革製のAirPodsケースが安かったので買ってみたのだが、これがどうやら失敗だったようだって話です。
いままでは「絶対防御」を合言葉に、以下のハードケースを使っていました。品質には大満足で、何も不満はありませんでした。
ただ、やっぱりちょっと オシャレ
とは言えない見た目なのは否定できない。そこで、ちょっとデザイン的に格好いいものを使ってみたいと思い立ったのです。
買ったのはSHEINというネットショッピングサイト。アパレルをはじめとした各種商品が、異常なほどに安いと話題で、ネット広告で目にしたことがある人も多いでしょう。
とにもかくにも、値段が本当に、異常なほど安い。しかも発送が中国からということもあり、まったく信用ならないサイト・サービスです。
しかし僕のじいちゃんから「ブロガーたるもの、食わず嫌いしてはならん」と教わったので、ネタにする覚悟で買ってみたのでした。
購入したのがこちらの商品。AirPods 3用の革ケースです。
商品ページを見たときは「えっ!こんなものが、この値段で?!」と驚いたものです。
革製で味のあるデザイン。ボタンも付いているからケースのフタが勝手に開くこともない。
Amazonで似たような商品を数千円で販売しているのを見たことがあって、写真を見比べてみても遜色ないように思えました。
実際に手元に届いて、そして使ってみて確信しました。これは微妙だ…と。
たしかにパッと見た感じは風情はあるし、実用性も兼ね備えているけれど、日が経つにつれて 製品としての粗さ
と ぬぐえないチープ感
を無視できなくなってきたのです。
素材がハチャメチャにチープ
まず素材のチープ感が否めません。
最初に見たときは「おっ、意外とちゃんとしてるじゃん?!」と思ったのですけれど、使っているうちにだんだんと、このペラッペラの素材が許せなくなってくきました。
ちょっとフェイクなレザー
というレベルじゃなく、厚紙に革っぽい何かを貼り付けたような感じ。表側をつくろっただけで、素材は全く違うもののような気さえします。
「モノ」というのは、それを所持すること自体の楽しさやワクワクがある。けれどこのケースについては、喜びを感じることができませんでした。
寸法が微妙にあっていない
寸法が絶妙に合っていないのも、使っているうちに気になってきてしまいました。
特にこのインジケーターの位置のズレが致命的。穴が空いているのに、その位置がずれていて、インジケーターの色を確認することができません。
インジケーターは、充電ケースやイヤホン自身のバッテリー残量を目視でざっくり確認できる重要な機能。これが使えないなんて、あってはなりません。
ありがちな縫製の甘さ
安物にありがちな縫製の甘さ。最初からほつれていたか、それとも使っているうちにダメージが入ったのか、今となってはそれはわかりません。
しかし使い始めて1ヶ月も経たないうちにこのありさまです。これでは長く愛用し続けるのは難しいでしょう。
わしゃわしゃと糸が飛び出ている様子は、見ていて非常にみすぼらしい。なんだか持っていることが恥ずかしくなってきてしまいました。
悪くはないんだけど……
これで価格が数百円というのだから、文句をつけるつもりはありません。ただし感想としては、期待を超えるような点は何もなく、ただただ「やっぱりな」という思う他ありません。
これはおそらく、1を見て10を知った風に語っても問題ないでしょう。SHEINで販売している商品に過剰な期待してはいけないし、「良いものを安く手に入れよう」という意図で手を出してはいけないように、僕は思います。