ノーコードツールであるGlideを使って制作されたアプリの事例を集めてみました。ご自身で作る際の参考にしてみてください。
それぞれのアプリについて、私の考えやコメントも付けていますので、合わせてお役に立てば幸いです。
図書管理
図書管理
図書館利用アプリケーションです。
アプリ自体はシンプルで、書籍情報がまとめられているアプリです。
特徴はGAS(Google Apps Script)との連携。図書情報が自動化されていて、管理者は自分で入力する必要がありません。
図書に必ず割り振られる「ISBN」を入力すると、そこから図書情報を取得。自動的にGoogleスプレッドシートに情報が記述され、アプリにも情報が反映されるようになっていているようです。
Glideに付与できる機能は、それぞれ単体で見るとシンプルだったりしますが、GASとの連携を設計に組み込めるようになると、一気に発想の幅が広がりますね。
まいどるグルメコンシェルジュ
まいどるグルメコンシェルジュ
ご飯が大好きなまいどるがオススメのお店を案内するよ♪
個人のレストラン情報をまとめたアプリ。「地図」「リスト」「キーワード」など、いろいろな軸からレストランを検索できます。
レストランの詳細ページからは、主宰である「まいどる」にメッセージを送れたり、寄付金を支払うことができます。いわゆる「投げ銭」みたいなものですね。
Glideを使ったアプリのアイデアは発想できても、マネタイズの仕組みに悩んでしまうことはあります。これは、マネタイズの手法として良い一例かもしれません。
いなぎお弁当マップ
いなぎお弁当マップ
東京都稲城市のお弁当屋さんをマッピングしたアプリ。特徴は、ユーザー自身がお店の情報を作成できること。
アプリ内に設置してある「お店を登録する」ボタンを押すと、Googleフォームにリンク。フォームに入力した情報が、このアプリに登録されるように設計されています。
また、チャット機能を実装しているので、ログインしたユーザー同士がメッセージを交換することも可能。
アプリの制作者ではなく、使用しているユーザーたちが成長させていくアプリといえますね。
瀬谷区公園マップ
瀬谷区公園マップ
神奈川県横浜市瀬谷区の公園情報をまとめた地図アプリ。
特徴は、横浜市が提供しているオープンデータを活用して作られている点。
Glideの強みはスプレッドシートをデータベースとして利用できるところにあります。このように、公に発表されているデータはそのまま活用できるのは、Glideならではですね。
ただ、オープンデータをそのまま使うだけだと、どうしても情報不足感が否めません。より完成度を高めるなら、各公園についてより詳細な情報をまとめるといいかもしれません。
明大生向け情報アプリ「Mei-Mei」
Mei-Mei
明治大学のサークル、イベント、飲食店の紹介や明大ニュース!
明治大学生向けの総合情報アプリ。19歳の明治大学の学生が、約2週間という短い期間で制作し、月間16万PVを達成したことで話題になりました。
コンセプトとスプレッドシートデータさえあれば、こんな短期間でも、これだけ充実したアプリが作れてしまう。それがGlideの強みですね。
特徴は情報の豊富さ。「サークル紹介」「ゼミ紹介」「授業紹介」「食事情報」「時事的ニュース」など、大学生活を送る上で役立つ情報がこのアプリにすべて詰まっています。グラフやチャートを活用して、視覚的にもわかりやすいデザインとなっていますね。
これだけの情報量をまとめたアプリは、他でもなかなかみません。データベースとなっているスプレッドシートが、どのようにまとめられているか、気になるところですね。
漫画シェア
漫画シェア
おすすめの漫画を共有しあうって、最高じゃない?!
ユーザー投稿型の、おすすめの漫画を紹介しあってデータをまとめるためのアプリ。
アプリ画面の右上にある「+」から、アプリ内の投稿画面に遷移。必要な情報を入力すると、漫画の情報がアプリ内に追加されます。
漫画はジャンルで絞り込みが可能。また詳細ページには、ユーザーがコメントを残す機能も実装。漫画の感想をそこに付与できます。
TAM紹介
TAM紹介
クリエイティブテック・エージェンシー「TAM」のメンバー紹介アプリ。職種やチームからメンバーを絞り込み・検索可能。また、TAMが行っているメディアの更新情報もチェックできます。
私が務めている会社「TAM」の、社内向けメンバー検索アプリ。
うちの会社は社員が150人強いて、すべてのメンバーを把握できなくなってきました。大阪事務所など、離れた場所で勤務されている方は特にわかりません。
そこで、TAMで働いているメンバー情報を調べられるアプリを作りました。
所属チームや職種から検索可能。メンバーの詳細ページには、その人の概要やコメントが記されています。
アプリはまだまだ未完成。今後はメンバーの情報をより詳細にまとめるとともに、制作実績などのデータとの連携を検討中です。
「ストレングスファインダー」などの性格・思考傾向分析の結果を掲載しても面白いかなって思っています。
コロナの件で出社ができなくなっている昨今、社内のコミュニケーションは大切。いま、こうした社内コミュニケーションを活性化させるためのツールが、どの会社でも見直されている傾向にありますね。
ちなみにアプリの内容的にはダミー。未完成アプリで、すべての社員情報がまとまっているわけではないので、あしからず。
あとがき
Glideの事例は引き続き発掘中!注目のアプリを見つけたら順次更新していきますので、お楽しみに。