Notion を使い始めて、すぐに有料プランに移行するには勇気がいる。多くの人はまず、無料プランでどこまでやれるのかを試すのではないだろうか。
ぼくも同じで、できるところまでは無料プラン進めて、それでもなお使い続けたいと感じたら、有料プランに移行しようと思っているのだ。
さて、Notion の無料プランでは、以下の制限がある。
- 1000 block storage
- 5MB file upload limit
これらの制限内で、最大限に使いこなすには、ブロック数を節約する必要がある。そこで活躍するのが、ウェブブラウザで使用できるテキストエディタ「HackMD」だ。
使用状況の確認方法とブロックの数え方
無料プランを使いこなすために、まず「自分がいま、どれぐらい使っていて、あとどれぐらい余裕があるのか」を知ることが大切だ。
左のメニューから「Setting & Members」を選択。
出てきたアカウントメニューの左ナビに、ブロックとストレージについて、現在の使用状況が表示される。
ブロックの数え方
「ブロック」というのは「Notion」の独自の概念。根本的な話だけれども、Notion ではブロックを積み上げてノートを作っていく。これが基本のコンセプトだ。
これらひとつひとつがブロックになる。テキスト一本も1ブロックだし、他のページへのリンクも1ブロックだ。Notion でつくるひとつひとつのパーツが「1ブロック」としてカウントされることを覚えておこう。
ブロックを節約する方法
さて、この Notion には「改行」という概念がない。基本的に文節1つで1ブロックを消費していく形だ。
したがって、長い文章を Notion に書けば、驚くべき早さでブロックを消費していく。たとえば今書いているこの文章を、Notion で書こうとすれば、これだけのブロックを消費することになってしまう。
仕事で書いた議事録。ウェブで見つけた記事の気になる文章のコピペ。読んだ本の気になった一節。文章として残す機会は、ぼくのように文章を書く人間でなくても、意外と多いものだ。
そこで、ぼくの「ブロック節約術」が役に立つ。
以前このブログでも紹介したウェブサービスに「HackMD」というものがある。ウェブ上で使えるテキストエディタなのだが、素晴らしいことに、自分で作ったノートひとつひとつをURLひとつで共有できるのだ。
HackMD - Collaborative markdown notes
Best way to write and share your knowledge in markdown.
なので、そのURLを Notion に貼り付ければ、Notion と HackMD を結びつける「つながり」ができるのだ。
実際にぼくは、いまこの文章を HackMD で書いている。そして、この文章にアクセスするためのURLを Notion に貼り付けている。
こうすることで、どんなに長い文章を書いたとしても、Notion で消費するブロックは1つで済むのだ。
HackMDで整理整頓をする必要はない
この方法で HackMD を使っていくと、HackMD でノートが乱雑にどんどんできあがっていく。これをひとつひとつキレイに整理整頓しようと思ったら、けっこうな労力が必要になる。
けれども、整理整頓は Notion が役割を担っているので、HackMD で整理する必要はない。HackMD でノートを編集したいとき、Hack MD から該当のノートにアクセスすることはなく、基本的に Notion → HackMD という流れになるからだ。
HackMD のほうはどんどん雑に使っていこう。
まとめ
Notion は意外と無料プランでも使っていける。今の時点でもあんまり不便はしていない。
ただ、やっぱり上限を気にして使うのは、なんとなく堅苦しくていけない。ぼくはおそらく、どこかのタイミングで有料プランに移行するだろうなぁ。