは、紙自体を削り取ることになります。
長くは残らない
上述の通り、シャープペンは黒鉛の粉を紙に付着させています。
ですので、長期の保存には向きません。消しゴムで容易に消せるように、長いこと置いておくだけで文字が薄くなったりしてしまいます。
筆圧が必要
文字を書くのに、非常に大きな筆圧が必要になります。
力を入れないと粉が紙に付着しないため、とてもうす〜くなってしまいます。ですので、他人が認識できる文字を書こうと思うと、とても強い筆圧が必要となるんです。
あとがき:適材適所か、一本を使い倒すか
いかがだったでしょうか。
こうやって見ると、どれも一長一短って感じですよね。それぞれに長所があって、反面適さない用途もあって。だからどれを使おうか迷ってしまったりするんです。
4in1のボールペンとかありますが、あれって4色なんですよね。油性ボールペン・水性サインペン・万年筆・シャープペンっていう意味での4in1のペンとか出ないかなぁ。