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あぶく銭の正しい使い方!貯金がもっとも退屈で間違った選択である理由とは

abukuzeni-tsukaikata

突然、ひょんなことから、まとまった金額のお金を手にすることってあると思う。本当に稀だが、宝くじがあたったとか、思わぬ人からお年玉をいただいたとか、タンスの中から出てきたとか。

そういうお金を手にしたとき、どうするのが正しいだろうか。

堅実に貯金する人もいるだろうし、ラッキーだと思ってパーッと使う人もいるだろう。どれも正しいし、正解・不正解はない。

そんな "あぶく銭" について、とある人の言葉が僕の心に強く残ったので、そんな話をしようと思う。

泡銭の正しい使い道は「楽しむこと」である

「そういうお金は、使わないと無くなるんだよ」

一見すると矛盾するような言葉だけれども、いやはや確かにそうだよなと、僕の中で妙に納得した一言だった。

 

つい先日、家の掃除をしていたら、今は使っていない青色の銀行カードと通帳が出てきた。昔使っていたような気がするが、いつ、なんのために使っていた口座か思い出せない。

暗証番号の記憶も曖昧だ。引き出せないかもしれない。まぁ存在すら忘れて、しまい込んであるようなものだ。預金なんて残っていても、3千円やそこらだろう。ちょっと残ってたらラッキー程度に思って、とりあえず通帳の記帳だけすることにした。

そうしたら驚いたことに、53万円も入っていた。

出どころのわからない大金に焦ったが、記帳の記録を見ると確かに自分のお金らしい。自分のだらしなさは一旦棚に放り投げて、こんなこともあるもんだと妻と笑いあった。

さて。大切なのは使い道である。

完全な "あぶく銭" だ。今後の支出計画の範囲外であり、なにに使うにも自由なお金。

まず、こんなラッキーを自分だけが独り占めしても面白くない。そこで、妻に10万円・自分に10万円と割り振り、残りを家の預金に回すことにした。

手元に残った10万円。十分すぎるほどの大金を、さてさて何に使うか、夢は広がる。

まずは、かねてから欲しいと思っていたものを思い浮かべた。デジタル一眼レフ・パソコン・自転車・iPad……。特に iPad Pro はかねてからずっと欲しいと思っていた。今の貯金と合わせれば、かなり楽に手に入れられる。

次に考える。贅沢ばかり考えるのではなく、堅実に生きるのはどうかと。最近 iPhone 12 Pro Max を買った僕だ。分割での支払い分の足しにして、今後の生活への負担をすこしでも減らすのも正しい選択に思えた。

何が正しい選択か「うーんうーん…」と決めあぐねていたところ、妻のお母様からかけられた一言。それが冒頭の言葉だ。

「そういうお金は、使わないと無くなるんだよ」

たしかに、「何かのため」と称して貯金していたら、きっと気だけが大きくなって、結局徐々に預金は減少。最終的に「何に使ったかわからないうちに、お金だけがなくなった」という最悪なケースに陥ることは、容易に想像できた。

そう。最悪なケースだ。せっかくのラッキーを、結局なにに活かすこともできず、ただただ殺すことになる。これは本当に「つまらない使い道」だ。

あぶく銭で大切なのは、その偶然を楽しむことだ。

もともと予定になかったお金なのだから、好きに使って問題ない。そうと思えば、そのお金を使って最大限の幸福を手に入れることが、正しい使い道だといえる。

そう。大切なのは「使い道」である。「これのためにお金を使った」と明確にすることこそ、偶然のラッキーを最大限に楽しむ秘訣だ。

そして僕は、MacBook Air M1 を選んだ

「パーッと使うぞ!」と心に決めてから、決断までは早かった。

自分にとって何が大切かは、”それ” と一緒に過ごす時間で測ることができる。

自分が僕が過ごす生活・仕事のなかで、一緒にいる時間がもっとも長いもの。それこそが自分にとって有意義なものであり、生活や仕事を潤すための道具である。つまりパソコンだ。

一眼レフや自転車も魅力的だった。しかしこれらは、使う機会も時間も限られている。共にする時間で考えたらほんのわずかで、僕の生活・仕事レベルを劇的に向上させるものではない。

プライベートでもビジネスでも、どんな場面でも切り離せない存在。僕にとって最高のコストパフォーマンスを発揮できる道具は、MacBook Air M1 であった。

そのMacを使ってこの記事を書いている今、この選択が正しかったと確信している。やはりあぶく銭はパーッと使ってしまってよかった。あそこで「貯金」などという退屈な選択をしなくて、本当によかった。

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ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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