スティーブン・キングをご存知でしょうか。彼の作品を原作とした映画はあまりに有名なものが多く、「スタンド・バイ・ミー」「グリーンマイル」「ショーシャンクの空に」などが代表的です。
と、偉そうに話を始めた私ですが、彼について知っている事と言えば、今のですべてと言ってもいいぐらい。どれも好きな映画ですが、原作を読んだこともありません。
ですが、そんな彼が残してきた名言には、私も一人の物書きとして共感できる部分が数多くありました。
それは、ブロガーとして活動していく中で大切にしなければならない考えでもあると、私は思います。
昨今、私の周りでは "ブログへの向き合い方" に悩まれている方が多いように見受けられました。そんな人達にとって、この記事が役立つものになることを願っております。
私ももう、ブログを始めて5年ぐらいになりますから。そろそろこういった生意気を言ってもいいかななんて。
※ちなみに、以下に列挙する言葉に対する解釈は、私の勝手なものです。前後の文脈も知らなければ、スティーブン・キング氏がどのような趣旨で言ったのかも存じませんので、あしからず。
自分で経験してみること
作家を志すなら、何はともあれ、よく読みよく書くことである。そこで自分自身を教え込むことが何にもまして貴重な成果を生む
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
何はともあれ、記事を書くこと。そして、挑戦していくこと。これが重要。
人から見聞きした手段ばかりを頼って、自分でトライをしない人がいます。人の成果を横取りしようとする人もいます。
ですが、そういう人には「過程」がない。「結果」だけを手に入れて、それまでの「道のり」がない。
そうすると、ほんの少しの "想定外" で「結果」に辿りつけなくなってしまいます。
ブログで成果を出し続けていきたいと思うなら、自分の手足を動かして、失敗して、悩んで、挑戦する。これが大切です。
そうすれば、あなたは何度でも「結果」に辿り着ける。
同じペースで毎日書く
取りかかった作品は完成するまでペースを落とさずに書き続ける。毎日きちんと書かないと、頭の中で人物が張りをなくす
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
ブログの場合、ひとつの作品(記事)を書くのに数日かかるなんて事はありません。ただ、終わりのないストーリー(ブログ)を作り続けているとも言えます。
そのストーリーをより良いものに仕上げるために必要なのは、同じペースで書き続けることです。
続けるということで、ブログが呼吸をし、活き活きとするんです。「ネタが出来た時に書く」なんて事をやっていては、ストーリーはできあがりませんよ。
みんな真面目に不真面目やってる
才能は食卓塩よりも安い。才能ある人と成功者の差は、努力の量だ
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
あなたの周りにいるブログを書いている人たちを、少し見回してみてください。
表から見ていると、非常に軽い印象を持たれるかもしれません。軽口を言ったり、ふわっと適当なだったり、バカみたいなネタを書いたり。
でも、実は彼らは、非常に真面目です。軽そうに見えますけど、結構深くまで物事を考えていて、ブログに対しても真摯に向き合っています。
決して、誰も適当にやってここまで来たわけではありません。
みんな、真面目に不真面目やってるんです。表の不真面目さだけを見ているなら、あなたはここまでです。
負の感情でも、エネルギーは膨大
動機は何でもかまわない
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
ブログを書くことに、何か特別な動機は必要なありません。立派な建前だけ用意しておけばいいでしょう。
私は、目立ちたいからブログを書き始めました。最大効率で名前を広めるために何ができるかを考えたら、ブログだったんです。
その気持ちは今でも同じ。その心があるから、すんでの所で踏ん張ってこられたんです。
負の感情だってエネルギー。ベクトルさえ間違えなければ、すれはあなたの燃料になり得ます。
個性とは文体ではない
登場人物が上品な口をきくか、下世話にものを言うかは、作品の価値にはおよそかかわりのないことである
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
感動した作品の影響で、その文体に染まることは一向にかまわない
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
自分の個性を文体に求める人がいます。ですが、読み手はそんなものを個性だなんて思っていませんよ。
そんなのは末端の末端にある話。本筋とは程遠いところにあります。
個性を求めるなら、書き続けてください。個性は創りあげるものではなく、鍛錬の中から滲み出て、最後に気がつけるものです。
誰も背伸びを強要してない
自分の語彙のなさを隠すために小難しく文章を書くのはよせ
ブログを書くときに大切なのは、書き手である自分が、読み手にどう見られるかではありません。
自分を良く見せるために背伸びをした文章を書くくらいなら、小学生でもわかる文章で書いた方が100倍もマシです。
文章は正しさよりも伝わるかどうか
言葉はいつもネクタイに紐靴の正装である必要はない。小説の役割は文法の手本を示すことではない
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
完璧な文章構成を目指しても意味はありません。
時には正しい文章でも、人に伝わらないことがありますし、崩れた文章だから笑えることもある。
正しさよりも "どう伝えるか" の方が重要だと思いますね、私は。
言葉には限界がある
言葉は意図を近似的に表示するものでしかない。多くの場合、どう頑張っても文章では全てを尽くせない
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
言葉だけですべてを表現することは難しいし、自分の意図の100%を他人に届けることもできない。
言葉の限界を知り、諦め、開き直る。それでもなお、100%に近づける努力をし続けていくべきである。
せいぜい手を汚し続ければいいさ
ウンコ投げ競争の優勝者は、手がいちばん汚れてない人間だ
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
炎上させて話題を作ろうなんて思うなら、そうすれば良い。
私は、自分の手を汚そうとは思わない。たまに転んで手をついた先にソレがあったとしても、私はそれを水で洗い流す努力をする。
自分の道徳心を見つめなおそう
当たり前のことを規律正しくやっていればいいの。それが幸福というものだよ
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
当たり前の事を当たり前にやる。簡単なようで、結構難しい。特にこのブログというやつでは、多くの人が数々の失敗をしてきました。
だから今一度言います。
人のもの(画像・文章)を盗んではいけません。嘘をついてはいけません。他人を傷つけてはいけません。
あなたの道徳心を貫けば、何も問題は起こりません。それが一番幸福な道なんです、きっと。
当たるも八卦、当たらぬも八卦
書くもの書くものが全部支持されるということはあり得ない
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
ブログにも波はあります。非常に好調でどんな記事を書いてもヒットする時もあれば、何をやっても鳴かず飛ばずという時もあります。
そんなものに一喜一憂していては、気が滅入ってしまいますよ。だから、「そんなときもあるさ」と気持ちを楽に、書き続けていれば良いんです。
テレビは得る物より失う物の方が多い
どこで何をしていようと、作家志望者にテレビはいらない
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
別に「テレビを見るな」って言うわけじゃないんですけどね。
テレビを見ていてよかったと思える事は、ほとんどありません。そんな経験ありませんでした。ニュースぐらいかな。
「ネタ探しだよ」なんて自分に言い訳するぐらいなら、記事の一つでも書くために手を動かした方が良いです。
これはテレビに限らず、Youtubeやニコニコ動画などでも言えますね。たまの息抜きには良いかもしれませんが、芸の肥やしにはなりそうにもありませんよ。
ネタは降ってくる
これはいける、という知恵は、ある天気のいい日に何の前触れもなく空から降ってわくものだと思っておけば間違いない
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
こういう感覚ありますよね。
ネタなんて、うんうん悩んで捻り出すものじゃなく、日常の中で気がつけるかどうかです。自分のアンテナに引っかかるかどうか。
楽しいですか?
楽しくなければ何をやっても無駄である
via: 名言格言集 スティーブン・キング語録
ブログを書いてて、楽しいですか?
そうですか。それはよかった♪私も、楽しく書いています!
あとがき
あんまり考えすぎて歩けなくなるぐらいなら、歩きながら適当に考えていったら良いと思いますよ、私は。
同じ景色の中で見えないこともあって、進んだ先から振り返って初めて気がつけることもあるんですから。