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Appleの「メモ.app」が結局は最強のメモアプリだった5つの理由

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素早くメモをするためのアプリ、あるいは文章を書き溜めるためのアプリについては、いろいろと試してきた。特に気に入っていたのは「Bear」で、長いこと付き合ってきたと思う。

しかし、なんやかんやと紆余曲折した結果、結局は Apple の「メモ.app」が最強だって思う。

アイデアをパパッとメモするにも、
ブログ記事の下書きを書き溜めるにも、
仕事で考え事をしているときの思考整理にも、
妻から頼まれたスーパーでの買い物リストにも。

日常のあらゆるシーンで「これだけあれば事が足りるな」と思えてくる。それだけの汎用性・万能感があるのだ。

今回は、そんな「メモ.app」について私が魅力に感じている点をお話ししようと思う。

もしまだ「メモ.app」を使ったことがないなら、その魅力がちょっとでも伝わって、試してみてくれたら欲しい。

魅力1:手書き・テキスト入力の両方に対応!しかも高品質で

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ペンで描くメモ。キーボードで入力するテキストのメモ。どちらの形式でメモを取るにしても、ストレスがなく、頭を使わず自然体で使えるのが「メモ.app」の魅力だ。

私は iPad mini 6 を愛用しており、たびたび手書きのメモをとる。思考の整理だけでなく、なんとなくラクガキを書きたくなったり、記事の構成案を練ったり、用途はいろいろだ。

そんなとき「手書きのメモはあっちのアプリで、テキストのメモはこっちのアプリ」と、保存場所があっちこっちに散乱してしまっては、あとからメモの所在を探すのに苦労してしまう。

メモはどんな形であれ、一箇所に集めるべきだ。
「メモ.app」なら、形式やデバイスに縛られず、好きなようにメモを残すことができる。

どちらかに特化したアプリは多々あるが、両方がある一定水準以上のクオリティを誇っているアプリは、実はほとんどない。私はまだ出会っていないのだ。

たとえば私が過去に愛用していた「Bear」というアプリは、テキストによる情報の整理には長けていた。しかし手書きメモに関するクオリティは、お世辞にも常用できる性能にはなっていなかった。

逆に iPad で人気のノートアプリ「Noteshelf」や「GoodNotes」は、Apple Pencil による手書き入力は非常に心地いいが、キーボードを使ったテキスト入力には弱い。

こちらを立てれば、あちらが立たず。用途やシーンによってアプリを使い分けなくてはならず、それに煩わしさを感じてしまうのだ。

「メモ.app」は良い。
いちいち悩んだり考えたりせず、とりあえず「メモ.app」を立ち上げればいい。

魅力2:手書きのメモと混在させられる

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すこし似た話だが、「メモ.app」は同じページの中で、手書き文字とテキストを混在した状態で保存できる。

たとえば上のキャプチャは、今年の夏にプールを購入しようとしたとき、比較検討するために取ったメモだ。Amazonのリンクとテキストメモを入力しつつ、調べた内容を手書きで雑にメモを取っている。

こんな風に、ひとつのメモの中でさまざまな表現ができるのも「メモ.app」の魅力。形式や手法にとらわれず、自由にメモを取ることができる。

魅力3:過不足ない機能で使い方で悩まない

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機能が少なすぎるのは問題だが、多すぎるものまだ問題だ。できることが多すぎると、道具の使い方や操作方法にばかり頭を使ってしまい、肝心のメモの内容がおろそかになってしまう。

たとえば iPad で人気のイラスト作成アプリ「PROCREATE」は、ペンの種類が豊富で、表現方法も無限大。レイヤーの管理もできて、本格的なイラスト制作に最適だ。

しかしラフな落書きをしたいときには少し不向き。選べるペンの種類が潤沢すぎて、どのペンで書こうか迷ってしまう。ペンの色や太さなど、メモを取るには到底必要ないところにばかり意識が持っていかれてしまう。

その点「メモ.app」は、使える機能が限られていて、多くもなく、かといって少なくもなく、必要十分な機能だけが揃っている。

ペンの種類も「ボールペン」「マーカー」「鉛筆」に絞られていて、どのペンを使うかで悩むことはほとんどない。

テキスト入力もリッチテキスト形式に対応していて、ツールバーから使いたい機能を選択するだけ。太字にしたり、テキストにリンクを付けたり、表を作ったりと、必要な表現方法は網羅している。

道具に使われるのではなく、自分が主体で使いこなすもの。大切なのは「何をメモするか」だ。使い方で労力を費やさないのは、良いアプリの証拠である。

魅力4:Mac・iPad・iPhoneで同じ状態が常に維持される

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Apple が提供しているアプリともあって、Apple 製品への親和性が非常に高い。当たり前だが、その当たり前を当たり前に享受できるのは嬉しいことだ。

私が持っているApple製品は「iPhone」「iPad」「Mac」。いつ、どんなときでも、どれかを手にしてる。だからメモは、一番近くにあるデバイスで取る。

どれでも良い。どれで取っても結果は同じ。どのデバイスの「メモ.app」を使っても、情報は一瞬で並列化。すべてが同じ状態にならされる。

何の作業も必要とせず、シームレスに一瞬で情報が統制されるのは、本当に気持ちがいいし、メモがなくならないという安心感にも繋がっている。

そういえば昔、とあるメモアプリを使っていたとき。ブログの原稿を書いていたら急にアプリが落ちて、再起動したら作っていた原稿が微塵のかけらもなく消失したことがあったっけ。

あれから、そのアプリを使うことは絶対にない。そういうしょうもない心配事に頭を悩ませなくて済むのも、やはり「メモ.app」の魅力だと思う。

魅力5:思いついた瞬間にメモが取れるスピード力

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「メモ.app」は Apple 社がリリースしている純正のアプリだ。だからこそ、独特のインターフェースや機能が許されている部分がある。

たとえばクイックメモがそうだ。

iPad の右下から左上に向けて、Apple Pencil で画面をなぞる。そうすると「メモ.app」の小さな新規メモ画面が開き、すぐにメモを取り始めることができる。

他のサードパーティー製のアプリでは許されない、独特な機能だ。これが使えるからこそ、自分の思いつきを後回しにせず、ちゃんとメモとして形に残せる。

イマイチな所もいっぱいある

「メモ.app」が完璧なアプリかというと、実はそうではない。個人的に「もっとこうだったら良いのに…」というポイントはいくつもある。

たとえば、作ったメモを「.txt」形式のファイルに書き出そうとすると、意外と手間がかかったりする。それ専用のアプリが必要なのだ。

フォントを変更できない点にも不満がある。楽しく執筆するうえで、フォントは重要だ。お気に入りのフォントでメモが取れることが、個人的には重要なのである。

あと、やっぱりマークダウンには対応してほしいとは思う。キーボードだけで簡単な装飾が作れるのはやはり便利だ。

ただ、そんな細かい不満点を並べつつも、なんやかんや結局は戻ってきてしまう、そんな魅力があるアプリだ。

シンプルだが、そのなかに「スルメ」的な、使えば使うほど馴染んでくる親しみのようなものが感じられる。

  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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