ブログ記事を読んでもらえるか否か。それはタイトルによるところが大きいです。
タイトルが魅力的で力があれば、多くの人に読んでもらえます。逆に、タイトルに力がなければ、多くの人は大切な時間を割いてまで記事を読もうとは思いません。
ではどうすれば魅力的なタイトルが付けられるか。以下の書籍を読んで得た内容を元に、私の解釈を交えてご紹介します。
この本は、人気ブログ「わかったブログ」のかん吉さんが自身の経験を元にして、ブログ運営ノウハウをギュギュっと濃縮した一冊です。これで280円は安すぎる!Kindle版ならサクッと読めるので、オススメです。
もくじ:見出し一覧
1. 記事を全部書き終え、一度通しで読んでから、タイトルを推敲する
タイトルは内容に則したものでなければなりません。
タイトルと内容の整合性が取れていない記事。それは読者に対しての裏切りとなってしまい、読者の満足度を下げる原因となってしまいます。
「看板に偽りあり」とならないよう、記事を作り終えたら、一度自分で読み返してみて、改めてタイトルを作り直してみてください。
私は普段、タイトルを付けてから記事を作るタイプです。しかしその場合でも、必ず、本文を書き終えた後にタイトルを遂行するようにしています。
2. 記事を読んだ後、明日からの生活で何が変わるかが容易にイメージできる
ブログを読む前と読んだ後で得られる物。それを期待して、ユーザーはブログの記事を読みます。
何か悩みが解決するのか。知りたいと思っていた情報が得られるのか。
昨日と今日で得られる変化を求め、それが少しでもプラスに進んで欲しいと望むから、その記事を読む時間を割いているのです。
なので記事タイトルでは、「この記事を読んだ後にどんな素晴らしい未来が待っているのか」がイメージできるものであると良いと言えます。
3. 専門用語やニッチなブランド名は利用しない
これは先ほどご紹介した本の著者であるかん吉さんが、再三提唱している内容の1つです。
ブログのタイトルに、専門的な言葉や具体的な商品名をつけるケースがあります。この手法の狙う所は、SEOによる検索結果の向上です。
しかし、かん吉さんご自身が取ったアンケート調査だと、商品名やブランド名が入っていないタイトルの方が、多くの人にとって魅力的だと感じてもらえるという事がわかりました。
つまりユーザーは、自分にとって関係がないと思えばスルーするし、関係がありそうだと感じれば読んでもらえるのです。
ブランド名や商品をタイトルに入れると、内容が非常に限定的になってしまい、多くの人にとって「関係がない」と判断されてしまいやすい。従って、あまり得策ではないのです。
4. 簡潔明瞭で短く、パッと見で読み切れる
長ったらしいタイトルは、非常に読みにくい。結局何が言いたいのか理解しづらいケースもあります。
文字というのは、言葉を一つ一つ読んでいるようで、実はそうではない。多くの場合は、目で見ていると言った方が正確です。
従って、視認性が非常に重要。
特にTwitterやFacebookなどでシェアした時に、他のタイムラインに埋もれてしまわないようにするためにも、タイトルは簡潔明瞭であるほうが良いと言えます。
5. 誰に向けて書いているかを明確にする
先ほど「自分に関係ないと思えばスルーする」と言いましたが、逆に「自分に関係がありそうだ」と思えば読んでもらえる可能性が高まります。
そこで、この記事が誰に向けて書かれているのかを明確にすることも、テクニックとして重要です。
それは例えば「あなた」と名指しする事でも良いです。「あなたの記事タイトルがダメな理由」というような記事があったら、ちょっとドキッとしませんか?
コンプレックスを刺激するという手段もあります。「あなたの記事タイトルがダメな理由」という、ブログを運営している人なら誰もが悩むポイントを指摘するのです。
あと、「○○初心者」「○○をはじめて3ヶ月の」など、熟練度やステータスを切り口とするケースも、非常に人気が出やすい印象です。
以上の内容は、タイトルを付ける上でベースとなる部分。あとは自分で経験を積み、トライしてみて、結果を計測することが大切ですよ。
あとがき
かん吉さんのこの本は、読んで本当によかったと思います。こんな値段でかん吉さんのノウハウの一片でも得られるなら、買わない手はないと言えますね。
iPhone 6 Plus でも電車の中でサクッと読めるほどのボリュームなので、お手軽感もあってよかったです。