万年筆。その言葉を聞くと、きらびやかな装飾があしらわれた綺麗なペンがイメージできます。
ですがこの万年筆は、そういった装飾品としての一面を捨て、機能美のみを探求した一品であると言えます。
Lamy2000。4色ボールペンとして有名なLamy2000ですが、そのラインナップの中には万年筆もあります。これが最近の私のお気に入りで、紹介したくなってしまいました。
Lamy2000の特徴とも言えるマットなブラックが織りなす、少し無骨で無愛想なその万年筆。これが意外とカッコいいのですよ。
書き味も抜群!マットブラックな万年筆
ドイツの文房具メーカー「LAMY社」。比較的安価で手に入れやすさが人気の「サファリ」や、高級4色ボールペンで人気の「Lamy2000」を販売していることで有名です。
そのラインナップの一つ「Lamy2000」の中でも、万年筆バージョンがあります。
4色ボールペンの「Lamy2000」をご存知の方ならイメージしやすいでしょう。ツヤを消したマットな質感でありつつ、清潔感と高級感のある黒色をしたボディ。
その無骨なデザインとは裏腹に、ペン先は滑らかで書きやすい。ペン先の色味はシルバーですが、これでも14金を使用しています。
私が非常に気に入っているのは、この万年筆が抜くタイプのキャップである点。
万年筆って、基本的にはくるくる回転させてキャップを外します。これが意外と手間で、すぐに書き始められないのが難点。その点Lamy2000万年筆は、キャップをスポっと抜くタイプなんです。
これにより、どんな場面でもすぐに書き始められる。そして、すぐにキャップを付けられる。手間いらずな所が嬉しいのですよ。
魅力はそれだけではありません。ペン先より少し上のところに、透明な窓があるのが見えますでしょうか。ここを覗くことで、インクの残量が確認できます。こういう細かいこだわりが、なんとも男の心を揺さぶりますね。
ペンの重心も、非常にバランスが取れています。キャップを取った状態だと、中心から少しペン先にかけて重心が来ます。この状態でも非常に書きやすい。
そして、キャップをペンの後ろに挿しておくと、重心が後ろに移動。ペンを傾けてスルスル書く時には、こっちの方が適します。
書き手の使用するシーンに合わせて使い分けられる書き味がGoodです。
万年筆を高級嗜好品として使用する人には合わない一品。ですが、快適な書き味と男らしい機能美を求める人には、うってつけの万年筆だと思います。
あとがき
それに気がついて、手入れをして、インクを入れなおしたら、なんだか妙に愛着が湧いてしまって。最近ではホントこれ一本で過ごしています。
一度ハマると手放せない。そんな一品です。
もし購入を考えられているなら、Amazonでの購入がオススメ。店頭で買うよりも1万円以上安く手に入れられます。
それでは、今日はこの辺りで。