アニメとか漫画は、控えめに言って結構好きです。その中でも最近は「僕のヒーローアカデミア」ってアニメがメッチャ好きで、毎週欠かさずチェックしているほど。
ストーリーはベタのベタで、王道のド真ん中を突き進んでいる感じなのですが、引き込まれる魅力がそこにあります。
元は週刊少年ジャンプで連載している漫画で、現在アニメが絶賛放送中。
限られた能力を工夫しながら進む系はやっぱ面白い
種類は異能系バトル漫画。
「ジョジョの奇妙な冒険」や「うえきの法則」のようなスタンスで、「生まれながらにして、他の人にはない特殊な能力を備えている」という前提の世界観。個人が持つ能力を「個性」という言い方をしています。
何が熱いって、限られた能力を工夫しながら進んでいくところですよ。
ジョジョでもそうですが、最強の能力ってないんです。ある面から見たらメッチャ強いけど、違う側面から見ると弱点がある。
生まれながらにして決められた「個性(能力)」を持っていて、これを変えることはできない。じゃあその限られた条件の中で、どういう戦略を立てたら相手に勝てるか。
そういう組み立てが楽しいんです。
通り一遍等に殴る蹴るで最強を決めるんじゃない。目先のゴールではなく、その先の目的に向かって、どうやったら進めるか。
単行本はまだ9巻ですが、これからどんな展開になっていくか、楽しみで仕方のない漫画なのです。
無駄に暑苦しい世界観が逆に良い
あと、デザインがアメコミ風というかね。いわゆる「子どもが好きなヒーローって、こういうのでしょ?」というのを具現化したようなデザインが特徴的なこの漫画。
というのも、物語が「世のため人のために個性を使う『ヒーロー』という職業がある」という前提の世界観なのです。「タイガーアンドバニー」や「ワンパンマン」みたいな感じですね。
大人が見ると子供っぽく映るかもしれません。私もそうでした。なんか子供っぽすぎるので、大人が見るようなものではないのかと。あーいわゆる少年漫画なんだなーって。
でもね。ここまで突き抜けてこだわり通すと、一周回ってクセになります。清々しいぐらいの熱さなんです。ダサさにハマる感じ。
王道なんだけど、気になる展開
物語の主人公は、本当にありがち。
個々人が特殊能力を持っているのが当たり前の世界で、唯一「個性(能力)」を持たない主人公が、それでもヒーローに憧れて、成長していく物語。
いわゆる落ちこぼれが強くなる系です。スポーツ漫画にありがちなタイプ。
でも、王道だから引き込まれる。王道だから、どこをハズしてくるのかが楽しみになってしまう。期待せずにはいられないのです!
とりあえずアニメ2話分がニコニコ動画で無料だから、見てみるといいですよ。たった2話ですが、話の展開に胸が熱くなりますから。