この前電車の中でMacを広げてる人がいてね、チラッと横目で見たんだよ。そしたらデスクトップにびっしりファイルが置いてあってさ。なんか久しぶりだね、ああいうパソコン見るの
ボク、ああいう使い方許せなくってね。デスクトップにファイルが溢れるとか、精神的にダメ
そういえば、ばんかさんのデスクトップっていっつも綺麗ですよね。整理整頓に時間かけてそう
いや、ボクはそういう手間が嫌だから、毎朝必ず、自動的にデスクトップのファイルが掃除されるように設定してあるんだ
デスクトップのファイルを強制除去「Clean」
ボクが愛用しているMacアプリ「Clean」は、デスクトップにあるファイルを綺麗さっぱりクリーンに掃除してくれるアプリです。
このアプリを使うと、あれだけ溜まりに溜まっていたデスクトップのファイルを、一瞬のうちに消し去ることができるんです。
「消し去る」という表現をしましたが、ファイルをゴミ箱に入れたり、ましてや消去するわけではありません。予め設定しておいたフォルダに、ファイルを移動させてくれるんです。
このように、「@Desktop」というフォルダの中に、日付別に分けられたフォルダが並んでいますね。さきほど除去したファイルは、この中の「2018 2月01」というフォルダの中に格納されます。
捨てられない精神を利用した整理整頓メソッド
デスクトップがファイルで溢れてしまう人は、たとえばこういったことを考えているのではないでしょうか。
このファイル、個別のフォルダに整理するほどじゃないけど、いつか使うかもしれない……。捨てられない ——けど、整理もできない——。そうだ!とりあえずデスクトップに置いておこう(名案)
つまり、捨てられない精神。いつか使うかもしれないから、怖くてゴミ箱に入れられない。削除してしまった後に必要になったら大変だ。そう考えてしまうんですよね。
ボクも同じ気持ちだからわかるんです。でもその気持ちを引きずったままでは、いつまで経ってもデスクトップは綺麗にならない。
そこで「Clean」です!
「Clean」の良い所は、「捨てない」ってところ。一時的に「@Desktop」というフォルダにファイルを避難してくれるだけであって、必要な時はいつでも取り出せる。これなら安心してデスクトップのフォルダを除去できます。
しかも嬉しいことに、掃除したファイルは日付ごとにまとめてくれます。これが結構重要なポイントでして。「あのファイル、たしか一昨日か、その前か——最後に使ったのは、たしかそれぐらい前——」という曖昧な記憶からでも、すぐに目的のファイルを見つけ出せるんです。
3ヶ月触らなかったらゴミ箱へ
「Clean」を使って掃除しても、それはマヤカシ。目についた邪魔なゴミを、面倒くさいからとりあえずタンスに押し込めたのと同じこと。
いつかタンスはパンパンになります。Macも同じで、容量がいっぱいになる日はいつかやってきます。したがって、貯めたゴミは定期的にゴミ箱へ捨てる必要があります。
そこで大事になるのが「自分ルール」。
捨てることに「考える」という作業を入れると、途端に判断が難しくなります。「このファイル、必要かな?もう使わないかな?」と考えては絶対に駄目です。
この作業を機械的に、ただただルールに則ってファイルを削除しなければなりません。
したがってボクは「3ヶ月間、触らなかったファイルは、もう二度と使うことはないだろうから、削除しよう」と決めています。
つまり「Clean」でまとめられた「@Desktop」フォルダの中から、3ヶ月を過ぎたフォルダを一括でゴミ箱にぶち込むのです。こうすることで、Macの容量が一定以上増えないようにコントロールしています。
こういう使い方ができるのは、「Clean」の「日付ごとにフォルダを分けてくれる」という配慮があってこそ。だからボクは「Clean」を使い続けています。
デスクトップは一時的な保管場所
仕事で作った資料など、絶対に必要なもの、大切な資料は、もちろん別で管理していますし、ファイルを作ったらすぐに整理整頓しています。
ただ、一時的に作った修正依頼の指示書や、ちょっとしたスクリーンキャプチャ、ブログ記事のために作った画像など、いつまでも手元に持っておいても仕方ないものって、結構出てきます。
そういったファイルは「とりあえずデスクトップに」です。これはみなさんと同じ。
でもその「とりあえずデスクトップに」を、そのまま放置しておくと、後々大変なことになります。
デスクトップはあくまで一時的な保管場所として利用ましょう。必要か不要かの判断がすぐにできないものは、「Clean」を使って一時的に避難させ、寝かせた後に削除。
これがボクのデスクトップクリーン化メソッドです。