Evernoteへのウェブクリップも良いですが、気になったものを実行せずに、そのまま放置されたものがいくつもあります。
「このアプリ、今度試してみよう」「こんなやり方あるのか、試してみよう」そう思ってウェブクリップしたはずなのですが、いつの間にかEvernoteの奥深くに埋もれてしまう。
そんな失敗を何度か繰り返していくうちに、そもそもの原因が「Evernoteに保存していること」にあるんだと気が付きました。
やるべきことは、まずToDo。アクションが必要なのであれば、ToDoリストに追加するべきだったのです。
Evernoteは行動を喚起できない
ウェブクリップは無条件でEvernoteに入れていました。「後から見返したい記録」ということで、そういったものは全てEvernoteに入れていたからです。
そして、何かアクションを起こす必要があるウェブクリップは「Next Action」というノートブックにまとめて入れておき、時間ができたときに作業をするようにしていたんです。
ですが、やらないんですよね。「時間ができたとき」は、いつまで経っても訪れませんでした。
そもそもEvernoteは記録をするために使っていて、行動を促したり喚起させるためには使っていないのです。従って、こうなることは明白だったんですね。
アクションが必要なウェブクリップは、ToDoリストに入れるべきだったんです。
Webページ→Pocket→OmniFocus
では、どうやってウェブページをToDoリストに追加するか。
私はToDoリストに「OmniFocus」を使用しているので、その方法を2つご紹介します。また、ウェブサービスを使った方法と、Toodledoを使用した方法についても軽くご説明しましょう。
▼PC版
▼iPhone版
PCからOmniFocusに追加する
PCからOmniFocusにタスクを追加するには、メールを利用します。
まだベータ版ではありますが、OmniFocusでは、メールによるタスクの追加が可能。指定のメールアドレスにメールを送るだけで、タスクが追加できるんです。
①Omni Sync Server にアクセスし、ログインします。
Omni Sync Server |
②Mail Drop to Inbox からアドレスを作成します。
③ここで作成されたアドレスにメールを送ると、その内容がタスクに追加されます。ですので、これをアドレス帳などに登録しておきましょう。
基本的にはこれで完了です。例えばPocketに入れてある記事をタスクに追加したいときは、「Send to Friend」からOmniFocusのアドレスを選択し、メールを送れば完了です。
スマホからOmniFocusに追加する
スマホからのOmniFocusに登録する手段は2つ使っています。1つはPocketから登録する方法。もう1つはメールを利用した方法です。
2つ目の方法は上述した通りですので、Pocketからの登録方法についてお話しましょう。
アクションが必要なウェブページの流入経路は、主にRSSから入ってきます。そこで私はiPhoneアプリ「Reeder」を利用して、気になったウェブページをPocketに入れています。
▶参考:今日からできるFeedly時代のRSS購読処理フローを大公開 | あなたのスイッチを押すブログ
Pocketに入っているページをOmniFocusに登録するのはカンタンです。
①タスクに送信したいウェブページを開いて、右下のシェアボタンを選択します。
②「More」の中に「OmniFocus」がありますので、これを選択します。
③するとiPhoneアプリ版OmniFocusが開きますので、タスクを追加して完了です。
ウェブサービスを使う
Pocketは「あとで読む」サービスですが、ウェブサービス「Favory」は「あとでやる」をサポートするウェブサービスです。「あとで読む」機能に、Todo機能を兼ね備えたものと考えると分かりやすいですね。
Favory |
詳しい使い方は以下の記事が非常に分かりやすいです。ぜひご参考にどうぞ。
「Favory」あとで読むではなく、「あとで行く」「あとで試す」!Bookmark x TodoなWebサービス | TRAVELING |
Toodledoを使う方法
今回はOmniFocusを利用した方法をご紹介しましたが、Toodledoでも同じようにメールでタスクを追加することができます。詳細は以下の記事を参照ください。
[ヘルプ]タスク追加、リマインダー等、Toodledoのメール機能を活用する(文法早見表付き) | Toodledo Tips Blog |
あとがき
行動を起こす必要があるか、そうではないか。GTDにおいては非常にベースとなる考え方ですね。
ウェブページを記録するだけで行動に起こし忘れてしまいがちな方は、Evernoteにクリップする前にToDo管理してしまった方がいいかもしれません。
それでは、今日はこのあたりで。