アイデアが0から生まれる事はありません。必ず、何か既知の事実が2つ以上組み合わさってできあがります。
これはブログのネタでも同じ事。自分だけのアイデアだけでブログ記事はできあがりません。
いや、むしろ他人の記事は大いに参考にしつつ、利用すべきです。その対象が人気記事であるなら、尚更活用していきましょう。
では、どうすればいいでしょう?今日はその「他人のブログ記事を利用して、自分の記事にする方法」を3つ紹介します。
例えば、Macのアプリやその活用術を紹介してくださる男子ハックさんで書かれていた以下の記事。
僕のMacに欠かせないMacAppStoreから手に入る便利アプリ32個 | 男子ハック
この大人気記事を例に、私がブログネタを3つほど作ってみましょうか。
裏を使う
まずは私がよく使う方法。「裏を使う」方法です。
例えば例題の記事の「裏を使う」と、どういうタイトルになるでしょうか。注目すべきは「MacAppStoreから手に入る便利アプリ」という所。
つまり、裏を使えば「MacAppStoreから手に入らない便利アプリ」という事になりますね。
他の例をひとつ。例えば「私がiPhoneを手に入れてから使い続けている神アプリ5選」という記事があったとします。これの裏はなんでしょう?
答えは1つではないでしょうが、私なら「iPhoneを手に入れてから即アンインストールしたボツアプリ5選」なんて記事を書くと思います。
コンテキストを変換する
コンテキストとは「脈絡」「状況」「前後関係」「背景」などを指します。これらの "前提条件" を変換するだけで、ブログのネタはできあがります。
例えば冒頭の記事のコンテキストを変換すれば、「僕のiPhoneに欠かせないAppStoreから手に入る便利アプリ32個」となります。
□コンテキストを追加する
さて、何もコンテキストは変換するだけではありません。追加すると、記事はもっと面白い展開をみせます。冒頭の記事だけでも、コンテキストの追加だけで複数の記事ができます。
例えば、「時期」というコンテキストを加えます。「最近3ヶ月で僕のMacに欠かせなくなった・・・」という記事ができるでしょう。
例えば、「背景」というコンテキストを加えます。「ウェブデザイナーの僕のMacに欠かせない・・・」という記事ができるでしょう。
あと、よく人気記事になる例としては「Mac歴3年の僕のMacに欠かせない・・・」という、自分の経歴や経験を示すタイプ。これも人の信用を得られるので非常に有効です。
ベネフィットを追加する
ベネフィット、つまり利益です。読み手にとってブログの記事は、読むことで何かしらの利益を得たいと思います。
冒頭の記事の例で言えば「超便利なアプリが32個も知れる」という点にベネフィットがあります。
では、ベネフィットを追加するとは何でしょう。
シンプルに「僕のMacに欠かせないMacAppStoreから手に入る便利アプリ100個」にしてみてはいかがでしょう。これだけで読み手にとっては、より多くのベネフィットを手に入れられます。
(しかし、ベネフィットは多ければ多いほど良いわけではありません。焦点をブラしてしまうと、逆に誰にも響かない記事になってしまいます。)
□ベネフィットを変換する
ベネフィットを変換するのも非常に有効な手段です。つまり、読み手が得られる利益を「個数」ではなく、他の何かに変えてみるのです。
例えば「僕のMacに欠かせないMacAppStoreから手に入る便利アプリ32個が欠かせない理由」という感じ。タイトルが長くなってしまうので調整は必要ですが、読者へのベネフィットが変わります。
つまり読み手へのメッセージが、「便利アプリの紹介」から「アプリの選び方」や「アプリの活用方法」へと変換されたのです。
あとがき:人の記事はパクらず、アイデアを頂く
人の記事をパクッてはいけません。ですが、インスパイアされるのは大いに結構だと思います。
ただ、その際は元ネタ記事の紹介もお忘れなく。失礼のないようにしたいものですね。
それでは、今日はこの辺りで。あなたは私のこの記事を利用して、どんな記事を仕上げて頂けるでしょうか。