今までガラケーを使っていた妻ですが、そろそろ経年劣化も激しいため、携帯の機種変更を考えていると相談を受けました。
町中のケータイショップを見てもガラケーの選択肢が少なすぎるため、仕方ないのでスマホにするとの事。私のiPadでたまに遊んでいたので、操作感の分かるiPhoneが良いと。
ただ、妻はドコモユーザーで、私はAUユーザー。ドコモの料金体系に詳しくなかったので、今回いろいろと調べてみました。
そこで分かったのですが、iPhoneの料金体系ってほとんど選択肢が無いんですね。
※当記事で掲載している内容は、2015年1月4日時点のものになります。
ドコモの料金体系
ドコモにおけるiPhoneの料金体系は、以下の5つの項目の合算によって決定します。
この中で、ユーザーが選択できるのは「パケットパック」と「機種代金」だけ。
「基本プラン」と「プロバイダ(ISP)」は選択肢が1つしかないため、ユーザーが考える余地はほとんどありません。
それでは、それぞれの項目についてご説明します。
基本プランについて
ドコモの基本プランは「カケホーダイプラン」「データプラン」「デバイスプラン」などあります。
しかし、iPhoneで使用できるプランは「カケホーダイプラン」のみになるので、選択肢がありません。なので、これが固定費として掛かります。
ただし、このプランに契約することで、他社ケータイ・固定回線含めたあらゆる通話にカケホーダイになります。つまり、「掛けた分だけ料金が発生する」ということが無くなります。
プロバイダ(ISP)について
インターネットに接続するための契約として、これも契約が必要になる項目。しかも選択肢が無く、必ず「spモード」に契約する必要があります。
パケットパックについて
パケットパックは、月々のデータ容量を決定する重要な項目。
パケットパックには以下の3つの種類があり、どれかを選択します。
・データSパック(2GB) = ¥3,500/月
・データMパック(5GB) = ¥5,000/月
・データLパック(8GB) = ¥6,700/月
(※個人利用では関係ありませんが、家族で1つのデータ容量を喰い合う「シェアパック」というものもあります。詳しくはこちら。)
既定のデータ容量を超過した場合は、著しい通信速度制限が掛けられます。これにより通信速度の低下が発生するので、注意が必要です。
超過した場合の救済措置として、「1GB 追加オプション」があります。これは「¥1,000払えば当月分のデータ容量に1GB分追加しますよ」というもの。これも上手く活用しましょう。
私の妻の使い方であれば、きっと2GB/月は超えないと思うので、契約は「データSパック」で。
家にはWi-Fiも完備していますし。とりあえず2GBでスタートしてみて、たまーに超過する程度なら「1GB オプション」を使い、毎月超過するようならプラン変更しようと思います。
ここまでが、契約プランに関する話。
機種代金を一括で払う場合は、今までの料金を合算した料金がランニングコストになります。
機種代金を月々の分割払いにした場合は、分割したiPhoneの機種代金に今までの契約プラン料金を加えた料金が、月々のランニングコストになります。
機種代金について
iPhoneの機種代金は、以下の項目をどれにするかによって変わります。
・iPhoneのモデル
・iPhoneの容量
・新規契約 or 機種変更
それを表組みにしたのが、以下の通り。(※こちらのページの内容を抜粋しています)
「分割支払金」「月々サポート」「実質負担額」とあって、なにやら分かりにくい表組みですが、大事なのは「実質負担額」です。
つまり、「そもそも、ドコモから月々の割引が一定額ある。この割引額を、機種代金を24ヶ月(24回)で割った月々の支払い額から差し引いたのが、実際に支払う月々のランニングコスト(実質負担額)になります」という意味です。
今回妻が選んだのが、iPhone 6 の 64GB。加えて機種変更なので、必要な月々のランニングコストは以下の通りとなります。
各種割引サービスとオプションについて
基本的には、今まで記した内容の合算が、月々のランニングコストになります。
そこから、ドコモが展開している各種割引サービスやキャンペーンを利用すると、少しランニングコストが抑えられたり、プラスのオプションをもらえたりします。
享受できる条件がもろもろありますので、詳細は以下のリンクから参照ください。ちなみに、妻が条件に合致するような特別な割引はありませんでした。
あと忘れちゃいけないのが保険ですね。紛失や故障した場合の機種交換対応に関する保険を、月額料金で追加できます。
保険には2種類あって、Appleが提供している「Apple Care+(¥392/月)」と、ドコモが提供している「ケータイ補償サービス(¥600/月)」とがあります。
サービスの対象範囲が微妙に違うので、以下のリンクから比較してみてください。
過去にケータイを水没させた経験もあるため、今回は保証が手厚い「ケータイ補償サービス」を選択しました。
総額いくらになるのか
さて、今回の妻の機種変に際して、結局ランニングコストはいくらになったのか。
合算すると、以下のようになります。
・spモード = ¥300/月
・データSパック(2GB) = ¥3,500/月
・機種代金 = ¥950/月
・ケータイ補償サービス = ¥600/月
◇合計 = ¥8,050/月(税抜)
ドコモでiPhoneを購入する際の参考になれば幸いです。
あとがき
選択肢がほとんどないってところが、なんとも言えないですね。
シンプルで分かりやすくていいのかもしれませんが、節約する余地がほとんど無いっていうのも、なんだかしょんぼりです。