娘ができてから教育番組を一緒に見る機会が増えたのですが、そこで出会う音楽がどれここれも素晴らしいのです。大人になってから改めて気付かされる、新しい発見でしたね。
有名な話でいえば「アンパンマンマーチ」。
なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのはいやだ!
この一節だけを抜き出してみても、考えさせられるものがあります。大人になった今だからこそ、自分の人生を見直すキッカケになれる。そんな歌詞です。
そしてもうひとつ。
私の妻が「これ神曲だから」とドヤ顔で紹介してくれたのが、NHK教育番組「フックブックロー」の主題歌である「青空しんこきゅう」でした。
「なにが神曲だよ」と思っていた私も、この曲ばかりは人生の真理を学んだ気がしました。
NHK教育番組「フックブックロー」とは
フックブックローは、NHKの定番形式であるパペットを使ったバラエティー番組。1986年生まれの私と同世代の方は、ハッチポッチステーションが馴染み深かったと思います。
舞台は古くから続く「日々はんせい堂」という本屋さん。そこで日々巻き起こる話はすべて、のんびりとした気持ちのいい温度感なものばかり。忙しない日々の中でも、心に和やかな気持ちを思い出させてくれます。
音楽が非常に豊富なのも、フックブックローの大きな特徴です。しかも現代のJ-popを含んだカバー曲を演奏することがあり、子どもと一緒になって大人も楽しめるのが嬉しいところ。BUMP OF CHICKENの「天体観測」なんかもカバーしていたりします。
平日の毎朝7時35分〜7時45分に放送していますので、気持ちの良い朝を過ごしたい方はぜひ見てみてください。早起きもできて一石二鳥ですよ。
神曲「青空しんこきゅう」の歌詞
そして本題であるフックブックローのメインテーマ「青空しんこきゅう」。番組を象徴したような緩やかで流れるようなリズムと、キレイな歌のハーモニーが特徴的です。
そして何と言っても歌詞が秀逸。
ぜひ曲と一緒に目で追ってもらいたい。一度でいいから番組を通しで見てもらいたい。それぐらい素晴らしい曲と歌詞です。
「焦っても、のんびりでも、ちゃんと明日は来る」
「急ぐときほど口笛吹こう、悲しいときほどにっこり笑顔」
「幸せはいつも、後ろから追いついてくるよ」
これらの言葉を初めて聴いたとき、日々忙しなく動いている自分にブレーキが掛かり、肩の力がスッと抜けたのを覚えています。現在地で立ち止まり、周りを見渡す余裕が生まれた瞬間でした。
大人になった今だからこそ、心に響く名曲です。
大人になった今だからこそ心に響く教育番組
オトナになった今だからこそ、昔とは違った見方ができて、なかなかに面白いです。娘がもう少し大きくなったら、きっと見ている視点が全然違って、新しい発見がいっぱいあるんでしょうね。
ちなみに今の私のお気に入りは、
- ピタゴラスイッチ
- デザインあ
- フックブックロー
- びじゅチューン!
このあたり。特に「デザインあ」はフックブックローに次いでお気に入り。大人がみても非常に楽しめる、センス溢れた良い番組です。