1つ8役。1本で8色の色を兼ね備えたペンがある。ぺんてる社が販売している「マルチ8」だ。手帳に1本刺しておくだけで、彩りや華やかさが数段上げることができる。
しかも油性ペンではなく色鉛筆に近いので、「書く」だけでなく、「描く」「塗る」といった表現もできる。
私は普段、大きな筆箱を持ち歩きたくないので、万年筆「kakuno」とマルチ8の二本しか持たない。しかしこのマルチ8があるだけで、手帳の表現の幅が広がる。
手帳を楽しみたいと考えているなら、ぜひ持っておきたいペンである。
マルチ8とは
ぺんてるのマルチ8は、1本のペンの中に8種類の色鉛筆を格納しているペンだ。搭載されているペンの色は以下のとおりだ。
赤/青/緑/茶色/オレンジ/黄色/ジアゾノンコピー(ピンク)/PPCノンコピー(水色)
ペンの中にそれぞれ1本ずつ格納されていて、それとは別に替え芯がそれぞれ2本ずつ付いてくる。
すり減ったペン先を削るための芯削り器も付いてくる。
二本で販売されているマルチ8はグレーのペン軸だが、海外限定のポップなデザインのものもある。少し値が張ってしまうが、明るいデザインが好きな方はこちらを検討してもいいと思う。
3,653円(2020/01/20時点)
「マルチ8」と「スーパーマルチ8」の違い
実は「マルチ8」には、「マルチ8」と「スーパーマルチ8」という2種類が存在する。基本的な構造は同じだが、搭載しているペンの種類が違う。
2,185円(2020/01/20時点)
「スーパーマルチ8」は、マルチ8の後発でリリースされた商品。色鉛筆だけでなくボールペンとシャープペンをミックスさせた商品となる。
したがって「マルチ8」よりも色数は減ってしまうが、より幅広いシーンで使用できるモデルとなっている。
よく見るとデザインも違っているので、購入のさいは間違えないように気をつけよう。
マルチ8の使い方
8色の色鉛筆を使い分けられるこのペンは、普通のペンとは一風違った構造をしている。
マルチ8のクリップ部分は回転させることができるので、まず、出したいペンの色とクリップの先端を合わせる。
そうしたらペンをノックして、芯を止める。ノックした状態だと際限なく芯が出てしまうので、自分の好きな長さで止めて上げる必要がある。
芯を戻すときは、手で戻さず、必ずペンを逆さにして、重力でペンをタンクに戻して上げる必要がある。
慣れないうちはちょっと面倒な作業かもしれない。しかし、数種類の色鉛筆を出したりしまったりする手間に比べれば、遥かに手軽な作業である。
マルチ8を使うと手帳がにぎやかに
1本で8役をこなしてくれるマルチ8は、手帳への相棒にピッタリだ。普段から筆箱を持ち歩く習慣のない私は、特に助けられている。
愛用している手帳「ほぼ日手帳」のペンホルダーに差しておけるペンは2本と限られているが、「書くための万年筆:
マルチ8で描くこともできるが、すこし筆圧が必要になるので、あまりメインの用途としては使わない。
マルチ8の主な役割は「塗り」である。
逆に、白黒のどんなに味気ない手帳の1ページも、マルチ8で雑にしゃーっと色を塗るだけで、雰囲気が明るく、ワクワクする1ページになる。
絵が得意・不得手など関係なく、とりあえずマルチ8で塗っておけばいいのだ。
マルチ8の評判・できること
マルチ8の歴史は長く、愛用している人も数多い。PinterestやInstagramで検索するだけで、みんながどんな使い方をしているのか知ることもできる。
特に手帳を愛用している人が、どのような使い方をしているのかは、眺めているだけで楽しくなる。Pinterestにボードを作ったので、よければ参考にしてみて欲しい。